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MyGO!!!!! 6th LIVE「見つけた景色、たずさえて」上海追加公演に行ってきた話。

はじめに

皆さんこんにちは、やきとりです。

MyGO!!!!! 6th LIVE「見つけた景色、たずさえて」が開催されてから早2か月、上海でも追加公演としてライブが開催されました。

今回の記事ではそのライブの様子や、ライブに至るまでの経緯も含めてレポートしていきたいと思います。

あくまで一個人の感想と自語りですので、それを留意したうえで読んでくださると幸いです。



(ライブの様子だけを手っ取り早く知りたい方は目次の「上海現地探訪録-3日目・ライブレポート」を参照ください)

ライブ開催の噂、見切り発車の出だし

時はさかのぼる事2024年7月末。
MyGO!!!!! 6th LIVE「見つけた景色、たずさえて」が武蔵野の森総合スポーツプラザにて2Daysで開催され、大盛況のうちに幕を閉じました。

実はこの時点で、中国MyGO!!!!!ファンコミュニティの間で中国公演の噂がされていました。

ブシロードミュージックが7月にMyGO!!!!!の上海ライブの申請をしたという通知が中国の官報に上がっていました(これをきっかけに春日影の歌詞をもじったタイトルが冠されたライブのコラ画像なんかも作られたせいもあり、情報が錯綜し若干SNSが荒れてた)。

基本的に中国でコンサートなどを開催する時は、運営が役所に「いつ、どこで、誰が、どのような内容(セットリスト・演出etc…)のコンサートをする」といった申請を演奏動画付きで提出する必要があります。

この申請がされると、運営から提出されたセットリストや演出内容、演奏動画などを役人がチェックし、その演出に対して"表現に問題が無い"かを精査します。なんというか中国らしいですね。
問題が無いと判断されたら、開催の告示が官報ホームページに掲載されるといった流れになっています。

前述の内容を踏まえると、開催は断言できないけれど、ライブをやろうとしてる、といった状況が7月中旬から続き、確定情報が無いまま2週間ほどが経過しました。

中国の官報

8月6日の深夜、官報でMyGO!!!!!ライブ開催の通達がされました。
9月21日開催、場所は虹橋空港近くの虹館EH。キャパシティは最大8000人。

この官報が出た時点で、演者の都合による中止や天変地異が起きない限り、基本的には開催がされる状態であるため、遠征に向けて行動を始めました。

とりあえず航空券を取得して退路を消していくスタイル。バンドリ公式からの情報が全くなかったので、正直航空券の予約ボタンを押す指はかなり重かったです。

そして、2024年8月時点で日本から中国へ入国する際のビザ免除は無いため、今回もビザの取得へ。帰路の時間的余裕があれば日本→上海→韓国→日本みたいなルートを取ってトランジットビザを使いつつ、海外旅行してみたい気持ちもありましたが、学校の都合もありビザを取得することに。

前回のRASアジアツアーの経験から、ビザセンターでめちゃくちゃ並ぶということを学んだので、三井住友にて銀聯(ぎんれん)カードを発行しました。
RASアジアツアー上海については下の記事を読んでくださるとありがたいです。(唐突な宣伝)

銀聯カードは中国でのクレジットカードブランドで、これを持ってビザセンターに行くと優先レーンに通してくれるといったプライオリティ付き。あとビザセンターに設置されてるコピー機と証明写真機がタダで使えるらしい。

前回ビザセンターに行ったときは100人待ちでしたが、今回は2人待ちかつ、書類不備も特になかったので楽々申請。銀聯カード最強。中国に遠征することがあるオタクはマジで作っといて損はないと思います。

ちなみに銀聯をコンビニやスーパーで何回か使ってみたのですが、タッチ決済が使えなかったり、少額決済なのに暗証番号が都度求められたり、領収書にサインを求められたりしたので日本国内での実用性は結構低いかも。クレカコレクションぐらいしか使い道がないです。

公演詳細発表、70000人のチケット争奪戦

航空券やビザの手配はある程度進み、渡航の準備は8割方終わっていた8月下旬。
未だにバンドリ公式からライブの詳細が発表されず、開催されると分かっていても不安が心の片隅にありました。

そして8月22日、バンドリTVライブにてMyGO!!!!! 6th LIVE「見つけた景色、たずさえて」上海追加公演として上海のライブの開催がようやく発表されました。嬉しさよりもどちらかと言うと安堵が大きかったです。

