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32.介護保険って保険?皆保険って素晴らしい?

また備忘録。単なる社会システムのお勉強。

保険とは、偶然に発生する事故(交通事故・海難事故・火災・地震・津波・死亡 など)によって生じる財産上の損失に備えて、多数の者が少額の金銭=保険料を出し合い、その資金によって確率が低い事故が発生した者に金銭=保険金を給付するための制度 by wikipediaなど。

簡単に言うと、1000人が払って1人だけが利用するようなものを保険と呼ぶ。少額の貯蓄で備えれる程度の損害は保険とは呼ばない。

皆保険

ほとんどの日本人は気にもしないだろうが、医療(例:血圧下げる薬などの、年寄りが日常的に使用する薬)や介護保険(日本では2000年~)は、確率の低い偶然に発生したものではなく多くの人が利用するので、保険ではない。

人は意識的or無意識に騙し合い大層な判断能力ないとはいえ、保険と呼ぶべきではないものを保険と呼び国民皆保険などという強制までするのは欺瞞が酷い。

日本で好きでないものの一つ。今の日本がまさにそうだが皆保険の弊害=デメリットは、
①保険金が多くなる=保険料が上がっていく(∵保険の適用範囲を増やす 日本のように高齢化が進んでいる)→実質税金が増えていき全体が生活苦になる
②不注意になり怪我しやすくなり、たいした理由もないのに医者・患者双方が保険を使う医療行為を行うし受ける(モラルハザード)→社会全体が非効率化

以下、余談。

ちなみに、保険に加入(期待値マイナス)する動機は、限界効用逓減で説明出来る。抽象的な説明は多くの人には理解できないので、例で示す。

例1:一杯目のビールの満足度(効用)>二杯目のビールの満足度

例2:年収1億円の人が一万円貰うときの効用>年収500万円の人が一万円貰うときの効用

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