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薬膳食材、最初は見て買う!薬膳食材ショッピングツアー開催しました

今日は、4年ぶりの『神戸南京町薬膳食材ショッピングツアー』でした。

4年前、最初に開催した時にとても喜んでいただき、毎年開催しようと考えていたところ世の中が変わってしまって。そんな企画はできない状態になっていました。

ここへ来てやっと生活の規制が減少し、一人一人どんな過ごし方をすれば良いのかも分かって来ました。

そこで、先日開催した「薬膳食材の使い方と注意点」を、お伝えする講座でも一度、見に行きましょう!とお声掛けしていました。

お天気も良く、朝は寒かったのですが動いていると温かくて。
早い時間に家を出たメンバーは厚着。神戸市内からのご参加の方は薄着でその差もこの季節ならではです。


朝はこんな感じでガラガラなのでゆっくり買い物ができます。

小分けにしてある事、現物が見られる事

普段、私の講座では初めから薬膳食材を使うことをおすすめしていません。

それは、日頃食べ慣れている食材一つ一つにも、性質や効能があり、それを知った上で使いこなせている人がまだ少ないからです。

どんな味なのかもわからない慣れない食材を使うより、まずはどこでも買えるものを使ってスープでもお味噌でも、自分に合わせた薬膳にできることをお伝えします。

それがわかるようになり、さらに踏み込みたい人に、薬膳食材をお伝えします。

ただ日本の食事には使われて来なかったものも多く、スーパーでは普通なかなか買うことができません。

ネットでは買えるのですが、量が多過ぎて買うのを躊躇ったり、味もわからないから躊躇しがち。

最初は小量で試せたら良いですよね。

そう言う意味でも、このツアーにご参加されると小分けで売られているお店に行くので、試してみたい方におすすめなのです。

講座を受講されている方は、講座でお伝えしたことのある食材を今までは食材事典の絵や写真でしか見たことがなかった物を、実際に手に取り見ることができた貴重な経験になったかと思います。

薬膳を身近に感じていただくために海外旅行気分を!

このツアーは、薬膳に触れたことのないご参加者の方もいらっしゃいます。
これがきっかけになって、薬膳がそれほど特別なものではないことを体感していただけたらとの思いがあります。

そのため、台湾茶専門店のカフェコーナーでそれぞれの目的に合わせたお茶を体験してもらったり、観光の方ではなく地元の方に愛されている中華レストランで、食材の説明をしてもらったりもします。

私がいただいたのは小菊八宝茶。


こちらはいろいろな食材と菊茶をブレンドした小菊八宝茶。

八宝菜と言う料理がありますが、八種類のものが入っているというより、五目そばや五目炒めなどのように八には「たくさん」という意味があり、たくさんの宝のように美味しいとか体に良いなどの意味があります。

菊茶はクコの実と一緒に杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)という漢方薬の材料にもなっている食材です。これが両方とも入っています!

それに加えて、お茶菓子についてきたドライフルーツでも様々な効能をいただくことができました。

花茶を選んだ方もいて、お湯を注ぐと花が開くように美しいお茶で目でも五臓の「肝」が癒せました。

「肝」と目は繋がっていますから、美しいものを見るのは間接的に「肝」の養生なのです。

食材の買い物とお茶の体験からは南京町から少し歩いてランチのレストランへ。

初めての野菜を体験しました

こちらのレストランは、前回も利用させていただき皆さんにとても喜んでいただきました。

一つ一つ丁寧に作られていて、日本人のシェフと中国人の奥様とが二人で切り盛りしています。







お任せコースでいつも依頼していますが、毎回大満足で帰って来ます。
皆さんからもどれも美味しいとのご感想で、やはり少し離れていてもここまで来るかいがあるなと感じます。

お料理の説明を必ずしてくださるのですが、今日は生まれて初めて(多分)食べる野菜でした。

海鮮三種の炒め物に入っているブロッコリーのような緑の野菜です。
アブラナ科の野菜でカイラン(介藍)チャイニーズケールと言うものです。

葉は小松菜のようで茎部分はブロッコリーのような甘さと食感でエビ・ホタテ・白身魚の揚げ物との相性がバッチリでした。


アブラナ科と聞くと、私は目がきらりッとしてしまいます。

もともと、キャベツ、ブロッコリー、白菜、チンゲンサイ、菜の花などはどれも好きな野菜で、子供の頃からよく食べていましたがその効能を知ってからは特に好きな野菜になりました。

アブラナ科の野菜にはイソチオシアネートが豊富に含まれ、この研究結果が現代人のかかりやすい疾患予防に有効であろうという報告がされているからです。

国立研究開発法人がん研究センターのサイト

薬膳を学んでいると、なぜこの季節にこれを食べると良いのか?という視点で食材を捉えます。

今日もお店を後にする前に奥さんと少しお話しましたが「日本人の子供は青い野菜を食べなさすぎる。」と言われていたことが印象的でした。

大人になってから何か身体によいからと好きではないものを無理に食べるより、子供の頃から食べ慣れているもので効能を知って納得できると良いと感じます。

それより、できたらもっと小さい時に家庭でこんな時にはこれを食べると教えてもらえていたらさらに良いでしょう。

奥さんはこんなことも言われていました。
「最近の日本人は激辛を食べ過ぎている。辛い料理で有名な四川省の料理は、寒くて湿度が高いあの場所だからこその料理。そこまで寒くないし湿度も高くない日本で、激辛を食べ続けていたらその先の体に影響が出るでしょうね。」と。

わざわざ「薬膳」と謳っていなくても、その季節にその場所で必要な料理がどこでも食べられる、そんなレストランが増えると良いなと思っています。

横の繋がりができるリアルな会

今日は私自身も初めてお会いする方が多く、受講生の方でもオンラインではお会いしても実際にお会いするのは初めてという方もいらっしゃいました。

皆さん和気あいあいと、最後は大笑いにもなり、横のつながりができました。


お料理をすべていただいてから写真を撮っていないことに気づく(汗)

そういうご縁を繋ぐのも私が皆さんに喜んでいただけることの一つなのかと感じています。

今回ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
これからも薬膳を身近なものとして、取り入れて行ってくださいね。



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