この時点で既に開催1か月前。官報が出た時点で参加したいと思っていた人も諦めムードになっている様子を見かけました。実際遅すぎるから仕方がない。

そして発表当初気になったのは運営母体。
EUPHORIC PRODUCTION、通称EUPDという運営ですが、Roseliaの全国ツアー「Rosenchor」の追加公演と同じ運営でした。
普段はライブの運営母体なんぞ気にしない私ですが、EUPDはRoselia上海公演の際に信じられないぐらいの悪行を重ねていたので、否が応でも耳に入ってくる名前でした。

このEUPDという運営、信じられないことに、内部の人間が公式プラットフォーム以外の転売用プラットフォームにチケットを横流ししていたという情報が上がっています。運営がチケットを転売ヤーに横流しするなんて聞いたことない話です。

そのせいもあり、中国国内でのEUPDヘイトはかなり高く、Roseliaの現地でチケットを握れなかった人がデモ行動を起こすといったことがあったらしいです。

そんな話もありつつ、ファン分母も多いことからチケットの入手は困難であると感じ、中国のオタクの力を借りることに。

RASアジアツアー上海の際に日本から一人でやってきたオタクとして、中国のバンドリコミュニティではそこそこの知名度があったこともあり、結構多くの方が気にかけて下さりました。そのおかげもあり、5人ほどからチケット争奪戦の手助けをしてくださることになりました。本当にありがとうございます。

余談ですが、中国オタクとのコミュニケーションはXを併用しつつ、QQという中国版LINEみたいなサービスを用いていたのですが、なんでもQQを使っている日本人は珍しいらしく、グループチャットに入るたびに結構手厚い歓迎を受けて結構面白かったです。

1週間後にはチケットの販売内容の詳細も発表されました。

券種は
アリーナ前方席(特製グッズ付き):1,398元
アリーナ席(特製グッズ付き):1,198元/998元
スタンド席A(特製グッズ付き):998元
スタンド席B:698元
スタンド席C:498元
(参考:1元≒20円)
のようになっており、かなり幅広い設定に。

特製グッズは6th2Daysと同じく限定Tシャツとなっており、キービジュアルのキャラクターの立ち絵がバックプリントされた白地Tシャツとなっています。

引用:https://bang-dream.com/events/mygo_6th_shanghai

そしてXで話題に上がっていたのはペンライトの配布について。
MyGO!!!!!はこれまで公式からペンライトやバングルライトといった光り物が販売・配布されたことはなく、今回上海で入場特典として配布されることに対して、中国優遇ではないかといった意見や、MyGO!!!!!は拳を掲げるバンドじゃなかったのかと疑問を抱いている人が多数散見されました。

ただこれは、会場規定によるペンライト等の持ち込みが禁止されていることに対する運営の温情(?)的なものであるといった但し書きが数日後に発表されました。
それもあり、デザインはバンドリロゴのみプリントされたシンプルなものであり、ライトのカラーリングも6色のみとなっています。

引用:https://bang-dream.com/events/mygo_6th_shanghai

「※本公演では、会場側および関連部門の要請により、コンサートライトやサイリウムの持ち込みが禁止となっていることに伴い~」の関連部門がどういったものかは分かりませんが、まあ何となく察しは付きます。

それと同時にライブのレギュレーションが発表されました。
特に安全に関するルールはかなり厳しく、刃物やライターなどの危険物はもちろんのこと、サイリウムや先述したペンライト、さらにはボトル飲料も持ち込み不可となっており、かなり厳しいレギュレーションに。
RASアジアツアーの時はペットボトルの持ち込みが不可でペンライトの持ち込みは可能でしたが、それよりも厳しいレギュレーションに。近くに虹橋空港があるので、それが影響しているんですかね?(詳しい人教えてください)

チケット販売は9月10日から、猫眼と携程という2つのプラットフォームにて発売されることに。
販売枚数は猫眼で4150枚、携程では500枚。販売枚数が告知されるのはちょっと面白いですね。

赤字で「※非公式のルートから入手したチケットは入場をお断りさせていただきます。被害を未然に防ぐためご注意ください。」と書かれているのを見て失笑しちゃいました。見てるかEUPD。見てたとしてもコイツらが母体だからどうしようもないけど

そして迎えた9月10日、決戦の日。

EUPDによるとチケット発売前時点で70000人弱の人がチケット発売のリマインダーを登録していたらしいです。登録していない人も考慮するなら確実に70000人は超えていたかもしれないです。

