中医学的に「花粉症」をどう見るか?それが分かれば対策できる
去年ベーシックコースが終了した『ヘルスビューティ系セラピストのための中医学と薬膳(アドバンスコース)』が始まりました。
アドバンスコースはケーススタディになります。
つまり、症状別の薬膳です。
これまでは体の構成要素の「気血津液」の過不足や流れの悪い時にどんな症状が出て、その時どんなものがおすすめなのかの流れでお伝えして来ました。
ですが、今回は、お客様から「私、花粉症です。」と言われた時に、どのようなアドバイスができるのかです。
対処療法だけでなく体質改善まで、二段構えで取り組む
花粉症は、症状が出る時期と全く出ずに収まっている時期で考えます。
出る時期は、根本的な体質改善ではなく、その時一番辛いことを少しでも楽にする。中医学でもそれが基本です。
そして、症状が出ていない時期は、そもそもなぜ鼻水で苦しむのか?
体のバリアが弱るのは五臓のどこが弱っているからなのか?を考えて、そこを強める食べ物を食べたり、そこを弱める食べ物を止めるという時期なのです。
対処療法をする時期と、根本から変えて行く時期の二段構えで取り組むのが花粉症です。
中医学の基礎が分かっていれば花粉症の時のアドバイスができる
では、ケーススタディ(症状が分かっていること)別の薬膳アドバイスはどのようにするのでしょう?
それは、出ている症状を中医学の基礎に従って分類できれば簡単です。
今日も、分類して五臓のどこが弱っているかを質問したところ、お二人ともスラスラと答えられました。
ケーススタディ別の薬膳は実践なので面白いのです。
お客様からも喜ばれます。
ですが、いきなりここから入る講座にすると、途中途中で、基礎の話を盛り込むため、とても2時間では終わりませんし、受けている方も一度にたくさんの情報を与えられて混乱してしまいます。
なので、まずは基礎をしっかり理解し、その上でケーススタディを一つ一つやって行くと、花粉症の症状が出ている時、収まっている間にすることのアドバイスができるのです。
なので、中医学の基礎理論はめちゃめちゃくちゃ大切です。
中医学の基礎理論を実際にいる「こんな人」「こんな性格でこんなものが好きな人」など例を挙げてお伝えする『きちんとわかる薬膳の基礎(全五回)』の新規講座募集開始は明日1月19日(水)20:00からです。
メルマガ読者様先行となります。
現在『季節の薬膳(全五回)』を受講中の方は、4月開講の『ケーススタディ(症状別)薬膳講座にお申込みくださいね。
受講直後のご感想
この講座はヘルスビューティ系セラピストさん向けなため、実際のお客様を例に挙げて薬膳カウンセリングの練習会を講座の後にしています。
2時間の講座の後に1時間の勉強会です。
終了直後にいただいたご感想です。
掲載許可をいただ来ましたので、ご紹介しますね。
お二人とも2021年の夏から薬膳カウンセリングを学ばれて来ましたが、
どんどん力をつけていらっしゃいます。次回は頭痛の分類と薬膳です。
お二人のサロンでは事前のカウンセリングから始まり、その方に合わせた施術やよもぎ蒸しとアフターカウンセリングでの食事のアドバイスをされています。
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