WINGS「JET」 実はポールが義父に向けたメッセージ
今回は「ゆめ参加NAブログ」で出会ったティーンエイジのお仲間、R君のリクエストにお応えします。ポールの南米ツアーが発表されました。
ぜひ、日本にも来て欲しいですね!
1973年発売のアルバム『バンド・オン・ザ・ラン』収録曲。ウィングス結成後、音楽的には不評が続き、このアルバムの大ヒットで挽回した。ポール起死回生の一撃!
時代はハードロック。
「ジェット」は力強いブラスセクションとそれにシンクロした歪んだギターがサウンドの中心。こういったギターの音色はビートルズ時代にはなかった。ポールならではのセンスで、上手くハードロックのテイストを取り入れている。
以下はWINGS「ジェット」のカバー、というかモノマネ。
ポールに似せた表情が面白い。
ポールは70年代後半にはディスコサウンド、80年代に入るとテクノサウンド。時代の流れをうまく取り込みヒット曲を作る。
ジョンは「カミング・アップ」を聴いて大層くやしがったそうだ。
ポールは本当に器用だ。というか天才だ。
「ジェット」はポールが当時飼っていた仔犬の名前だとされていたが、後にポニーの名前であると発言。
(自身の曲作りを語った書籍「ザ・リリックス」より)
そしてポニーの事を唄った曲かと思いきや、実は義父(リンダの父親)を唄っている。歌詞は次の通り。
あいつらの おかしな顔が目に浮かぶようさ
君がもうすぐ結婚すると言った時の顔ときたら
君の父さんは鬼軍曹みたいにガミガミ言う人だったよね
君にまだ結婚するのは早いって どうしてそんなこと言ったのかな?
ポール自身、次のように語っている。
「結婚して間もない頃、お義父さんがちょっと厄介だったんだよ」
リンダの父、リー・イーストマンは、アーティストを専門に扱う弁護士。
きっと厳しい父親だったのだろう。
ビートルズ解散当時、メンバーとの決別、訴訟問題、ビートルズを解散させた張本人との世間からのバッシング、義父との関係、ポールは様々な大きなストレスを抱えていた。
結果、都会を離れて農場に引きこもる事になる。
きっと、ポールにとって動物達は癒しだったに違いない。
他にもポールは愛犬を唄った「マーサ・マイ・ディア」を作っている。
ポールを動物に例えると何だろう?
動物ではないが、日本のキャラクターに少し似ている。
ジョンもだな。(笑)
【あとがき】
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