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役に立ちたがりな女、身の程を知る

2019年、社会人になって2年目になる年だった。職場でひとり、居場所と役割を模索していると頭の中でばかり饒舌になる。こういう気持ちこそ残しておきたいと思ったので、書いてみる。

就職したての頃は「早く人の役に立ちたい」とばかり考えていた。振り返ればずいぶんおこがましい。こういう気持ちが沸き起こっているとき、根っこには ”私は人の役に立てる存在である” という意識がある。

いざ働いてみると、人間関係が楽しいとか、相手から感謝されてやりがいを実感するとか、この道を選んで大正解だった、とか、そんなことを言う自分は日に日に遠のいていった。できないこと、やれないことばかりがわかった。

自分を理解するとは、かっこ悪い自分を認めることだ。私がどう、人の役に立たないのか、何がいけなかったのか、そういうものと向き合うことだ。なかなか傷つくし苦しくて、だんだん心のバランスを崩していって、向き合うことから避けるようになっていく。つり合いを保つために、お前はかっこ悪くないぞ!と自分を確証してくれる都合のよいものばかりを身の回りに置きたがる。こうなると、もう上司の話なんか耳に入りはしないのだ。

2020年のテーマは、自分を理解してちゃんと傷つくこと。苦しむこと。その体験を言語化して自分のものにしていくこと。身の程をわきまえつつ、素直に人の話が聞ける大人になること。

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