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自由や尊重が恣意の保障になるのも、文系域の論理展開が形骸になるのも、直接的にはある種の教育の不在故(文系域の質の欠落をいかに解決するかについて)

2021-8-005

いらぬ不幸の発生自体を無くせない(良くて、着せ替えで済まされる)のは、
これまでの文系者が、文系的局面で具体化精度の高低差異を、対象位置づけに事実上反映させてこなかった(それを許す教育しかなかった)せい、

理系で言うところの精度無視な実験のフィードバックが、例えば、市場や民主制での個々事情反映において生じてる程度に、文系者でも疑問を持たないせい、
そう捉えましょう。

(具体化精度の不問がフィードバックによる確からしさ向上を損なってる、という問題は、
より確からしいものが取って代わる運動性を無限性と捉え、それに対する阻害要因除去を信仰も含む話に拡張すれば、信仰の形骸化問題とも見なせるはずです。)


より確からしいものが取って代わる運動性に課す具体化条件(それが置かれる場の性質)を、
最大限代替不可能化させた内在事情外在事情にのみ応じる主体像に限ってるどうかと関係なく、生の表層(属性なり結果なり)語るケースなど含め、

場の性質の違いを無視して、同じ形式をマニュアル的に持ち込む粗雑さ
(内面世界という場でこれが見られる限り、そこでの割り振りは自己に帰属しない側面持つ)を、
実力(獲得してる抽象具体関係構造の、現実が持つ複雑さへの通用程度)が低い段階における次善の策(実力ないのに自己判断されるよりは増し)と見るにしても、

余裕があってもなお留まる次善の策居座り、つまり、局面事情からの乖離(具体化精度の低さ)が問題になる上、

文系者が、理想現実関係を、理想を犠牲にする程度が条件上の最小となるような成立達成を志向する枠組みに、落とし込むべきものとして捉えてないのは、
その枠組みが、プラトンやカントの示した割り引かれ問題への解答に未だなってない、

理想現実関係を、割り引きがあってなお(もっと言うと、有限性が与件であり、外在に合わせた加工が不可避であってなお)通用の行き渡ってる状態を確保する枠組み
(抽象化具体化の精度最大化)に落とし込む対象として捉えてこなかった(その確保の問題だけが世界にあるとしてこなかった)、

哲学の実態から明らかと思われます。


文系域での論理が、自由概念や権利枠組みが、次元設定自在性(人間性と言えるこれは、遺伝子を問題解決に資する素材と見れば、人間にとっての言わば相続財産)が、
恣意の保障(自己に帰属しない側面持つ自己名義な割り振りを外界に負わせ、具体化精度の高い負わされまで忌避する、内在不問外在軽視な方向性)の為に今なお持ち出されるのも、

主語の切り出しと主語の述語化を、ひいては、論理展開や歴史展開(生含む)を、
その確保枠組みからの乖離具合でもって肯定否定し、修正する(肯定に値する状態へと持ってく)知性や倫理に切り替える機を逸してきた、
既存哲学(近代以降は理系的捨象特化の要素付加)の責任(差し替えるべき仮説)と見て、

その産物(当然、近代パラダイムの枠内にあるものは該当)が支持される世界を過去にしましょう。


非を認めないとか帰属の修正必要性を認めないのは、今この局面では何の差異が問われてるのかを取り違えてる結果、
つまり、具体化条件割り出しの精度の低さの現れでしょうから、

これまでと解決原理が大して変わらない世界を護ろうとする人達を減らす為にも、
教育関連を冒頭で言う有り様(近代性の影響)とは逆の方向に持ってきましょう。


(例えば、個々の具体精度を無視した、つまり、具体化精度の高いものだけからなる多様性に限定してない、多様性の確保推奨を、

不当獲得としての通用領域拡大なり、抽象次元の確からしさを向上させるか疑問なフィードバックへの誘導なり、通用の狭さをもってAを否定した上での狭いBの肯定と見なさないせいで、
余裕があろうとなかろうと質を気にしない成立達成執着な観点からの妥当不当判定を、同様に質を気にしない別の成立達成執着へと差し替えてるだけでしかない言動など、

自由概念や尊重概念が、恣意の保障、及びそれに伴う、世界を道具化する支援、そう言える側面を持ってしまうのも、
内実の通用が行き渡っているパターンといないパターンの差異を無視したものを持ち出して話を進める為に、文系域での論理展開が、通用の行き渡ってる状態を保存しつつの表層形変転とならないのも、
直接的には、


同種の他との共通要素の捨象能力、
対象の対内在が内在場の代替不可能な固有性に即した割り振りにのみ応じてるか、対外在が外在場の代替不可能な固有性に即した割り振りにのみ応じてるか、この観点から対象を評価する態度、

これらを育成する、かつ、損なわないように自由概念や尊重概念を、文系域での論理展開を、組み上げてもらう教育の不在故と捉えましょう。)

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欧米文系からの解放哲学。代替不可能な内外事情にしか応じない実存を解決状態として扱う主義。
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