心拍数MAXの中迎えた19:00。
猫眼の販売サイトを連打。しかし在庫が無いといったポップアップが。
諦めずに連打するも自力では入手できず。

一縷の望みをかけて手伝いをしてくださってる中国オタクに連絡をしたところ、無事に入手できたという連絡が。

嬉しすぎて無限マサイ。本当にありがとう。

自分ひとりの力では絶対に取れていなかったので本当に感謝しています。

入手できたチケットは前から2ブロック目の1198元のグッズ付きアリーナチケット。とにかく入場できるだけで嬉しい上にTシャツも手に入るのでウキウキ。

2次先行も15日に行われましたが、案の定1秒で全枯れ。
チケット枚数の母数が少なく、約1500枚の販売だったといえど流石の人気。
その後のキャンセル分ももちろん完売、ソールドアウトしました。
キャンセル分の販売がライブの2日前とかで結構ギリギリまで望みはありました。(本当に少ないけど)

上海現地探訪録

1日目

ライブレポートを求めている人がこの記事には多いと思うので、個人的な旅行記はできるだけかいつまんで記述します。もしかしたら旅行記は別の記事に書くかも。

無事に体調不良等もなく、出発日となる9月19日を迎えました。
…が、事前からの気象予報で台風14号が上海に向かって一直線に進んでいるではありませんか。

まぁ国際線は割と強いし台風そんな強くないし流石に欠航にはならんやろ!!ガハハ!!!


おい。

欠航やんけ。


さすがは中華系LCC代表Spring Japan。朝8時に余裕で欠航メールが届きました。普通に焦った。
ウジウジしてても仕方がないので代替便を速攻で予約しました。

正直20日出発にしても良かったのですが、やはり観光をしたかったのと、結果論ですが、20日は台風の影響が長引き遅延が多数発生していたらしいのでこの選択が最適だったかもしれません。

なんだかんだありつつ上海へフライハイ。
中国国際航空という会社の便だったのですが、てっきりLCCだと思ってたので機内食やドリンクサービスがあってびっくりしました。人生初機内食サービス。

道中台風に突っ込んだのでめちゃくちゃ揺れながらも無事に上海・浦東国際空港に着陸。
前回上海に行った時には若干時間がかかった入国審査もスムーズに進み、無事中国入国成功。入国審査はやっぱりある種の緊張感がありますね。

安息を求めて宿に。今回は上海中心地である人民広場から8号線で一駅行った曲阜路という駅の近くにある宿をとりました。
個室にベッド一台でお値段1泊あたり2200円。安い。

宿にチェックインした後は南京路歩行街に行き、6thライブ上海のキービジュアルの聖地巡礼や、外灘の景色を見に行って1日目終了。
前回上海に行ったときは余裕がなく、夜景を見ることができませんでしたが、今回はしっかり見ることができて大満足。

2日目

2日目は朝から大雨だったため、少し予定を変更し、上海博物館からスタートすることに。

博物館に到着したのですが、オンラインチケット・現地チケット共にソールドしていると言われ、入館できず。
仕方がないので、少し電車で行ったところにある中山公園という駅の近くにあるショッピングモールで行われていた、BanG Dream! Fan Partyという中国バンドリファン有志のファンイベントに行きました。

RASアジアツアー上海、Rosenchor上海の時と同じ主催の方が行っていたイベントらしく、今回も参加させていただきました。
ショップとテナントを借り切って、いわゆるライブ上映会やガルパ大会?みたいなことをやっていました。

また、クイズ大会なんかもやっており、問題に正解するとファン手製ステッカーやミニジャケットが手に入るといったものがありました。
ここで今回の旅では初めて中国オタクと邂逅したのですが、私が日本人だったからか、めちゃくちゃ暖かく歓迎してくれました。

日本とはちょっと違った形で、中国オタクの、自分が想像したものを自らの手で形にする熱量や、それを共有する熱量はとても凄いなと再確認しました。

雨が止んできた正午過ぎに上海動物園に向かい、中国でパンダを見る実績解除をしたり、豫園の夜景にウットリしていました。
この時、豫園からホテルまで車で送り迎えしてくれた中国オタク、本当にありがとうございました。

豫園商城


3日目・ライブレポート

お待たせいたしました。ここからがマグマです。ようやく本題のライブ当日談です。

朝8時に起床し、上海地鉄2号線に乗車、国家会展中心虹館がある終点の徐涇東には午前10時前に到着しました。10時ごろからライブグッズの物販が開始するのでそれを目標にして向かった次第です。
現地に到着すると既に300人ほど並んでおり、BiliBiliで事前/事後通販があったとはいえ相当な人が並んでいました。

