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閲覧数 4000 を超えて、クチコミについて考えてみた
僕がとある店について書いた Google Maps のクチコミの閲覧数が 4月30日に 1000 を突破した。
ご存じない方も多いと思うが、あそこに何かを書いてその閲覧数が一定数を超えるとメールで知らせてくれるのである。
実は 1000 を突破できたのは、僕なりの書き方のコツみたいなものもあってのことだと思っている。そのことについて、少し書いてみようと思う。
Google Maps のクチコミと言えば、悪意のある事実無根の書き込みをされたとして、先日医療関係者が集団訴訟を起こしたばかりである。
それが本当に原告の言うように全て事実無根であったかどうかを判断する材料を僕は持ち合わせていないが、しかし、まあ、そういう書き込みをする人もいるんだろうなあ、という気はする。
ネットで注文して届いた商品がどう見ても粗悪品だったときなどに、僕もネガティブなレビューを投稿したことは一度ならずある。
でも、それは決して嫌がらせや腹いせというような悪質で執拗なものではなかったと自分では思っている。むしろ、単にこんなひどいものを売っているということを他の消費者にもちゃんと共有しておきたいという感じだ。
いや、ま、今回訴えられた側の書き込みをした人たちも同じような思いで書いたのだと言われれば、それはそうなのかもしれないが…。
いずれにしても、なんであれ嘘は書かないこと。そして、たとえネガティブなことを書かざるを得ないケースでも礼節を失わず、決して罵詈雑言にはならないようにしないとね。
ま、それは置いといて、今回閲覧数が 1000 を超えたのは僕の行きつけの理髪店であり、そこで僕の髪をずっと切ってくれているKさん(女性)へのクチコミである。
当然、そのクチコミは悪意のあるものではなく、長年担当してくれている彼女に対するとてもポジティブなものだ。
実は彼女が前にいた店についても僕は Google Maps にクチコミを投稿している。
そもそもは彼女に「書いてもらえませんか?」と頼まれたからである。念のために言っておくと、書くことの対価として金品やサービスの提供を受けてはいない。
で、その時の、その店舗に関する僕のクチコミは閲覧数は 3000 を超えた。
Google 関連ページで閲覧数 3000 というのは全然多くないのだろうけれど、僕の書いたものが誰かに 3000 回以上読まれる(厳密に言うと「読まれる」ではなく「表示される」なんだろうけれど)なんてことは、たとえ X(twitter) でもそんなにしょっちゅうあることではない。
その彼女が去年の 10月に独立して自分の店を持ったので、再度書いたクチコミが今度は 1000 を超えたのである。
町の散髪屋さんについての書き込みの閲覧数が合計で 4000超 ── 大したもんじゃないだろうか。
何よりも、(全てが僕が書いたクチコミによるものではないとしても)僕が書いてから、初めてのお客さんから指名で予約が入ることが多くなったと彼女が言っていたのが嬉しかった。
で、冒頭に書いたように、まずは読まれて、そしてできれば好感を持たれるようにするための、僕なりのコツみたいなものがそこにはある。
まずはべた褒めしないこと。
あれもこれも褒めまくると、「あ、こいつはサクラか」と思われかねない。そう思われたら終わりである。誰も本気にしてくれない。
そのためには少し貶した上で褒めること。
いや、貶すと言っても、当たり前だが、「ここのレストランは味はまずいけど、とにかく注文してから出てくるまでが早いし、なんといっても値段が安い」みたいな書き方をしたら台無しである。肝心のことを貶すと客が来るわけがない。
貶すと言うより、むしろあまり本筋でないところをちょっと茶化す感じかな。
例えば、「外から見るとそんなにおしゃれな感じの店ではありませんが(笑)」みたいな ── 単においしいご飯を食べに来たのであれば、店の外観を気にする人はそんなに多くないだろうから、そこは多少マイナス目に書いておいても構わない。
少しネガティブな表現を入れることによって、それ以外のポジティブな情報にリアル感が増すのである。
それから、僕が長年そこを利用していることを明記する。
それを読んだ人は、「なんだ、常連客のコメントかよ」とちょっと割り引いて受け取るかもしれないが、それはそれで構わない。あくまで主観で書いているわけだから、多少贔屓目になっていても仕方がないし、それを分かって読んでもらったほうが良いと思う。
事実これは僕から彼女(の店)への応援メッセージなのであるし、逆にそんなことを書いてくれる常連客を彼女ががっちり掴んでいるという証拠でもあるのだ。
今回僕が書いたのは、
彼女が店を変わるたびにどんどん都心から離れており、都落ちみたいな印象はありますが、彼女の瞬時に髪質を見抜く目は大したもので、ハサミも的確に入れてくれますし、何よりも手際がとても良いので短時間で終わります。明るく人懐っこい人柄も魅力です。
みたいなことである(実際に書いたものとは表現は微妙に変えてある)。
「都落ち」というのが、上に書いた「ちょっと茶化す」みたいな部分である。ただ、これも単に茶化しているわけではない。
上に書いた例ではわざと地名を外してぼかしてあるが、実際に書いたクチコミには3つの具体的な地名が書いてある。そのことによって、
彼女は単にあなたの町の床屋さんなのではなくて、元々はおしゃれでうるさい客も多い都心でバリバリ仕事をしてきた人なんですよ
という情報を、僕としては提供したつもりなのである。
その辺りの工夫がどれくらい功を奏しているのかは定かではないが、今の店でもやはりクチコミを読んで来てくれる初めてのお客さんがいると言う。
僕としてはとても嬉しい。そう、書いた本人が嬉しくなるって良いことだなあと思う。
クチコミって本来こういう風に書くべきものなんじゃないかな(笑)と、やや自画自賛してみたりもしている。
実は昨日、彼女に切ってもらったばかりである。
計算してみたら、彼女に初めて切ってもらってから、今年でもう8年目になる。
「そうか、もう8年か。この先もずっとお願いしたいから、僕より先に死なないでね」
と僕が言ったら、
「いやいや、山本さんこそ、死なないでくださいよ。死なれたら困りますから」
と彼女が言うので、
「いやいや、僕が死んでもそっちは客をひとり失うだけで、痛くも痒くもない。こっちは、Kさんに死なれたら、また気に入った理容師さん見つけるのが大変なんだから」
みたいなことを言って、「じゃあまた来月」と別れてきた。
さて、1000 を超えたら、次は 3000 を超えたところで Google から通知が来るはずだ。とりあえずは目指せ合計 6000 views というところか。
彼女には「次の店でもきっと書くよ」と言ってきた。次の店があるのかどうか知らないけれど(笑)
◇
【2024年9月17日 追記】
次は 3000 を超えたところで通知が来ると思ったが来なかった。その代わり、今日 5000 突破の連絡が来た。これで前の店と合わせて 8000 突破である。
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