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FPとかキャリコンとか
世の中のひとつの流れに、お金の相談はファイナンスプランナーに相談、転職や成長はキャリアコンサルタントに相談する、という雰囲気が一部にあるが本当にそうなんだろうか?と思ってしまう。専門家の存在は意味がある事だろうし、国家資格も意味がある事だろうが、そんな気軽に(占いでも見て貰うように)お金や人生キャリアを人任せにして良いのかと思ってしまうのだ。
もちろん職業人として金融機関や保険業界などに勤める人が、社内での知識とスキルの向上にFPを取得するのは問題ないし、企業の人事部門や相談室、ハローワーク職員、人材派遣や人材紹介会社内での知識とスキルの向上にキャリコンを取得するのは問題ない。でも、矛盾するかもしれないが、私個人はFPにもキャリコンにも自分のことを相談したいとは思わない。自分の人生は、当事者として悩みながら、自分で考えた方が良いと思うからだ。
世の中には相談業務や支援業務などが色々な分野であるし、その一部を私もやって来た経験があるが、正直言って一般論や理屈としての話をするか、あるいは傾聴姿勢で寄り添うかで、問題解決することをしないので、一般の人が問題解決を期待して相談や支援を頼るのは危険であると思うからだ。
問題解決をするのは、コンサルタント業務やアドバイザー診断業務であり、その業務も私はして来たが、そっちではきっちりと問題解決まで仕上げる。しかし相談や支援をやっている人々は、コンサルティングの力が無いし、個別具体的な話になるので一般論や理論の情報提供をすることで終わる場合が多い。
キャリコンはキャリアコンサルタントだが、どこまで本人の能力を引き出して、最大化させているのかは良くは分からない。自分の過去の経験からすると、何となくトンチンカンなアドバイスをされた記憶しかないし、私はキャリアデザインの授業や講座をやっていたこともあるので、キャリコンを信じていないという個人的な理由もある💦
自分の進路(経済的、職業的)は自分を知る事から始まるものだ。まず自分の姿を鏡に映して直視し、同時に自分の希望やなりたい姿を自分で描き、内省する時間が必要になる。その時点で人様に教えて貰おうと思う気持ちが、私の感覚ではもうダメだなぁ~と思う訳である。
私だけの感覚かも知れないが、情報提供を漁って満足したりするのではなく、自分の足腰を鍛えて切り開いていく、無いものがあれば自分で用意する、そういう土台がある人なら、別の視点を見てみようかとFPやキャリコンの話を聞いても良いかもしれない。相談の前に、自分個人で行う事前作業に大切さがあると思うのだ。
そして、人生にはダメな事や出来ない事もあるので、そういう場合は早く拘りを捨ててサッサと諦め、次に行く潔さも必要である(私はどちらかというと、諦めの連続で生き永らえた人生だった)。
#note #エッセイ #高齢者 #フリーター #役立たず
【記】やく・たたず(屋久 佇(竚))