You Won't See Me ポールの失恋
今回は「ゆめ参加NAブログ」で出会ったお仲間、Kitさんからのリクエストにお応えします。
ポール来日、実現してほしいですね。ぜひライブで聴きたい1曲。
『ラバー・ソウル』収録曲。目立つ曲ではないが、コアなファンには人気が高い。
ポールは本作について「いつもはギターかピアノを使ってコードから曲を作るんだけど、この曲はたったの2つの音から生まれた。ギターの2本の高音弦の組み合わせでね」と語っていた。
このコメントを聞いても意味が分からなかった。しかしライブでギターを弾きながら実演してくれた。
そういえば、このイントロ、PUFFY「アジアの純真」のイントロに似ている。ビートルズファンとして有名な奥田民生氏、インスパイヤされたのかな?
当時ポールの婚約者であったジェーン・アッシャーとの関係を題材としており、従来のラブソングからの変化が見られる楽曲の1つとなっている。
恋人がかまってくれない心境が綴られている。タイトルは「僕に会おうともしないんだね」 という意味。
さわやかな曲調とは裏腹に、歌詞は厳しい内容となっている。
僕らは無駄にしちゃったんだ
せっかく作った時間をね
僕はおかしくなっちゃうよ
ポールは2年程、ロンドンのアッシャー家に居候していたようだ。
田舎出身、そして労働者階級出身のポールにとって、都会の上流階級の家庭の雰囲気はきっと魅力的だったに違いない。
当時ジェーンは売れっ子の女優で忙しかった。「女性は家庭を守るべき」というポールの保守的な考えをジェーンは受け入れられず、ポールとのすれ違いも多かったという。
婚約したが、ジェーンに浮気現場を目撃され破局。きっと寂しかったのだろう。
ポールは後悔して涙に暮れていたそうだ。
その後、ポールはリンダと出会い結婚。ジェーンと違い、リンダは家族を大切にする家庭的な女性。
結果、ポールにとっては良かったのではなかろうか。
この後ポールはバンドメンバーとの決別、訴訟問題、ビートルズを解散させた張本人との世間からのバッシング等、大きなストレスを抱える事となる。
おそらくリンダと出会わなければ、この苦難を乗り越えることはできなかったのではないか。
この曲を聴くたびに思うのだがコーラスが素晴らしく、改めてコーラスバンドだと再認識する。
ロードマネージャーのマル・エヴァンスがハモンドオルガンで参加している。
参加しているといってもAの音をずっと指1本で押さえているだけだが。
(2分30秒あたりから)
これはインド音楽にみられる基音持続法(ドローン)と呼ばれるものだが、ジョージの影響なのかもしれない。
曲はシンプルながらもベースはとても凝っている。コーラスの音程は上がるがベースは下がっていく。ポールは『ラバー・ソウル』あたりからベースを弾くのが楽しくなってきたそうだ。
また、ポールは次のように語っていた。
「こういったメロデックなベースを弾けるのは、モータウンを代表するベーシスト、ジェームズ・ジェマーソン、ビーチボーイズのブライアン・ウイルソン、そして僕だけだ」
ポールが言うのだったら、その通りだな!
【あとがき】
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