物販サンプル&お品書き

物販を終え、いったん会場を離れ南京路歩行街へ。
歩行街にある大丸百貨店のLuckin Coffeeにて日本勢&台湾勢と合流しました。久しぶりに純度100%の日本語で会話ができたので、合流した時の安心感は半端なかったです。

オタクと合流した後、17時ごろに再度現地に。
既に入場は始まっていましたが、8000人規模のライブかつ、後述する諸事情により混雑していたため、入場列に並んだのは開演1時間前の18時ごろ。

入場の流れとしては、
チケットチェック→手荷物検査→顔認証(チケットチェック)
といった形でした。

まず、チケットチェックですが、今回実名制という形式をとっており、入場するためには中国国民である身分証(日本でいうマイナンバーカード的なもの?)かパスポートが必要になるのですが、外国人のため特別対応だったのか、ライブ電子チケットの券面に発行されているQRコードは一度も使わず、パスポートだけで入場できました。身分証番号とチケットが紐づいているからこそできることなんでしょうかね。

次に手荷物検査ですが、これは日本のものよりも厳しく、まず金属探知ゲート前にいるスタッフにバッグの中を見せた後、持ち込み不可のものがあればスタッフに渡し、さらに荷物をX線に通した後、既定の持ち込み不可なものがあれば没収されるといった形でした。ここでめちゃくちゃ弾かれるものが多かったので混雑の原因になってました。
あと爆発物?探知犬みたいなのも持ち検の動線の脇にいました。かわいかった。

持ち込みに関しては、液体・食品系は厳しく、大閃光のようなサイリウム系はもちろん没収され、さらにペットボトル飲料はすべて持ち込み禁止、持参の菓子類は場合によっては預かり対応になってました。ゲートの端っこに大量に没収された大閃光があったのが印象的でした。

その反面、先述したようにペンライトの持ち込み不可というレギュレーションでしたが、普通に持ち込んでる人はいました。なんなら改チアとかラッキーライトとか普通に沢山いました。多分セキュリティ側とのすり合わせができてなかったのかと思います。

入場フェーズの最後に、今回のチケットプレイガイドである猫眼が設置した顔認証ゲートがありましたが、これも外国人だったため、パスポート番号だけで通過することができました。

猫眼(Maoyan)設置のゲート
奥に少し見えるのは手荷物検査場

場内アナウンスが終わり、時刻は19時を迎え、会場は暗転。
場内には今か今かとMyGO!!!!!を待つようにMyGO!!!!!コールが響いていました。


燈の朗読が始まり、いよいよMyGO!!!!!6thLIVE 上海追加公演開幕。

セットリスト
朗読
M1.迷星叫
M2.歌いましょう鳴らしましょう
MC
M3.砂寸奏
M4.迷路日々
M5.碧天伴走
MC
M6.処救生
M7.影色舞
M8.潜在表明
朗読
M9.輪符雨
M10.無路矢
M11.回層浮
MC
M12.名無声
M13.詩超絆(イントロカット)
M14.端程山(バックドロップ映像:MV)

ENC1.壱雫空
MC
ENC2.音一会

セットリストは以上の通りです。

基本的に日本の6thDay1と同じ演出・セットリストでした。
根本的に違うところをあげるとすれば、日本Day1のM8.潜在表明のアウトロで紗幕が降りてくるところで紗幕が降りてこなかった所です。会場の高さが足りない感じがしたので仕方がない感じはしました。
あとは端程山の紗幕用VJからMVに変わってました。


以下にライブ現地の様子を箇条書きで記述していきます。

・MC/朗読について
~オープニング・輪符雨前の朗読~
ステージバックドロップモニターに映像が流れており、サイドのモニターに中文翻訳が流れてました。

~歌いましょう鳴らしましょう後MC~
基本的には国内Day1のMCと同じ。
愛音ちゃんが「大家好~(みなさんこんにちは)」とあいさつしてたのが印象的。
愛音ちゃんと立希ちゃんが言い合いになったところでそよちゃんが
「も~海外でもケンカしないの!」
となだめてました。

~処救生前MC~
愛音ちゃんはテーマパーク(上海ディ●ニー?)に行ったとのこと。
処救生の曲フリは
楽奈「うまい空気、吸わせて」
立希「ああ、何度でも吸わせてやるよ」
といった感じ。日本とちょっと変わってる?

