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Hello Goodbye ドレミファソラシド♬
今回は【ゆめ参加NAブログ】で知り合ったお仲間、「NAドリ」のマッキーさんからのリクエストにお応えします。
1967年5月、ビートルズは世界初の試みとなる24か国で同時放送された衛生中継特別番組『OUR WORLD 』にイギリス代表として出演した。番組のための楽曲として、ジョンは「愛こそはすべて」、ポールは「ユア・マザー・シュッド・ノウ」を提供。
結局、番組では「愛こそはすべて」が採用され、ポールはたいそう落胆したそうだ。
この頃、アメリカではサマー・オブ・ラブというヒッピームーブメントが起きていた。「愛こそはすべて」が採用されたのは、そんな時代背景もあったのだろう。
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その後、ポールは「ハロー・グッドバイ」を作曲。今度はジョン渾身の自信作「アイ・アム・ザ・ウォルラス」がB面扱いとなった。
ジョンは後に「ハロー・グッドバイ」が「アイ・アム・ザ・ウォルラス」をB面に追いやった。こんなの信じられるか?と語っている。
この頃、両者とも競って作曲していた時期である。
歌詞は「二元性」をテーマとしている。エプスタインのアシスタントであったアリステア・テイラーは、ポールの自宅を訪問し、楽曲の歌詞の書き方を尋ねた。すると、ポールはハーモニウムを演奏しながら、テイラーに対し「この世に存在する相対するものを叫んでみて!」と要求。
ブラック&ホワイト、イエス&ノー、ストップ&ゴー、ハロー&グッバイ
こんな反対言葉のやり取りから生まれた曲らしい。
「ハロー・グッドバイ」は単純な曲のようで、実は奥が深い。
"Hello good-bye, hello good-bye"の部分で主旋律は「ドレミファソラシド」と音階で上がっていく。
逆にベース音はドシラソファと音階で下がっていく。
こちらは反対言葉でなく、反対音階となっている。歌詞と音階がリンクしており、おそらくポールは意識的に行ったのだろう。
ちなみにB面の「アイアム・ザ・ウオルラス」はA、B、C,D,E,F,G全てのコードを使用している。ポールのドレミファソラシド音階に対抗したのだろうか?
少し前、二人は「ひとつのコード」で曲作りをした。
ポールはペーパーバック・ライターをGコードで。
そしてジョンはトゥモロー・ネバーノウズをCコードで。
それにしても二人共、果敢にチャレンジするなぁ。
それに比べ、この頃よりジョージの出番は少なくなる。インド音楽への傾倒はこのような事も関係あるのだろうか?
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また、MVで使用されているドラムには、大小2種類がある。
何故だかワンカットのみ、こっそり大きなドラムに入れ替わっている。
大きいドラムについては、リンゴが「ハロー・グッバイの撮影のために買ってみたけど、予想外に大きすぎて上手く演奏できなかった」と語っていたようだ。
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リンゴが小さく見える
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【あとがき】
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