やくのしま⑰
ブーゲンビリア
別名イカダカズラ(筏葛)、ココノエカズラ(九重葛)。すっかり季節外れですが、毎日雨が降ることもあり、しゅんしゅん育って、また剪定しなくてはいけません。ブーゲンビリアの花はちょっと不思議で、花の周りの葉っぱが開花時期にピンクに染まります。まるで花のようです。「苞(ほう)」と呼ばれる葉の一部で、この部分が葉脈が透けるほど薄いことから、「薄情」という花言葉がつけられました。名付け親は誰でしょうか。
その昔、テレビドラマで描かれた南国のブーゲンビリア。セリーヌ・ディオンのBGMが自然と頭の中で流れてきます。まさか、屋久島で育てることになるとは思ってもみませんでした。いえ、ほったらかしです。
ブーゲンビリアの葉や花は食べれますが、犬にとっては穏やかな毒性として分類されています。
ブーゲンビリアの葉は、インドでは昔から糖尿病の薬として使っているようです。 ブーゲンビリアの葉には植物性のインスリンと呼ばれるピニトールが含まれ、ピニトールは血液中のブドウ糖の巡りを良くする働きがあり、血糖値を下げる効果があるといわれています。ブドウ糖を使ったチョコレートに合わせると、どうなるんでしょうか。とんでもないエネルギースターターになりそうです。
いつか、このブーゲンビリアを使った商品を作ろうと思います。敷地内には草が常に勢いづいていますが、除草剤などの農薬は使いません。