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欧米的な知性や倫理をはじめ、世界標準が偏りや歪みを持つ場合への対処も、初期的な精神的自立(対親や対教師)の課題の拡張と捉え、原理を押さえた精神的自立を教育に組み込みましょう
2019-4-006 宗教の多様性尊重における配慮に関するスレにて
他者への寛容を謳っていても、
場の本質の保存が割り振り(対有限性)における原理、
との理解や実践と無縁なら反動ですし、
その理解や実践を導けない欧米の知性や倫理を踏まえての話なら、
欧米の絶対化(自分達の事情で必要になってるだけのものを、外に押し付けてる形)でもあります。
絶対主義と相対主義の同時克服に関する問題意識や方法を欠いてる(哲学の歴史から明らか)欧米の影響力を、
他が主導するよりは現状増しとはいえ、人類は深刻視すべきです。
例えば、井の中の蛙度の差が根拠の強弱を意味する局面での、
同種の他との差異要素の捨象に特化した振る舞い(世界標準である欧米的知性の特徴)は、
有害です。
しかし、実際は、
主権や人権や財産権も、愛や平和や多様性確保も、
今なお、フェアアンフェアを区分けせずに保障する近代枠組みの下で持ち出されてるわけで、
揺らがせる事すら困難に見える、こうした事態(世界標準への盲信)に世界がある原因は、
人類が精神的自立の原理を獲得できていないからでしょう。
無数にある局面も、内面世界も、大小さまざまな社会も、場である事には違いがなく、
場に置かれたものは、その場の性質を損なわないようにポジションや具体的有り様を割り振られるべきで、
場の性質把握の深浅に焦点がある。
この理解と実践を、
教育が、
社会性や知性の育成における実質(局面や内面世界を場と見た上で、いらぬ特化を避ける能力の付与)として押さえるなら、
割り振りを担うもの(ルールやパラダイムも含む)への評価や、
その評価に応じた対応(己の資質や環境から取り出した、代替不可能要素に即した割り振り)にも、
ひいては、先の原因の解消にも繋がると見て、
初期的な精神的自立(対親や対教師)さえ教育で担保されず、
教育自体も、偏りや歪みを持つ欧米の知性や倫理からを自立できてない、
この現状を変えましょう。
ところで、
Aにしか勝てないよりBにも勝てる方が強いといった、
通用領域の広狭と確からしさの相関にしか頼らない、
もしこの姿勢を貫いてるなら、
実在非実在を厳密には確定的に扱わない、確定的なものとして求めもしないはずです。
この意味で、近代の基層であるデカルト(宗教からの個人の分離)から既にいらぬ飛躍があると見て、
通用領域の広狭と確からしさの相関、
より確からしいものが取って代わる運動性、
これらから第一原理は成っているとの立場に立ちつつ、その姿勢を貫く、
そうした内実へと認識作用を更新(ひいては、上の分離の仕方含め、世界を再構築)しましょう。
(実在非実在を確定的に扱うのは、局面事情に即した加工、
つまり、有限性(内外境界)を与件としつつ、
内外それぞれから確からしい性質を取り出した上で両者を合わせた、
現象化の処理と考えましょう。)
同様に、
通用してる領域が広いほど確からしい、
何についての確からしさを問うべきかは場の性質が決める、
これらから成る価値付け原理を内実とするものへと、善や正義を更新し、
善や正義への絶対主義的態度も、相対主義的態度も、
また、そうした態度の反映物(神や他者への尊重の仕方含む)も退けましょう。
その価値付け原理において根拠になる、場の固有性を割り出すに際しては、
同種の他との共通要素の捨象の実態、つまり、
井の中の蛙を反面教師としつつ、代替可能な要素を削ぎ落とせてる程度が、
問題になるので、
代替不可能要素を抽象物、
代替可能要素込み状態をその具体化物と見た、
抽象と具体の関係構造に対し、
抽象化と具体化条件割り出しの最大限追究を試みる(場の本質抽出においても)方向性と、
フェアとは場の本質に即した扱いへの支持、
倫理的とはフェアを越えては助けない捨象の状態の維持、
これら規定における態度をもって次元設定自在性の相対主義化を防いでから、
割り振る(捨象の対象選択含む)方向性の相互依存関係を、
先の育成の実質と絡める事で、
教育の現状変革や世界標準の更新に繋げましょう。
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