見出し画像

note 天狗の台所 Season2 第7話「油あげと肉みそ」

BS-TBSドラマ「天狗の台所 Season2」が大好きです。
ドラマで出てくる食材などの薬膳的な効能についても
記しています。

天狗の台所 Season2 第7話🌪️油あげと肉みそ🍖 台風が迫る中、オンが守りたいものは? 父エリスとの再会が家族の物語に新たな風を吹き込む夜✨

オンの畑

オンの成長と颯真との友情

第7話は、オンが育てた野菜を売る無人直売所から始まります。
颯真がおじいさんのおつかいで無人販売所に野菜を買いにきて、
オンが『ありがとう』というと
『これ、オンが育てたの?』と驚きを見せます。
誇らしげに自分の畑を案内するオン。
颯真に穫れたての野菜を食べさせます。
おそるおそる食べる颯真、ウマい😋と笑顔に❣
その瞬間、オンの表情には照れくささと嬉しさが同時に浮かびます。

颯真が『あーそういやさ、あれうまかったよ。たこ焼き。
俺食ったの初めてで』とぽつりと漏らすと、
オンの顔がほころび、『よかった』と返す声には隠しきれない喜びが込められています。
颯真の『素直な一言」が、オンの努力をしっかり認めてくれた瞬間。
照れを隠すように、オンが『今日あっちいなーー』と
話題をそらすとこが、またかわいい!!
夏祭りで距離が縮まった2人。ほほえましい友情を感じます。

基の優しさと冷静さ

場面は変わり、基が6話の最後に宣言した
かまど作りを庭で始めています。
ふとした風と空気に違和感を感じ、雲を見つめる基。

『やっぱり基にも感じるんだなあ』とむぎがつぶやくと、
基は静かに『思ったより早そうだな』と応じます。
颯真を連れて戻ったオンが、颯真の家に遊びに行こうとすると、
基は『その前に一緒に昼飯を食べていきなさい』と優しく誘います。
オンが村にきて、初めてできた同世代の友人をもてなす
基の細やかな配慮が際立ちます。

今回のお料理タイム①:油あげのコロッケと鮭のおにぎり

オンはおにぎりを結んでいるのを
『すげえな』という颯真に
『颯真もやってみっ?』と作り方を教えます。

昨年、有意がオンにおにぎりの結び方を教えてくれたのと同じように
『力を抜いて、ふわっと。そうそう、いい感じ!』と優しくサポート。
そんなふたりを見て『やるじゃん!』とむぎも感心します。

一方、基はひき肉と玉ねぎを炒め、
つぶしたジャガイモと混ぜて油あげの中に詰め、
こんがりと油あげに包まれたコロッケを揚げ焼きにしました。
颯真がコロッケに表情を曇らすと
『大丈夫、小麦粉もパン粉も使っていないから』と
颯真のアレルギーをさらっと気遣う基の一言が心に響きます。
『めっちゃうめえ!」と笑顔を見せる颯真。
アレルギーを抱える子どもは
自分だけみんなと同じものが食べれないシチュエーションが多いので
『みんなと同じものを食べられる喜び』を表した瞬間でした。
『だれもが同じものをおいしく楽しめる』ように
基の工夫とやさしさを感じるシーンでした

台風の接近:オンと基の対立

昼食後、颯真の家へ向かおうとするオンに、
基が『台風が近いから午後早めに帰るように』と注意します。
遊びから戻ると、基が家の周囲の道具を次々と家に運び入れている最中。
オンはスマホを見て『天気予報では直撃しなさそうだよ』というけれど、
基は『いや、間違いなく来る。畑もネットで保護しなくては。急ごう』と断言します。

畑で『全部収穫してしまった方がいい。まだ小さいのは強風で落下する』と冷静に提案する基に、
『こんな小さい野菜じゃ売れない!』と反発するオン。
『愛情を込めて育てた野菜を諦めたくない』という思いが先走り、
とまどいとくやしさが入り混じりるオンの気持ちと、基の冷静な態度とぶつかり合います。

