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やわらかいトンテキを食べることが人生の成功かもしれない

うしろめたさを感じているのか
無職のやまもっさんは、今日も夕食を作ってまってくれていた。

トンテキ

そういえば、1か月くらいまえに近くのトンテキ屋で一緒に食べた。
元居酒屋の2階。
自宅の1階でひっそり居酒屋をはじめたが
サイドメニューのトンテキが予想外に好評で
改築して本格的にトンテキ屋になりました
感がぬぐえない家の2階で食べた。

メーカ(工場)勤務と無職では、購入できる豚肉はかたい。

かたくてごめんね、とやまもっさん。
食器は洗ってくれなかった。

同じ職場の先輩が辞めるらしい。
今年に入って2人目である。
人手不足により、相対的若手である自分にも
重たい仕事が手広く回ってくるようになった。

この前辞めた先輩は、やりたいことをやるそうだ。
今回、辞める先輩は、独立起業するそうだ。

辞めてなんになるのだろうか。
辞めて成功できるだろうか。
柔らかいトンテキを食べられるだろうか。
成功とは、柔らかい肉を食べられるかどうか
そういうことではないだろうか

というか、
肉がかたいかどうかは
下ごしらえと焼き加減で
どうにでもなるのではないか

なあ、やまもっさん


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