悲しくなったら五臓の「肺」が弱っているかも
今日はオンラインで『ヘルスビューティ系セラピストのための中医学と薬膳』を開講しました。
初めは窓を開けておけばエアコンは要らないのでは?と思っていたのです。
でも、ダメでした。10月ですよ!毎年この時期でもエアコンを点けていたかしら?
結局1日中、仕事部屋のエアコン無しでは過ごせませんでした。
暑さはあるけど、空気が乾燥して来ましたね。
体調の変化、気持ちの変化を感じている人もチラホラいるようです。
「体と心は繋がっている」の意味
「体と心は繋がっている」と言いますよね?
その意味は中医学ではしっかり系統立てて伝えられています。
秋は誰でも少しセンチメンタルになりませんか?
真夏の太陽は、力強くて元気いっぱいと言う感じですが、秋になると日差しの角度も斜めからになり少し穏やかな感じになります。
そして、夏至の頃なら西の方では19:30頃までは外でも何とか文字が読めるくらいの明るさなのに、10月に入ったら18:00には真っ暗です。
17:00を過ぎたら黄昏時と言う感じ。
なんとなく物悲しくなりませんか?
今はまだ、木々の葉も紅葉していないし落葉も始まっていませんが、葉が色付きハラハラと散り始めると、このセンチメンタルな気持ちは誰にでも少なからず起こります。
秋は肺が弱りやすく、肺が弱ると悲しい感情、憂いを感じる。
これが、中医学で言われている体と心は繋がっているの意味になります。
乾燥に弱い五臓の「肺」も少し乾燥し始めている
私達は、自然の中で生きています。
朝起きて活動し夜は寝るのも自然と共にですし、日本にいたら四季と梅雨がありますよね?
季節は私達の体に少なからず、いや、かな~り影響を及ぼしています。
暑さはまだあってもすでに、確実に空気は乾燥して来て、この乾燥によって真夏よりお肌がカサついたりしていませんか?
ちょっと便秘気味になった人もいるかもしれませんね。
薬膳の基になる中医学では、乾燥に弱いのは五臓の「肺」と言われていて、乾燥は、日本では秋から始まります。なので、秋は「肺」が弱ってそれに伴う体調の変化があるということなのです。
鼻の乾燥、お肌のカサつき、便秘(大腸の乾燥)などが始まっているのは「肺」の乾燥が始まっていると考えます。
カラ咳が出始めている人もいると思います。
肺はやはり呼吸と関係するため、咳が出るのも「肺」が関係しています。
この法則を知っていると自分の対処方法が見つかるかも
大切な人を亡くすとか、人生に強く影響のある悲しい出来事の場合は、立ち直るのが難しいかもしれません。
けど、日常起こる様々な事の中で、今までなら大丈夫だったのに秋になったら悲しくなってしまったり、憂鬱になってしまったら、それは季節のせいです。
乾燥で「肺」が弱り気味だということ。
同時に、お肌や呼吸器などの乾燥も始まっていることに気づくかもしれません。
悲しんでばかりいると、もっと「肺」は弱ります。
なので、肺を元気にすると一緒に悲しい感情も消えて行きます。
ここで、気を紛らわせようとスイーツや、食べ放題などに行くと「肺」自体は元気にならず、別の部分の調子が悪くなることがあるので気をつけてくださいね。
「肺」を元気にする食べ物は潤いをアップさせるもの
まず最初にこれは控えめにしてというものをお伝えしておきますね。
乾燥をもっと助長させてしまうスパイス類や唐辛子、激辛系は控えておくと良いですね。
強く温める性質なので、汗をかいてもっと乾燥が進んでしまいますから。
「肺」を元気にする食べ物は、潤いをアップさせる食べ物です。
基本は、白と黒があったら白いものと覚えてください。
白ごま、白きくらげなど。
その他も、豆腐、豆乳、大根、レンコン、ゆり根、梨などですね。
白くなくても潤わせるものもあります。
はちみつ、ぶどう、いちじく(まあこの二つ、実は白いです)、水菜、
ナッツ類など。
潤わせる食べ物を食べて「肺」が調子を取り戻すと悲しい気持ちも消えているかもしれません。
秋に悲しい気持ちになっている場合は潤わせることを意識して
中医学の法則により、秋は五臓の「肺」が乾燥します。
これは秋の特徴が体に影響を及ぼしているから。
「肺」は乾燥に弱いので潤わせる食べ物で「肺」を元気にすると、「肺」と関係のある「悲しい」気持ちも元に戻ると考えてください。
これから秋が進むと空気の乾燥も進みます。
喉や鼻などの乾燥は風邪などに罹りやすくなるため、潤い補給は意識してくださいね。
「肺」だけでなく他の五臓にも関わる感情があります。
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