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自分を少しだけ褒めれた日

皆さん、こんにちは。yamaです。
アルバイトに熱中していたら3か月近く、経っていました。お久しぶりです。
この空白の3か月の間に私は自分を褒める機会がありました。
「自分を自分で褒める」言葉だけだと簡単に出来そうだけど、中々難しいと私は思います。他者ではなく、自分に矢印を向ける。受験の時に自分の長所と短所を書く欄で苦戦したのを思い出します。
今回は、どうして自分を褒める事が出来たのか文字で残しておきます。


もう一人の自分

私は、昔から人が怖い。
何が怖いのかは分からない。目の動き、吐息の強弱、表情の僅かな変化。
何かに恐怖を感じている。

恐怖を感じるようになった大きな要因は、過去の記憶だと思う。
小学時代に私は親から精神的・物理的に暴力を受け、学校では虐められていた。人の立場は一瞬にして崩れる事を知ったのも、安心できる場所が一気に無くなったのも、この時期だ。
中学時代からは、仲は良いけど心は開いていない友達がほとんどだった。
高校時代、複雑でドロドロした人間関係に耐えられず、心を壊した。
適応障害と対人恐怖症。どの時期にも私と関わってくれる人はいたし、見守ってくれる人はいた。だけど、無理だった。
20年間、ずっと手を繋いで一緒にいるもう一人の私。

私を褒める瞬間

そんな私は、7月某日に千葉にいた。
東京からバスで1時間30分ほどの千葉の山の中で私は私を褒めた。

この時、千葉では私が関わらせてもらっているハッシャダイソーシャル(以下:HSDs)がイベントを開催していた。
HSDsのイベントの終わりには、必ずと言っていい程に毎回オープンマイクというコンテンツがある。皆の前に立って自分の感じている事・抱負・決意などを話す場だ。聞いている側からは、話している人の想いや気持ちが倍以上に伝わってくるのが、このコンテンツの良い所だ。
私は参加したイベントのオープンマイクには、毎回立つように心がけている。つまり、今回も立ったのだ。

涙の抱擁
いつもは、立ってから話す内容を考える諸突猛進だけど、今回は違った。
話す内容が決まっていた。「対人恐怖症」の事。皆に自分の事を知ってもらいたかった。覚悟して前に出た。出たはずなのに、前を見ると参加者の目線が自分に集中している事が怖くなった。自分の中の恐怖心と決意がぶつかって号泣しながら私は言った。

私は昔から、人が怖い。
だから、人の多い所も怖いから苦手です。でも、オープンマイクには毎回立ちたいと思ってて。それは、皆と話す事が苦手な私が唯一、皆と話せる場所が"ここ"だから。今回、このイベントに来た理由は、そんな対人恐怖症の自分を少しでも褒めれるように、認められるようになりたいから。
だから、皆と友達になりたい

号泣中のyama

ものすごい勢いで流れる涙。心の中は恐怖と戦ってぐちゃぐちゃ。
そんな状態でも、自分と"向き合って"話せた自分が嬉しかった。その時、私は涙に抱擁された気がした。
これで少しは認められたかな..と考えながら私はステージを降りた。降りた先にあったのは仲間とのハイタッチ。話した事のない人との会話だった。

自分を褒めるって……何???

今回、私がこんな挑戦を出来たのはHSDsという私が安心できる空間と仲間たちだったからです。
でも、皆が私のように安心できる空間と仲間に会えるわけではない。
だから、私は自分を褒める事を続ける事にしました。

今は、とても恵まれた環境にいる私だけど、私はこの環境が永遠に続くとは思えない。それは過去からの考えなのかもしれない。永遠に続けていく努力はするけど、その努力が実るかは将来の自分しか知らない。
だから、自分を褒め続ける。自分を見つめ続け、探し続け、褒め続ける。
それが出来れば、私は周りの人を褒める事が出来る。私には、その人の個性を褒める事が出来る。
褒める事で、今の人との縁を廻し続けたい。新しい縁に挨拶したい。
私が自分を認められたように、皆にも皆を認めて欲しいから。




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