男性育休体験談#8 親として仕事はどうがんばるべきなのか
こんにちは夫のミョウガです。
今回は育休をとって感じた仕事への向き合い方について書いていこうと思います。
上司から言われた「もっと仕事がんばらないとな」という言葉
育休を終えて仕事に復帰したときに、上司からこんなことを言われました。
「子供が生まれて父親になったんだし、これからもっと仕事をがんばらないとな。」
私は特に深く考えず、
「そうですね。がんばります。」
と答えました。
ただ、後になって、”父親になって、もっと仕事をがんばる”ってどういうことだろう?とふと疑問に思って考えてみました。
父親として、仕事をがんばるってどういうことだろう?
おそらくですが、上司が言った”仕事をもっとがんばらないと。”というのは、子供ができて、何かとお金がかかることが増えるから、がんばってもっとお金を稼がないといけないよね、という意味なんだと思います。
確かに子供ができてから、いろいろと出費は増えました。そのため、今まで以上にお金を稼いでいかなきゃいけない、というのもその通りだと思います。
1人の親として、家庭を守るために、お金の面で苦労をかけない、というのはとても大事なことだと思います。
じゃあ、お金を稼ぐためには働く父親である自分は何をどうがんばるべきなんでしょう。
長時間働いて残業代で収入を上げる?
一般的には、長時間働いて残業をすれば、残業代が出て、収入は増えると思います。じゃあ、親になったからたくさん残業しなきゃ!というのが正しいのでしょうか?
そうではないはずです。
管理職の方は大概残業代は出ないでしょうし、みなし残業代制度で、一定時間の残業は残業代が出ない、というのもあります。それに働き方改革が叫ばれる中で、残業自体が推奨されない世の中になってきていると思います。
そして何より、残業が増えれば増えるほど、子供と一緒にいられる時間が短くなります。
早く仕事を終えて、家に帰ることができれば、子供が寝るまで一緒にいられるのに、残業をしていると、仕事が終わった時には子供はすでに寝ていて、子供と一緒にいられないことになります。
父親という立場としては子供との交流の時間が減ってしまうのは本末転倒なはずです。
正しい仕事のがんばり方はなんだろう?
長時間働く、というがんばり方は、正しくない、と自分なりに結論づけましたが、正しいがんばり方はなんでしょう?
大きく分けて、2つのがんばり方があると思います。
1つ目は、どうやったら効率的に仕事終えられるかを考え実践して、生産性を上げること
2つ目は、自分自身の市場価値を認識して、市場価値を上げていくこと
生産性を上げるためにがんばる
仕事の生産性を上げて、きちんと定時までに仕事を終わらせる、そのための工夫や技術を身につけるためにがんばる、というのが正しいがんばり方だと思います。
生産性が上がれば、自分自身のタスクを遅延させずに、残業もせず、子供と触れ合う時間を多く確保できるようになるかと思います。
そして、効率的にタスクをこなせるようになれば、仕事ができる人と社内で評価されるようになって、次年度の昇給というところにもつながると思います。多少長期的かもしれないですが、金銭的なメリットも生まれるはずです。
残念ながら、生産性の高い人になれば、必ず評価される、というわけでもないと思います。そうした場合は、2つ目の自分の市場価値を上げることを意識するのがよいと思います。
自分の市場価値を上げるためがんばる
お金を稼ぐ、という目的において、今の会社にいつづけるのではなく、転職や独立、起業といった選択肢があると思います。
その中で、比較的ハードルが低いのが転職だと思います。
もちろん、お金のために転職すればいい、というわけではないと思います。
転職は、自分の今後のキャリアプラン、給与、ワークライフバランス、働きがいやスキルといったいろんな転職の軸を考えた上で方向性を決めるべきだとは思います。
ただ、それでも転職市場において、自分の経験やスキルがどのように評価されるのかは知っておいた方がいいと思います。
また、どういうスキルや経験が市場で求められているのかも知っておくべきだと思います。
市場で評価されるスキルや経験が何かを知り、その経験やスキルを身につけるためにがんばる、ということは、転職した時に給与が上がることにもつながるので、自分の市場価値を上げていくことも正しいがんばり方だと思います。