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大学でも新聞は教材として有用なんですね。

 12月19日の朝日新聞デジタルで、「ニュースに親しみ、社会に気づき 北星学園大「新聞活用」10周年」という記事が出ています。

 「新聞活用プログラム」って?と思いましたが、つまりはNIE(Newspaper in Education)ですね。NIEは、新聞提供事業が1996年に制度化し、97年に全国に広がったことで、小・中・高校で取り組まれることが多いですが、考えてみれば大学でやっても良いわけです。

 今の若者は、スマホで自分が興味のある情報にしか接しないことが多いと思われるので、新聞のように一覧性があり、自分が興味のある分野以外の情報にも接することができるので、いろいろな気づくことがあるわけです。その分、視野が広がることになるので、現代においては新聞は非常に有用な教材だと思われるのです。

 興味を持った記事を読んで、感じたことや考えたことを書き出したり、話し合ったりするのは、小論文の練習に良いですが、それをベースにもっと深堀していけば、それなりに議論ができる情報になり得ますし、広く社会問題にふれることで学ぶことも多いわけです。

 今はどうかわかりませんが、昔は新人ビジネスマンは日経新聞を読むのが、できるビジネスマンになる秘訣だったりしたわけですから、今だってそれほど変わらないと思いますし、むしろ世の中が複雑になっていく中で、その日に起きた出来事をある程度整理してくれてある新聞の有用性は、一層強くなっているような気がしますので、NIEは小・中・高校、大学でも、もっと広まっても良い取り組みだと思います。

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