ENC後MC
全員で「大家好!我们是MyGO!!!!!(みなさんこんにちは!私たちはMyGO!!!!!です)」と挨拶した後に、各メンバーが「皆さんこんにちは!(キャラ名)役(声優名)です!」と日本語で挨拶し、「大家好!我是(キャスト名)」と中国語の挨拶もしてました。かわいかった。

ブシ関連イベ上海経験組(小日向さん・立石さん・青木さん)はMyGO!!!!!の5人でいつか行きたかったから叶って良かったといった感じのMCでした。
林さんは5人で上海に立てて嬉しいといったことと、「~上海~开心、我愛你!(~~で嬉しいです、大好きです!みたいなニュアンス?)」といった感じ。

個人的に特に印象的だったのは羊宮さんのMC。

「生まれた場所や言語が違っても、この場で生きてて、みんな同じ感情になったりこの場に集まってくれることが本当に嬉しいし、MyGO!!!!!に出会ってくれて嬉しいです。(要約)」といったMCでした。

羊宮さんらしく、この場に集まった人ひとりひとりを大切にしつつ、できるだけ伝わるようにゆっくりと、言葉をかみ砕きながら話されていたのが印象的でした。

ラストの音一会の演奏前に青木さんが腕の内側のカンペを見ながら、楽奈ちゃんの名セリフである「おもしれー女」を中国語でしゃべっていましたが、何となく中国オタクにも伝わっていなかったらしく「お、おぉ~」みたいになっていたのはちょっと面白かったです。

・会場ファンの雰囲気
前回RAS上海で行った時はライブ慣れしている人が結構居て、ヘドバンやコールなんかもかなり完璧でしたが、今回は初めてMyGO!!!!!はおろか、ライブ自体が初めてっぽい人がかなり多かったです。会場の過半数ぐらいはそんな感じがしました。なんかちょっと微笑ましかったです(誰目線?)。
また、ライブでは拍手よりも歓声で盛り上げる人が大多数でした。MC終わりに拍手するのが日本のライブでは一般的?ではありますが、「うお~」という歓声が上がってました。あと1Aクラップとかは全くと言っていいほど無かったです。

歓声繋がりの話ですが、皆が知ってるフレーズを合唱する文化はMyGO!!!!!でも健在でした。迷星叫のサビや碧天伴走の「がんばってる」など結構合唱してました。賛否両論あると思いますが、これも観客で同じ熱を共有する、一つのライブの楽しみ方だと思うので個人的にはアツくなりました。

・場内レギュレーションについて
今回の会場である虹館EHは一応スタンディング禁止らしく、中国語でスタッフがアナウンスしていたらしいですが、普通に朗読パートが終わった迷星叫の1音目で全員立ち上がってました。どうやら観客のノリとバイブスでその場のレギュレーションが決まる会場らしいです。
また、日本と同様、ライブ中の撮影は禁止でスタッフが撮影禁止のボードを持って場内を闊歩していた中、「バレなきゃセーフ」理論かどうか分かりませんが、かなり撮影行為は横行していたイメージです。100人いれば3,4人ぐらいは撮影してた。実際僕の隣の人がスタッフに注意されるまで撮影していました。正直、著作権や肖像権に対する意識は大違いなので日本の価値観で一概に咎められるものでもないかなとは思いました。

咄嗟の対応力
M8.潜在表明にて、1Aの「『ねぇ、僕はあのとき』」から「煩いぐらいの散光が僕を責めた」の部分の歌詞を飛ばし、1B「深く 深く 潜ったままの」に飛んでしまうというハプニングがありました。
これが俗にいう表現規制の一種なのか?とか一瞬頭をよぎりましたが、明らかにドラムのリズムが違うのと、アウトロの時計の音の同期音源が消えていたので恐らくハプニングかなと推察しました。慌てずに咄嗟に対応してたのはすごかったです。(こなみ)

・EUPDは健全化したのか
ライブの内容とは少し逸れますが、今回のイベントプロモーターであるEUPD絡みの悪行はライブが終了した現時点では耳に入って来ていません。開演前にはサムネイル画像の場所でEUPDに対する熱いヘイトを記した横断幕みたいなのを広げている人も見かけましたが、水面下で色々あったんですかね。詳しい人いたら教えてください。いや悪評は無いに超したことはないのだが


