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砂糖不使用、からだ気にする人に・・・大人キャロットケーキ

キャロットケーキはもともと好きです。
もともと、というのは私が最近のグルテンフリー、砂糖不使用のお菓子を作る前から好き、ということ。

シナモン、ナツメグなどのスパイスがきいて、
ナッツやドライフルーツの入ったざっくりした、
結構ガツンと甘めの生地で、
甘酸っぱいクリームチーズをたっぷりとのせて、
あるいはサンドしたケーキ、

ざっくりいうとこんな感じがキャロットケーキです。

女子が好きなものがたくさん入っていて、人気の理由もうなずける!
ですが…もう少し健康的な感じにアレンジしてみます。

人参ケーキだから人参の「量」、どっさり使う


新鮮でおいしそうな人参が手に入ったら、せっかくだからたっぷり使いたい。
日本のキャロットケーキのレシピは粉がメインで肝心の人参の量がそれほどでもないものが多いようです。

例えば無料で閲覧できる範囲で
NYTimes cooking でcarrot cakeを検索して出てくる
「 Carrot Cake 」のレシピをみてみると、
粉の量が2カップ(アメリカの1カップは250㏄)に対し、
人参のシュレッドが3カップ。
かなり豪快な量です。
(ちなみに砂糖は2カップでした…)

そこまではいかなくても少なくとも粉類よりは使いたいです。
そして汁気も絞らず全て使います。
せっかくのフレッシュ人参だからその栄養を余すことなく使いたい。

小麦粉を使わないグルテンフリー、そして
オーツ麦を粉にして使う。


今、炭水化物も控えめにしています。
はやりの低糖質、ではなくまじめに糖質を控えています。

そのほうが胃腸がだんぜんラクだし
以前のように夕方の低血糖状態になることはなくなりました。
低血糖状態はよくないので、改善できてよかった。

まあ、低糖質生活したいなら、お菓子をやめようよ、という話ですが、
あまりにストイックにすると辛いので工夫して糖質を抑えています。
砂糖不使用もその一環ですが、
砂糖だけカットすればいいものではなく、粉類も注意が必要。

オーツは米粉や小麦粉よりも糖質が低く、成分分析表で確認すると、

オーツ  57.4g/100g(利用可能炭水化物計)
米粉   74.3g/100g(   〃     )

これが玄米粉になったところでほぼ変わりません。

また、その他の栄養素、タンパク質は…

オーツ  13.7g/100g
米粉   6.0 g/100g


低糖質、そして栄養面を考え今回はオーツ麦を粉にして使用しました。


粉の一部を「蒸し大豆」に置き換え


糖質が少なく、植物性タンパク質がとれる。
そしておいしい。
蒸し大豆はいいことだらけです。


お豆メーカー各社から出ているようです

おいしさにはまっていて、サラダに入れたり、豆カレーに利用するなどマイブームです。
ほくほくとして、ほんとにおいしいのです。

蒸し大豆(メーカー:マルヤナギ)のパッケージ表記によれば
糖質 3.2g タンパク質 16.5g
(いずれも100gあたりに換算しました)。

大豆だからタンパク質は当然しっかりとれますが、低糖質でもあるので
積極的に使いたい食材です。

フードプロセッサで細かくして使いますが、しっとりしていて
生地もまとまりがよくなります。

調理済大豆では水煮よりも蒸し大豆に軍配


もし、選択の余地があれば、の話ですが(市販のものが入手できれば)、
水煮大豆よりもおいしくできるので、蒸し大豆を使ってみてください。

最初は私も水煮で作っていましたが、蒸し大豆にかえたら大豆特有の「匂い」が気にならなくなりました。

ただ、蒸し大豆を家で作るのはちょっとハードルが高いようです。
私もやったことがないのですが、ぜひ挑戦してみたいとは思っています。

▲白ごはん.com さんのサイトから。
もう少し少量で試してみることにします。

市販でも冷蔵のコーナーに売られていますので、探してみてください。
価格もそれほど高い、というものではないのでまずは試しに…。


中身のアレンジは自由度が高い


キャロットケーキはいろいろなものを入れても比較的違和感なく食べられるし、それなりにおいしいです。

粉、人参、スパイス、ナッツ、ドライフルーツの構成がオーソドックス。

スパイスはナツメグやシナモンが人気でしょう。
ナッツはくるみ、アーモンドなど。
ドライフルーツはレーズン、それに私は生地に少し甘味を加えたいので
デーツを細かくして加えました。