そこに現れたのは父・エリス。
オンを抱きしめ、基と固い握手を交わす父の姿に、少しずつ場の緊張が和らぎます。

台風の夜:タコスがつなぐ家族の絆

大粒の雨が降りはじめ、台風が直撃します。
『ごめん!やっぱりとってくる』と飛び出し、強風の中、畑に向かうオン。

ネットはずし、必死に野菜にむかうオンに『諦めろ』という基
『野菜とったらすぐ戻る』というオンを無理やり連れて帰る。
自然の力には人間はかなわない。

悔しさに肩を震わせるオンの姿を見たエリスは、
『オンがここまで真剣に何かに向き合っているとは知らなかった』と涙ぐみます。

今回2回目のお料理タイムは、父エリスと基🍳

基はぬかどこからにんじんときゅうりを出して
さいの目に切り
ほぐしたツナとあわせて、
レモン汁とかけて具材をつくる

エリスは
お湯に粉をといたものをピンポン玉くらいにまるめ、
落ち込んでいるオンにやさしく『手伝って』と声をかけ

オンも打ち子をしたまな板に麺棒を使って伸ばす
それをフライパンでやく
そして
トマトさいの目に切りとみじんぎりにした玉ねぎと大葉であえてソースをつくる

夕食はタコスです。

肉みそは『チリコンカン』になったみたい

肉みその豚肉の効能は
四氣五味 甘味 鹹味 平性
帰経   脾・胃・腎
身体に必要な陰液をつくり、臓腑や肌を潤します

タコスはエリスの少年時代の思い出の味。

『タコスはどんなものでもありにしてくれる。それがタコスのいいところなんだよね。』
と語るエリスの言葉が胸に響きます。
『タコス』を『家族』に変換できるように話す、エリスの家族愛を感じることができる素敵なシーンでした。


エリスとオンの対話:オンの心がほぐれる瞬間

夜、父と枕を並べたオンは、『子どもの頃、寂しくなかった?』と問いかけます。
エリスは「両親が頑張っているのを感じていた。あの当時、移民として生き抜くのは簡単じゃなかった。今も楽じゃない。いちのさんも苦労している』と語り、
『畑に飛び出していったオンを見て感動した』と涙を見せます。

父の言葉にオンは少し肩の力が抜けたような表情を見せ、心の距離が縮まった瞬間でした。

第7話では、台風という『自然の試練』を通じて、家族が再び心を通わせる姿が描かれました。

『食』が紡ぐ絆と、それぞれの食に対する思いが温かく描かれたいて引き込まれました。

次週はいよいよ母がやってくる。

オンと母いちのいじっぱり親子の対面!どうなるでしょうか???お楽しみですね☺


youtubeでも感想をアップしています。

#天狗の台所 #オン #基 #丁寧なくらし #食材 #ドラマ解説 #食を通じた物語 #料理ドラマ #BSドラマ #タコス #家族の絆  #ドラマ解説 #薬膳

「天狗の台所 Season2」BS-TBSで毎週火曜よる9時~9時30分 全10回
番組公式HP:https://bs.tbs.co.jp/tenguskitchen/
田中相さん原作の人気コミック「天狗の台所」
BS-TBSがおくる、秋ドラマ『天狗の台所 Season2』
NYで暮らす天狗の末裔・飯綱オン。
夏休み、母と揉め家を飛び出し向かった先は兄・基の暮らす日本。
基の幼馴染の有意と犬のむぎ、天狗達のおいしい暮らしが再び始まる―
◆出演◆
駒木根 葵汰(飯綱 基)
塩野 瑛久(愛宕 有意)
越山 敬達(飯綱 オン) など
●画像引用:BS-TBS「天狗の台所season2」公式サイト https://bs.tbs.co.jp/tenguskitchen/in...
●画像引用:Tver「天狗の台所season2」番組サイト https://tver.jp/episodes/epnapkui5a
【著作権について】 チャンネル内における動画にて使用、掲載している画像や動画、台詞などの著作権・肖像権等は、
各権利所有者様に帰属致します。 動画の内容については、各権利所有者様や第三者に不利益のないよう、
細心の注意を払って制作しておりますが、万が一動画の内容に問題がある場合、各権利所有者様本人からご指摘いただけますと幸いです。
動画に関しては以下の方及びガイドラインを遵守しております。 文化庁 http://chosakuken.bunka.go.jp/naruhod...

いいなと思ったら応援しよう!