後悔先に立たず―50歳で食道がんと向き合う
「根拠のない自信」は時として危うい
「自分は健康だから、大丈夫」
50歳になるまで、私はそう信じて疑いませんでした。
生活習慣にはある程度気を使い、食事も運動も人並みにはバランスを意識していたので、まさか自分が癌になるとは夢にも思っていなかった。
だけど私に襲いかかってきたのは「食道がん」
女性に多いと言われる、乳がんでも子宮頸がんでもなく「食道がん」。
マジか!なんで食道なんだ!なんてこったよ…。
その診断を受けた時、今までの自信がガラガラと崩れ落ちるような感覚を味わいました。
それまで大きな病気をしたことがなく、体調不良があっても「まぁ大丈夫か」
と病院に行かずに済ませていました。自分の体を過信していたのです。
そんな私が50歳を過ぎてから感じたのは、体のわずかな違和感。
なんとなく今まで普通に出来ていたことに集中できないとか…。
食が細くなったとか…。肌の調子が悪いとか…。
「気にするほどでもない」と軽視してしまったのです。
ところが、数ヶ月後の健康診断で、医師からは「食道がんステージ2」という診断が下されました。早期ではなく、手術が必要な段階にまで進行していました。
今だからこそ思う
「健康な時ほど、定期的な健康チェックが必要だ」ということです。
自分の体が健康だと過信してしまうことで、病気の発見が遅れることが多いのです。私のように体調の変化を「大したことない」と見過ごし、結果的に重大な病気と向き合うことになる人もいると思います。
健康を過信しないこと
1年前の自分に伝えたいことです。
普段の生活で気をつけているつもりでも、体の中で何が起きているかは分かりません。特に自覚症状がない時こそ、定期的な健康診断を受けることが重要です。
そして、少しでも違和感を覚えたら、すぐに医師の診察を受けてください。
放置していては、病気は進行するだけです。
私の場合、幸いなことに、手術による治療のチャンスがまだ残されていました。
ステージ2という進行癌でしたが、今では前向きに治療に臨む覚悟を持っています。診断を受けた当初は正直不安でしたが、今は落ち着いた気持ちで手術を迎えています。過去を後悔しても仕方がありません。今は、自分の体と向き合い、治療を成功させることに全力を注ぎたいと思っています。
健康だと思っていても、病気は予告なしにやってくるんです。
少しの違和感を見逃さず、定期的に健康診断を受けることは大事です。
それが、自分の未来を守るための一歩になります。
これから私は、治療を前向きに受け入れ、健康を取り戻すことに集中していきます。そして、今後は定期的な検診を怠らず、体を大切にしながら、再び同じ過ちを繰り返さないようにしていくつもりです。
さぁ!手術だ!
このブログでは、私の食道癌との闘いを記録していきたいと思います。同じ病気と闘っている方、そして、これから検査を受ける方にとって、少しでも参考になれば幸いです。