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お礼参り

いろんな選択があっていい


就職が決まったばかりの娘が、一ヶ月で仕事を辞めた。

心が折れてしまったようで・・・

想像もしてなっかった・・・

今まで、なんでもスムーズにこなしてきた子だった。

ただ合わない環境に自分を合わせることは少し苦手な子だったかな。
違和感を感じて自分を守ろうとしたんだろう。
会社自体はいい会社だったと思うけど、ただ相性が悪かったのね。
私も毎日泣きながら帰ってくる姿を見ているのが
しんどかった。

自分の思考と”本心”を分けて並べてみる。

思考:
「すぐに仕事を辞めるなんて、本人にとってよくないのではないか」

「仕事は誰でも最初はできなくて当たり前、そんなこと言ってたら仕事なんてできない」

「社会人の最初に一歩でしくじってしまったら、この先の人生、大丈夫だろうか・・・」

本心:
"この子が選ぶ結果ならそれでいい"

"正解だと思っていても、未来なんて誰にも分からない"

"失敗しない人生なんてない、

その時失敗したと思っていても

それは成功へのプロセスだったかもしれない

だとしたらそれは成功"


周りの反応も否定的なものばかりではなかった。

子供のことを見ててくれていた人は
その判断を認めて応援してくれた。

わたしも一緒に認められた気がしてホッとした。
この判断が間違っているのだろうかと不安だった。

でも、

毎日辛いって思いながらする仕事が
社会のために役に立つとは思えない。

だからこれで「三方よし」だ。

ご縁の神社にお稲荷さんがあった。知らなかったけど
お参りさせていただこう。
                            2021.5月



遠回りでも自分で選んだ人生がいい


就職して一ヶ月で辞めてしまった娘でしたが、
二ヶ月くらい経ってアルバイトを始めた。

毎日引きこもっていたけど、やっと動き出せるようになってきたと
ホッとした。

少しづつ自信を取り戻していってほしいと思っていた。

正社員でもアルバイトでもなんでもいいよ。

でも、このままでは自立して生活するのは遠くなるかなあ・・・と
まだ私の心配は続いていた。

他の家族の理解はなかなか得られていなかったけど
私は信じようと思った。

この子は自分の人生を投げ出すようなことは絶対ない!

小さい頃からずっと「よさこい」をやっていて
一緒に入った友達がやめても、やめるとは言わず

ずっと続けた。

逆に意志の弱い私の方がギブアップしそうになりながら
連れていかれて続けられたくらいだ。

ある日、娘に突然に就職のお話が舞い込んできて、あれよとゆう間に
再就職が決まった。

ずっと続けてきた「よさこい」のご縁からのお話で
とってもいいお仕事先だと思った。

しみじみ人生で起こることには一つも無駄なことなんてないんだな。
と思った。

まだまだ始まったばかりの彼女の人生を近くで見させてもらいつつ
自分の学びをたくさんもらいつつ
これからもいい事がたくさん起こるって信じつつ
楽しんでいこうと思います。

自分の感情に丁寧に向き合って
細かな違和感に反応して対処していくと
自分への信頼も一層深まっていって
ブレることなく色々と選んでいけるんだろうな。

子供ってやっぱり親を育ててくれます。
自分の子供に限らず、周りにある全てのものは
自分を育ててくれているんだな。
受け取るかどうか、受け取り方は自分次第だ。

お稲荷様にお礼参りも行けて。
ありがたいです
「感謝」

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