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明日は土用の入り。夏土用に特に気をつけること

明日7月20日は土用の入りです。
土用は年に4回あります。

一番有名なのは土用の丑の日。
夏土用だけが有名になったのは、うなぎを食べる日と認識されたからでしょうね。

夏土用は、立夏と立秋の間の約二週間。

四回の土用共に、季節の変わり目なので体調を崩しやすい時期だから用心して暮らすようにとの意味があります。

自然界を5つのアイテムに分けた五行学説を人の体のシステムに当てはめたものが五臓。

肝・心・脾・肺・腎です。

肝は春に弱りやすく、心は夏に、脾は梅雨に、肺は秋に、腎は冬にとそれぞれが季節にも対応しています。

ここで、脾は梅雨なのに、なぜまた土用に脾出てくる?と思われた方は、こう考えてください。

『脾』は消化機能のシステムなので、季節の変わり目の気候が不安定な時は特に弱らせないように。

消化システムが弱ると、栄養の吸収が悪くなり体の様々な不調と病気に繋がるからです。
夏バテにも直結します。

日本に住む人は特に夏土用に気をつける

日本の夏には湿気がつきもの。

どんなに暑かろうと日陰に入れば涼しいハワイやヨーロッパの夏は、乾燥しているのでまだ過ごしやすいです。

けど、梅雨からの湿気がまだ続く日本の夏。
脾が弱る要素がまだまだあります。

脾は梅雨に弱りやすいと言う理由は、脾が冷えと湿気に弱いからです。

胃を連想してください。

胃液があり、そこに食べ物や飲み物が入って来るので、そもそも湿度がある場所です。

そこに外からの湿気の影響があれば、体は不要な水分を汗や呼吸で出しにくくなり、尿に頼ることになります。

ですが、脾のシステムが弱ると水さばきがスムーズでなくなり、また湿度で出せない要らない水分で重だるさを感じたり、食欲不振や下痢、頭が重いとか頭痛になったりします。

2022年は、梅雨があっという間に終わったのに、また今まるで梅雨のような毎日。

これで気温が30℃以上になると、冷たいものを食べたり飲んだりすることになりますよね。

ほら、思い出してください!
脾のシステムは、冷えと湿気に弱いのです。

脾を弱らせる条件が揃ってしまいました( ;∀;)

夏土用は、他の土用以上に消化器系を弱らせないように気をつけて過ごしましょう。


冷たいものを飲む時はこれを必ず食べる

夏土用は特に脾を弱らせないことはお伝えしました。

脾を弱らせないためには、冷たい物控えることがまず一番にすることです。

ただ、どうしてもアイスやパフェなどが食べたい時は、一緒にホットの紅茶などを飲むだけでも違います。

その後の食事で枝豆やそら豆、黒豆などを食べておく。

紅茶は温める性質を持ちますがそれをホットで飲むことで脾が温められるからです。

ただし大量に飲むと、消化器系のシステムは水びたしですから、少しずつ1回にカップに一杯程度にしましょう。

晩ご飯やおやつなどには、豆類がお勧めです。

要らない水分を出すのが得意で、脾を丈夫にする効能があるからです。

このように、本来なら控えた方が良いものを摂る時は、食材の組み合わせや調理法で、避けた方が良いものの影響をプラマイゼロにしておきましょう。

この小さな「なかったことにする薬膳」の積み重ねが特に更年期以降の世代には大切です。

それでなくても女性ホルモンのお陰で整っていた健康が、女性ホルモンの分泌が減少からなくなることで様々な不調になる時なので。

明日からの土用はぜひ消化器系を弱らせない食生活を送ってくださいね。

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