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UEFN学習ロードマップ(入門者~初心者向け)

あけましておめでとうございます!UEFNクリエイターのやきまる(@yakimaru)です。
昨年3月にUEFNに出会ってから約1年。楽しみながらいろんなゲームをリリースできました。
過去つくった作品たち↓

今年は自主制作だけでなく、UEFN関連のTips等の発信にも取り組んでいこうと思いたちました。
手始めに、UEFN始めたての初学者の方向けにどういう手順でUEFNの学習を進めていくとよさそうか?
学習ロードマップ的なものをまとめていこうと思います!

ちなみに、初心者のころの私は、Unreeal Engine等のゲームエンジンも触ったことない非エンジニア。フォートナイトもやったことない状態からスタートしています。
またボッチなので公式ドキュメント等とにらめっこしながら独学で学んできました。

特に、同じような境遇の人の参考になれば幸いです!

学習ロードマップのゴール

まず、ゴール設定。今回紹介する学習ロードマップは
UEFNさっぱりわからん状態→公式チュートリアルにあるような状態までをゴールと想定してます。

初級者から中級者の入口くらいまでいけると御の字というイメージです。

学習ロードマップ

それでは本題にいきます。まず結論から。

【結論】下記図を理解して、★がついているものから習得すると良いと思います。

この図はUEFNでのゲーム作成の流れとUEFNでできることの概要をまとめたものです。(自作なので悪しからず)

UEFNでとりあえずなにかゲームをリリースできるようになるには、UEFNでのゲーム制作の大まかな流れと、UEFNでできる機能の外観を捉えたうえで、習得が必須な機能を学ぶのがポイントだと考えています。

UEFNは高機能でめちゃくちゃたくさんの機能があります。裏を返せば、
全体像を把握しないまま、いきなり機能を触りだすとマニアックな機能に囚われてだいたい沼るというのが経験則なので、まず初心者の方には全体感をなんとなくでいいので把握してもらえるのがベターかなと思います。

簡単なものでもいいのでとにかくゲームを作って最速リリースするというのが挫折しないコツかと思います。

Step①:UEFNでゲームを公開するまでの大まかな流れをつかむ

さっきの図だけ渡されてもなんのこっちゃわからんと思うのでここから詳細解説していきます。

まず先ほどの図を一段階抽象化した図を用意しました。UEFNでゲームをつくる大まかな工程をつかむための図です。

UEFNでゲームリリースするための工程をざっくり5つにわけると。

①プロジェクト作成
②レベルデザイン(ワールドの見た目をつくる)
③ゲームロジック構築
④テストプレイ(デバック)
⑤プロジェクト公開(ゲームリリース)
※なお、②→③→④の厳密な工程順はありません。これらの工程は相互に反復しあいます。

といった理解をしています。

①プロジェクト作成

UEFNをインストールして開くとこんな画面になりますが、まずはじめに”プロジェクト”というものを新規作成します。

UEFNのプロジェクト選択画面。ここから既存プロジェクトを開いたり新規プロジェクトをつくったりする

UEFNでつくったゲームは、最終的にフォートナイトに島(マップ)として公開するのですが、1プロジェクト=1フォートナイトの島だととらえてください。

②レベルデザイン

レベルデザイン?なんだそりゃ?3Dソフトやゲームエンジン初心者にはよくわからない単語だと思います。私もそうでした。

レベルデザインは私の理解だと下記です。

レベルデザイン=建物や地形などのオブジェクトを配置しワールドの外観を設計・構築する作業

プロジェクトを新規作成すると下記のような画面になりますが椅子や机がおいてある空間がゲームのワールドであり、これをレベルと呼びます。

つまりレベルデザインとは、建物や地形などのオブジェクトを配置してワールドを自由に構築していく工程をさしています。

ちなみにUEFNではフォートナイトの既存の建物などをそのまま使えて、なおかつドラッグアンドドロップで操作可能なので非常に直観的にレベルデザインが可能です。

エディタで建物などを追加している様子(GIF)

③ゲームロジックを構築

レベルに建物などを配置して美しい世界をつくるのも大事ですが、やはりゲームには敵が出てきたり、特定の条件でなにかイベントが起こしたりの要素が必要ですよね?
このようにゲームロジックの工程は

”Aという反応があったらBという処理をする”
例)敵を倒したら、スコアを加算するといった処理など

といったゲームシステムを構築を指します。

UEFNでゲームロジックを作るには、フォートナイトクリエイティブの仕掛け(Devices)というものを利用して構築できます。
※Verseというプログラミング言語も使えますが初心者はまず仕掛けから覚えることを推奨。仕掛けだけでも十分ゲームがつくれます。

フォートナイトクリエイティブの仕掛け
同じものがUEFNエディターからも利用可能

例えば、”ボタンを押すと爆弾が爆発する”というのを設定したりしてゲームロジックをつくります。

UEFNでのゲームロジック構築例:ボタンを押すと爆発する仕組み

仕掛けには様々な種類があり組み合わせ次第でいろんなゲームをつくることができます。

④テストプレイ(デバック)

②レベルデザインと③ゲームロジック構築を行うたびに、フォートナイト上で実際にゲームプレイ(デバック)してみて思い通りに動くかを試す工程です。

UEFNではエディター上の”セッションの開始”ボタンを押すと、フォートナイトが立ち上がって簡単に遊ぶことができます。またリアルタイムに同期しているのでレベルの変更をフォートナイトに反映するのもシームレスに行うことができます。

UEFNで立ち上げた画面。UEFNで制作中のマップをフォートナイトでテストプレイできる

⑤プロジェクト公開

②~④の工程を繰り返して島が完成したらいよいよゲームをフォートナイトに公開し、世界中のフォートナイトユーザーに遊んでもらいましょう。

UEFNのエディターからクリエイターポータルという専用ページにアップロードして審査やらを行ってフォートナイトサーバー上に一般公開します。

ここでは詳しく触れませんが、島公開のための資格などを取得する必要がああったり、公開審査も落ちることもありますが慣れてしまえばゲームリリースも簡単です。なにより無料で公開できるのがすごいところです。

Step②:UEFNでできることの全体像と初心者がまず習得するとよさそうな項目

UEFNのゲーム制作の流れはイメージがつきましたでしょうか?
それでは学習ロードマップを再びみてみましょう。

※わかりやすさ重視で一部機能をはしょっていたりしますが概要はつかめると思います!

この図は、水色や青色は先ほど解説したゲーム制作の流れを示し、その配下。白で囲われた部分に各工程で使う機能や作業をまとめてゲーム制作の流れと機能(作業)の関係をイメージできるように構成しています。
また、★マークで、初心者がまず習得するとよさそうな機能をピックアップしています。

さらに各機能(作業)の概要もさらっと見れるように早見表をつくってみました!上の図と合わせて活用ください!
初心者へのおすすめ度・必須となっていることを学んでいけば、おそらく簡単なゲームは作れるレベルになると思います!

機能の詳細については今回はふれませんが、自分が習得している内容と不足分をこの表や図などを見返しながら地図的に活用いただけると本望です。

UEFNの機能解説やTipsはこちらにまとめていっています。

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