ライブの内容に関してはこんな感じでした。
前から2番目の席種といえど、ちょっと遠かったり会場特性(ステージが少し低め)もあったのでキャストさんの詳しい動きとかは確認出来ませんでした。

グッズ付きチケットの特典シャツと入場特典のペンライト

最後にライブに対する個人的な感想を。

今回のライブもRAS上海の時と同じように、周りのオタクの歓声に押されて、自分も気分がアガるようなライブだったとともに、素直にMyGO!!!!!の音楽を楽しむことが出来たライブでした。

ライブの表題曲である端程山では、これまでMyGO!!!!!と共に過ごしてきた時間と景色が脳裏をよぎり、MyGO!!!!!の歩みを思い出すともに、音楽という共通言語を通じて、海を越えた上海という土地でMyGO!!!!!の音楽が響き、同じ熱を共有していることに、思わず涙してしまいました。

これは前回のRASアジアツアー台北&上海でも感じたことですが、好きという感情を、海を、言語を、文化を越えて通じ合えることはやっぱり素敵なことだなと再認識しました。


上海でも景色と感情をたずさえたMyGO!!!!!、12月の7thライブがどのようなものになるか、とても楽しみになりました。

終演後・座席からの写真
虹馆は天井に鉄骨やパイプなどが通っており、インダストリアルな雰囲気が先行しライブ会場という雰囲気はあまりしなかった

その後はライブの余韻を噛み締めながら、南京路歩行街にあるキービジュアル聖地巡礼をしてこの日を終えました。

南京路歩行街
台風一過でこの日が1番綺麗でした

4日目

ライブを無事に終え、いよいよ最終日である22日、4日目。
流石に慣れない海外4日目となると精神的・肉体的にも疲労が溜まっており、動き出しはゆっくりでした。
この日はホテルをチェックアウトした後、外灘の向こう側にある東方明珠電視塔や、フリーダムガンダムの立像を回りました。

東方明珠電視塔

出国の時間が近づき、空港に向かう際に人生初であるリニアモーターカーにも乗車しました。
龍陽路から浦東空港までの約30kmほどの距離を8分間で走破する路線で、価格は50元(1000円)、当日浦東発着の航空券所持で40元(800円)に割引されます。
マジで加速力半端なくて感動モノでした。

上海リニア
現在はMAX300km/hだが、昔は430km/h出たらしい

空港に到着し、無事チェックイン。
同タイミングで日本に帰国するオタクとだべりつつ、飛行機の搭乗を待っていましたが、時間になっても全く搭乗カウンターが動く気配が無いといった始末。
機材遅れにより、結局予定から2時間遅延しての離陸。流石は天下のSpring Japan。頭が下がりません。真顔です。
結局成田空港に到着したのは日本時間23:40ごろ。当然この時間では終電はおろか終バスなんぞありません。幽閉。

有難いことに、千葉に住まわれている中国オタクが成田まで迎えに来て下さり、さらに1晩泊めて頂くことになりました。長旅で体力消耗していたので本当に有難かったです。無限に頭下げてました。大感謝。

明け方の電車に乗車し、無事帰宅。
これにて遠征終了です。

遠征を終えて・おわりに

前回のRAS上海の遠征ではほぼほぼ頼れる人もおらず、信じられるのは我が身一つで乗り込んだ遠征でしたが、今回はライブの情報発表から上海現地の歩き方まで、かなり多くの方に教えていただいたこともあり、スムーズに進行することができました。ご好意に甘えてしまった所もあり、申し訳なく感じているところもあります。

また、言語が違ったり、文化が違う中、同じコンテンツが好きという理由だけで、受け入れてくださるどころか、むしろ歓迎してくれる中国オタクには感謝しかありません。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

重ね重ねにはなりますが、今回多くの人の手助けにより、この遠征は成り立っています。少しでもお礼になればと思い、このレポートを残したいと思います。何でもないただのしがない1オタクの戯言であり、文章も拙い点があると思いますが、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

ここまで長文になりましたが、読んでくださり本当にありがとうございます。

感谢您的阅读我的Report。多亏各位的大力支持。谢谢大家。
倘若还有见面的机会请多多指教。

再见中国!谢谢!

※何か不明点や質問、誤り等ありましたらコメント欄もしくはX(@Yakitori_nine)までお願いします。記憶と記録の範囲で追記・返信します。




これとは別に上海旅行記も書きたくなったのでそのうち書きます。


多分。

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