まずは生き延びましょう

薬剤師の川島です。

九州地方での大雨の被害にあわれている方へ。
まずは自分の身を守ることを最優先してください。
自分の身を守れたら、ご家族を守ってあげてください。
すこし余裕がある方は、身近な人を守ってあげてください。

東日本大震災の時、僕は山形にいました。
僕が住んでいた場所は2~3日で停電から復旧しましたが、生活が落ち着くまでは大変でした。
2か月後の5月に宮城(松島方面)へボランティアで行った時には、まだ避難所生活をされていた方が大勢いました。
が、止まない雨はないので、まずは生き延びてください。

薬剤師として避難する時に1つお願いがあります。

『お薬手帳』を持っていてください。


スマホのアプリでも良いですが、こういう非常事態は電気が無くても見られるアナログ版の本当の手帳が良かったりします。
例えば避難した時に、薬が必要になった時に、薬の情報が欲しい時。
『血圧の薬の一番軽いヤツ』だと、何の薬かわかりません。
血圧の薬でも100種類以上ありますので・・・。

避難した後は


熱中症に注意。

水分摂取をこまめに。
おしっこがが近くなるから、と水分を控えると熱中症リスクが高くなります。
特に高齢の方は「喉が渇く」という感覚が少し鈍ってくるので、水分を摂っているか声をかけてあげてください。
水分は水か麦茶がおすすめです。
カフェインの入っていない飲み物をとってください。
熱中症になれば命に関わることもあるので気を付けてください。


そして

エコノミー症候群にも気を付けてください。

貧乏ゆすりを15分くらいするだけでも予防効果があります。
水分を摂らずにいると血がドロっとしてきますし、
じっとして血流が悪くなると血栓(血の塊)ができやすくなってしまいます。

避難所では基本的に役場・役所の方や、自治会のリーダーがいらっしゃると思います。

リーダーの指示に従って動いてください。

今は防災のマニュアルが作られているはずなので、基本的な対応は出来るはずです。
が、非常時にはマニュアル通りにいかないことも多々ありますので、皆で協力して乗り切りましょう。

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