『Lamplight poem』|刊行のお便り
新刊『Lamplight poem』について
先日行われた文学フリマ京都に合わせ、新刊『Lamplight poem』を刊行しました。
『Lamplight poem』
「灯す」という言葉をひとつ心に置いて、日々を歩く。具体的な火の灯し方をずっと考えてきたけれど、詩を書くということが自分にとっては灯す行為そのものだった。本という場所へ火を灯すという試み、灯すひとという在り方へのひとつの応答として。35篇の詩といくつかの写真によって構成された詩集。
105×175mm/94p
「灯す」という言葉は2023年の標でした。受け取ってきた温かなものたちへ応えたくて、灯すひとをしたくて、考えながら歩いてきた日々のなかで物語や詩を書くことが帯びる熱は、自分のなかにあるいちばん熱い場所を作るものだと気づきました。『Lamplight poem』はその火を灯したひとつの場所でもあります。この本が手渡されていく先で、温かなものが巡ることを願っています。そして自分自身、この火とこの先も書くことを通して向き合い続けていきたいと思います。
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