オプションで前回使用した、砂糖不使用のチョコレートを刻んでいれたり、スパイスに生姜(ドライでも、生をすりおろしてもいいかも)を加えてもよさそうです。

焼き上がり前の生地の状態は動画を参照してください。


材料  野田琺瑯 縦22cm×横14.7cm×高6.5cm 1台分
オーツ麦        80g
ココナッツシュレッド  20g
デーツ         30g
蒸し大豆        50g
ローストくるみ     30g
にんじんすりおろし   150g
卵           1個
生絞りごま油      30g
(ごま油の香りがしない油です)
無調整豆乳       100g
レーズン        30g
ベーキングパウダー   5g
ナツメグ・シナモンパウダー 好みの量

作り方|

①フードプロセッサでオーツ麦を細かくする。

適度に細かくなればOK

②そのままココナッツシュレッドも加えて回します。
③さらにデーツもちぎりながら加えて回します。

丸ごと入れてしまうとFPがガタガタいって、負担大!
ちぎってあげると小さくなりやすい

④粉類をいったん取り出して、蒸し大豆を加え、写真くらいのサイズになるまで回します。

やわらかいので様子をみながら回してください

⑤ローストしたくるみを使いますが、手で小さめに割っておきます。
これも好みですが、存在感があったほうがおいしいのでこれくらいの
サイズでOK。

サイズはお好みで。もっと増量しても

⑥人参をすりおろします。
(注意!先におろしてしまうと、人参が黒ずんでくるので混ぜる直前に)

150gはこれくらいです

ここで私のおすすめです。


この画像のいちばん手前が大根おろしですが…
今までの人生で一番と言っていいくらい、おろしやすい大根おろし器。
固くておろしずらい大根や、人参もさくさくおろせます。

これのおかげで、大根おろしが「苦」ではなくなった…笑
Amazonのこのサイトでは大根おろしだけ単品で購入できるようです。
私が確認したときは、セット買いだと多少安くなっていました。

他のスライサー類もほんとに便利。毎日使ってます。
(手には気を付けてくださいね!めちゃくちゃ切れるので…)

⑦材料を混ぜていきます。
卵を大きめのボールに割り、油を加えてよく混ぜます。

焙煎していない、圧搾製法のごま油。無臭です

一体になったところで豆乳を加えて最初に液体を作ってしまいます。

そこに人参、大豆、レーズン、くるみを加え混ぜ、粉類とベーキングパウダーを入れます。

卵液に人参投入

シナモンとナツメグはお好みで。私はスパイスはけっこう入れます。

⑧動画の生地の状態を参照し、豆乳を追加するなど調整してください。
ベーキングシートをしいた型に入れて表面をざっとならします。

野田琺瑯を使いました

⑨170℃のオーブンで30分+10分程度、竹串を中央に刺してみて生地が付いてこなければOKです。

⑩型からすぐに持ち上げる(ペーパーごと)とくずれるおそれがあるので、
型に入れたまま冷まします。


ざっくり好みの大きさに切り分けて
自然な甘さがおいしく感じるキャロットケーキ

わりとやわらかいのでカットせずに、大きいスプーンでざっくりすくってもいいかも。

砂糖を使用していないので、素材の味わいがよくわかる、しみじみおいしいキャロットケーキです。甘いのがお好きな方も意外に気にっていただけるかもしれません。

クリームチーズのトッピングのかわりに、豆乳ヨーグルトをのせていただきます。


ヨーグルトをからめていただきます


保存は小分けにして、ラップしてジップロックで冷凍庫へ。出先には冷凍庫から出したものをそのまま持ち出して、自然解凍でおいしくいただけます。

不意の空腹とか、安心なおやつを常に食べたい人は行動食として持ち出してみてください。
私はこれをランチにサラダといっしょに食べたりしていますよ。


それではまた!

砂糖無しのおやつ、まだまだいろいろありますよ~


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