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自作のバドミントン試合解析ソフトでガチ解析してみた!

こんにちは。
ポンコツ教員ブログです。
今回は、以前自作したバドミントン試合解析ソフトを用いて
バドミントンの試合をガチ解析してみました。


解析動画

今回は、2023年のインカレ男子シングルス準決勝の試合を一試合丸ごと解析してみました。解析結果は下に記載しているので、見てください。

引用動画 https://www.youtube.com/watch?v=Y2A4ZUUDz1c&t=5s

バドミントン情報SMASH and NET.TV

試合解析結果

今回の試合解析では、
・赤色が試合開始時に奥にいる選手の得点分布(右利き)
・青色が試合開始時に手前にいる選手の得点分布(左利き)

1ゲーム目 インターバル時の得点分布

この解析結果からわかることは、
<奥の選手>
・相手のボディーとフォアサイドで多く得点を挙げている
・相手のラウンド側でのアウトが多い
→相手のボディー・フォアサイドを攻め、ラウンド側の制球力を上げる
<手前側の選手>
・ボディー・フォアサイドのミスが多い
・相手のラウンド側の制球が悪い→コースの限定がやりやすい
→ボディー・フォアサイドのミス修正とラウンド側へ配球させる展開      

1ゲーム目 終了時点の得点分布

この解析結果からわかることは、
両選手共にインターバル後は、戦略の変化が見えます。ネット前勝負が多くなり、ネット前への配球が多くなっている。
<奥の選手>
・両サイドネット前のミスが多い
・相手バック前へ攻めが集中している
→どの箇所ででもポイントを上げている
<手前側の選手>
・バック前のミスが多い
・ネット前の勝負では分があった
→ネット前では分があるが、全体的なミスが目立つ

2ゲーム目 インターバル時の得点分布

この解析結果からわかることは、
<奥の選手>
・ボディー・フェア前・相手のフォア奥へのアウト 
 等のミスが多い
・フォア側の決定打が多かった。
→ボディー周り・フォア奥への制球が必要
<手前側の選手>
・ラウンドからフォア前への配球が目立つ
・フォアサイドより後ろのミスが多い
→対角の対応が必要

2ゲーム目 終了時点の得点分布

この解析結果からわかることは、
<奥の選手>
・フォア奥側のアウトが目立つ
・フォア奥からバック前の得点が多い
→サイドとネット前の配球への対応が必要
<手前側の選手>
・相手のサイドより前の決定が多い
・対角の攻めにやられている
→戦略の変更が効いていた。

考察

今回はこのような形で、素人ですが解析してみました。偉そうに言ってすみません。
ミスした場所の分布を%で表し、即効性高めのそふとにひましたが、バドミントンはミスした場所が純粋な弱点ではなく、今回の解析した選手たちは日本のトップクラスの技術を持っている選手なので、センターにシャトルを多く配球し、相手の足を止めてから打たせたり、ヘアピンの技術の高さでチャンスを作ったりなど、ミスした箇所の%だけでは測れないものがありました。
そこまで、解析できたらいいのですが、まだまだこれからですね。

何かアドバイス、ご意見あればもっといい解析ができるので、たくさんメッセージ、問い合わせお願いします!


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