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エイジングケアにおすすめの栗!こんな料理は簡単にできる
今が旬の栗。栗は剥くのが大変ですがエイジングを気にするなら欠かさず食べて欲しいものの一つ。
栗は体を温める性質を持ち、パワーアップと血流改善に効果があるからです。胃腸機能を高めて老化と関わる五臓の「腎」を底上げします。
栗の主な効能
栗は、黄色い食材の一つで自然なやさしい甘味があります。
これだけでピン!と来た方は、ここ数日の私の発信を見て下さってありがとうございます!そうです、黄色い食材、自然なやさしい甘味は消化器系の
働きをアップさせる食材のグループです。
それだけではありませんよ。
栗は、血が不足しがちなアラフィフの血を増やし、巡らせます。
血は多いだけでは完全ではなく、しっかりカラダの中を巡ってこそ。
なかなか一つの食材で増やして巡らせる、この両方ができるモノはないので是非食べて欲しいのです。血を巡らせる働きは、特に渋皮に多く含まれます。
なので、薬膳を知ってからは渋皮煮を必ず作っています。
そして、エイジングの要、五臓の「腎」の底上げをするのです。
嬉しい食材だと思いませんか?特に、年齢と共にやって来る足腰の衰えやだるさにも栗を食べると良いとされています。
こんな栗を食べないなんて!!!(笑)
エイジングケアを考えた栗料理
簡単にできる栗料理をご紹介します。
1.栗ご飯
一般的な栗ご飯ですが、浮腫みがちな人は、昆布とハトムギを白米と一緒に炊いてください。昆布も、はと麦も要らない水分を排泄するのが得意な食材です。
そして、食べる時には昆布を出し、黒ごまを一振り。黒ごまも血を増やすと言われるエイジングケア食材。髪の毛の艶を増したり、体を潤わせるのが得意です。
2.鶏手羽と栗の煮物(うずらの玉子を入れるとさらにgood!)
骨付きの鶏肉から出る骨髄も一緒に食べられるので、月に何度かは骨付き肉を食べます。骨髄は骨や血を作る素。
薬膳には「同物同治(どうぶつどうち)」の考え方があり、体のどこかを治したり底上げをしたかったら、その場所と同じものを食べると良い。」というもので、肝臓が疲れているなら動物のレバーを。心臓を強くしたかったらハツを食べるというものです。
この考えから言うと、骨付き肉を食べれば皮もついてるので皮膚の再生にも良いし、骨も強くなり、血も作られるということになります。
中国の人たちは、骨付き肉やコラーゲンたっぷりの「もみじ」と言われる
鶏の足の部分を良く食べます。
若い頃の旅行で香港に行ったとき、ローカルの人が行くレストランで、相席になった香港の人が山のように盛られたもみじを美味しそうに食べていたのを思い出します。食べながら、骨を直にテーブルにおいていたのがショックだったことは忘れもしません(;'∀')
コラーゲンたっぷりの、骨付き肉を食べていればお肌ツヤツヤ、元気で声も大きくパワフルになるのがわかる気がします。
3.薬膳出汁醤油で煮る渋皮煮
渋皮煮は本来、重曹を使って何度も湯でこぼしてアクを取ります。
でも、そんなに付きっきりでなかなかできないので、渋皮の付いた栗を
一度だけ湯でこぼしたら栗の半分が隠れる水と薬膳出汁醤油でひたひたに
栗が浸かるようにして、後はコトコト煮るだけです。
あく抜きをしないと渋みが出ますが、薬膳出汁醤油のような濃い味の物と
一緒に煮るとアクを感じずに食べることができてしまいます。
栗の効能に薬膳出汁醤油の効能がプラスされるので、エイジングケアにとても良い一口サイズのおやつ(ご飯の友)になります。
4.クルミ入り栗の茶巾絞り
砂糖かハチミツを入れ豆乳で柔らかく伸ばした栗を茶巾絞りにします。
乾煎りしたクルミをトッピングするか、一緒にまとめてもOK。
お弁当に入れてもよい、栗のエイジングケアデザートです。
栗は剥くのが面倒なので食べないと言う方は、天津甘栗を使ってください
栗は鬼皮は堅いし、渋皮もなかなか剥けませんよね?なので余裕がなければなかなか食べようと思えない食べ物かもしれません。
でも、こんなにいろいろエイジングケアになる食材なのです。食べて欲しい!簡単に食べられる天津甘栗を使ってもOKです。
天津甘栗なら皮つきだったとしても剥きやすいし、最近はすでに剥いてあるものの売られていますからね。
渋皮は鬼皮と一緒に剥けてしまうので、渋皮煮はできませんが、栗ご飯と
鶏手羽の煮物は甘栗でもできます。
栗は食べ過ぎに注意です!食べ過ぎると便秘になります
栗には、頻尿や尿失禁を防止する働きがあります。尿トラブルは五臓の「腎」が弱ると起る症状の一つなので、栗で「腎」の補強をすれば予防や緩和ができる訳です。
同時に、下痢を抑える働きもあるため、普段から便秘気味の人は食べ過ぎに気をつけて下さい。和栗は今が旬です。
天津甘栗ではなく和栗で料理したい場合は、ぜひ今栗を食べて、寒さで弱りやすい腎の底上げをして冬を迎えましょう。
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