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女性は男性に比べて体に良さそうだと取り入れようとしますね。

薬膳をお伝えする仕事をしているので、知らない食材には積極的にトライする方です。

今では毎日のご飯に何か入れて炊いています。
それは私が面倒なのが嫌いな事と、お料理をする時間の無い方やお料理が苦手だと思っている方にも気軽に薬膳を始めて欲しいからです。

その中でも味噌汁やご飯は一番薬膳を始めやすい料理だと言えます。

特にご飯は白米だけで炊くのではなく、その時必要な食材を一緒に炊いてしまいませんか?

「炊き込みご飯は味をつけたもの」と思われがちですが、主菜や副菜を美味しく食べられるよう味は素材の味だけかお出汁の味だけでも良いのです。

アラフィフ女性が、炊き込みご飯としてぜひトライして欲しいものに黒米ご飯があります。

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上の写真は黒米とサツマイモを炊いた炊き込みご飯です。

黒米に芯が残るのは浸水しにくいから

黒米は玄米です。

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胚乳だけの白米より浸水時間がかかるのです。

なので白米に黒米を混ぜてそのまま炊くと、白米は柔らかく炊けるのに黒米だけは硬くてプチプチする食感になります。

この食感が好きと言う人もいるかもしれませんが、健康のためを思って食べるのであればあまりおすすめではありません。

なぜなら、消化に時間がかかり胃腸が丈夫でない場合は消化されずにそのまま出てしまうか腹痛を起こす人もいるからです。

ネットなどで検索すると、黒米だけ先に浸水させておく(しかもあるサイトでは5~6時間前にとありました)お湯に浸けておくなど様々出てきます。

炊飯する3時間前に水に浸けておいたことがありますが白米と同じようにはなりませんでした。

長く水に浸けておくとポリフェノールが抜け出てしまう

黒米の色にはポリフェノールというフィトケミカルが含まれます。

フィトケミカルは植物が紫外線や害虫などから自分の身を守るために作り出す色素や香り、害虫が嫌がる味などに含まれる成分のこと。

黒や紫、青などの食材にはポリフェノールの中でもアントシアニンが多く含まれます。

ポリフェノールと言えば抗酸化作用が有名ですね。
アラフィフ女性は積極的に摂りたい成分です。

ポリフェノールは水溶性なので、水に溶け出てしまいます。
白米と同時に浸水させて炊いてしまえば捨てることはありませんが、黒米だけ別に浸水させて、その水を捨ててしまえばポリフェノールを捨てていることに。

なので、別に長時間浸水させてその水を捨ててしまうのではなく別の方法を探しました。

黒米に傷をつけて浸水させやすくする

黒米をさっと水で洗ったら、拝むように黒米通しをすり合わせます。

これによって表面に傷がついて胚乳に水を含ませやすくするのです。

その後は、白米と一緒に炊きます。

だいたい白米2合に対して黒米は大さじ1から2杯。
水加減は、大さじ1杯の黒米に対して水は大さじ2杯

2合の白米+大さじ2杯の黒米⇒2合の水加減+大さじ4杯の水(60cc)

これで1時間から2時間程度浸水させて普通に炊けばおいしく炊けます。

上手に炊けばもちもちで美味しい

今、市場に出回ている黒米の多くははもち米の玄米です。
なので、しっかり浸水させるともちもちした食感に炊きあがります。

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もちもちなのに、精米されていないため皮や胚芽も一緒に食べることになります。

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精米された白米よりミネラルや食物繊維が豊富。
もち米から作るお餅は、体の中に粘るものを入れて出しにくくするため便秘になることもありますが、黒米はその心配をしなくて良いですね。

この炊き方で一度オール黒米ご飯にトライしてみようと思っています。

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黒い色はエイジングと関わる五臓の「腎」の底上げの色。
簡単に取り入れられるエイジングケアの一つとして、あらかじめ黒米をこすり合わせて傷をつけ、浸水しやすくしてから炊き込んでくださいね。

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黒米だけのごはんはこちらでいただきました。
関連記事からご覧ください。

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