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初めて訪れたパリ

こん○○は。
作り手の想いにストーリーという名の翼を授ける「ストーリービデオグラファー」藤堂八雲がつづる、今日の雑感。


先月、生まれて初めてパリを訪れたので、その感想的な記事を。
これまで欧州で行ったことがあるのはイギリスのスコットランドだけだった。

プライベートな旅行ではなく仕事で、パリで開催される国際展示会に出展する企業の記録映像を撮るミッションだ。


さて今回、仕事での海外撮影は初めてということで、持ち込む機材の選定にものすごく悩んだ。

というのも、パリは、スリやジプシーのような「物取り」が多いと聞いていたからだ。
人がわんさかいるイベント会場なんかは特に要注意、と旅行代理店からも事前に注意喚起されていたくらいだ。

結論として、動画の撮影機材はただでさえ目立つし、フル装備でさらに目立つ姿をさらすのはリスクが高いということで、コンパクトに、手持ちのRun and Gun撮影できる機材に限定して持ち込むという判断に至った。

余談だが、渡仏にあたって、持ち物リストをChatGPTに作ってもらったのだが、なかなか気配りが効いたチェックリストを作ってくれてよかった。



さて、今回フランス、パリを訪れるにあたって、個人的にひとつ確かめたいなーと思っていたことがある

それは、はたしてどれだけのパリジャン、パリジェンヌが英語を話すのだろうか?ということだ。

昔からよく言われるが、フランス人は、かたくなに英語を話さないという話がある。
果たしてそれが事実なのか?ということだ。

英語で話しかける相手に対し、当然のようにナチュラルにフランス語で返してくるということは、そもそも英語がわかっている(聞き取れている)ということだ。

なので、もしそうなのであれば、フランス人の頑固さ母国語愛というものを実感として理解できるであろう。
その結果は、最後のオチに書くとする。


まずは今回の滞在で、パリのここが好き♡と感じたことを語ってみようと思う。
※ 200%僕の主観なのでご了承されたい。

1 . レストランはどこも美味しい

今回、食事はほとんど会場近くのレストランでとったのだが、看板にカフェと書いてあるいわゆるこんな感じのお店は、適当に入ったのだが、一度もハズレたことはなかった。
共通した美味しさのポイントは「とにかくソースが美味い」ということだ。

テラス席はどのレストランにもある!

1日だけちょっと旅行っぽく、行列ができる有名なお店に行ったのだが、1時間以上並んで食べたステーキと本場の「フレンチフライ」が最高だった♡

パリジェンヌの店員さんも非常に気さくで楽しめた。

なお、滞在中フランス語のメニューが読めないので、今回Googleレンズにだいぶお世話になり助かったのは事実なのだが、フランスらしいというか、手書きのメニューも多く、Googleレンズでは認識できない場合も多かった。

Googleレンズは、こうゆうやつ苦手

そんな時は、情熱的会話パッション フレンチ&イングリッシュで、切り抜けたことも、よきおもひで。

そのおかげもあってか最終日の頃には、僕には読めなかった地名などのフランス語の発音が、UBERの運転手に通じるまでに成長していたことも申し添えておく。
(たまたまだったと思うがw)

2. 天気が気持ちよい

訪問期間中は降ったり止んだりの日もあったのだが、1日中雨が降るということはほとんどなく、短時間で止み、しかも降った後カラッとしてるのだ。

パリと言えばエッフェル塔とセーヌ川。

この5月の時期だけなのか、年間通してそうなのかはわからないが、とにかく仕事とはいえ、旅先の天気がよかったのは何よりの幸い。


ちなみに東京に帰国した日は、雨が少しパラついていたのだが、そのものすごい湿度に絶望的な不快感を感じてしまったことは言うまでもない。

3 . ワインが安い

これは当たり前なのだろうが、円安を考慮したとしても非常にリーズナブルな価格でワインが売っていた。

初日にモノプリというスーパーで10€以下のワインを買ったのだが、ぜんぜん美味しくてびっくり。
さすがワインの国である。

初日、部屋飲みのための買い出し

多分、ちゃんと買い物していたら、もっといろいろ発見があったのだろうが、正直今回はそこまでの時間的&精神的余裕はなかった。


4 . 圧倒される景観

これは言うまでもないことではあるが、やはり言いたくなる。
建物はすべて、いったい築何年なんだろう?と思う建物ばかり。
普通に築100年とかゴロゴロあるらしいw
地震のない国が羨ましい…

地元の人と話をしていたら、「フランスの物件は全部古いから、どれも事故物件みたいなもんだよw」なんていうジョークも出るくらい、とにかく歴史を感じる建物しかない。

どこでシャッターを切っても、その「歴史感」に圧倒される


まぁとにかく、何を見ても見ても、いちいちオシャレだし、ダサいと感じるものが存在しない。

この「国全体のセンスの良さ」というか、磨かれた感覚はなんなのだ?
ほんと、スゴすぎるし爪の垢を煎じて飲みたい。

ちなみにパリで一つだけ、近代的な高層ビルを見たのだが、そのビルはパリ市民から総スカンを食らっていると聞いて納得。

・番外編


さて、あまりネガティブなことは書きたくないが、パリのここがうーん、と感じたことも一応記しておこうと思う。

それは、道が汚いこと。
建物を見ながら歩いていると、すごく美しい景観に癒やされるわけなのだが、視線を足元に向けると、非常に汚いのだ。

もちろん、すべての道がというわけではないが、道路などもあまり清掃されていないらしい。

建物の美しさとのギャップがあるから、余計に気になってしまう。


最後に、フランス人の「マンガ・アニメ好き」にも触れておこう。

イベントの会場内でも、ナルトなどのアニメのTシャツやバッグなどを身に着けている若い人たちを、ちょこちょこ見かけた。

見かけるたびに、「俺は日本から来たんだぜ!」という感じで、気軽に拙いフランス語で話しかけていたのだが、若い人たちだけなのかはわからないが、英語があまり通じない人が多かった。


冒頭で触れた「確かめたいと思っていたこと」の話になるのだが、僕の感じた結論としては、こうだ。

レストランなど観光客が来るようなお店などは、英語はなんとか通じるし聞きとってくれる。
だが、そうではないシチュエーションの人たちにはあまり英語は通じなかった、という印象だ。

冒頭で言ったような、「聞き取れているのにナチュラルにフランス語で答えてくる」というようなフランス人はいなかった!

さすがにオリンピックを控え、世界から観光客が来るという状況なわけで、英語対応はある程度、日常になっているようだ。


ということで、主観でダラダラとパリ滞在記を語ってみたが、まるで日本と違うフランス人(パリだけかも)の行動原理も肌で感じたし、大いに刺激を受け、インスパイアされた1週間であった。

今後の映像制作の糧にしたい。



最後に一言。

プライベートで行きてえ!!!




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