もちごめ

つらつら書くことが好きだったのを思い出して始めました。テーマは等身大であること。私が私を理解するために書きます。東北大好き。

もちごめ

つらつら書くことが好きだったのを思い出して始めました。テーマは等身大であること。私が私を理解するために書きます。東北大好き。

最近の記事

  • 固定された記事

何もないが友達はいる、アラサー女の自己紹介:「A子について」

26歳、女性。趣味といえるほどのものは無い。特技もない。才能もない。これだけは誰にも負けない、というものもない。求める貪欲さもない。…はて、こんな私が自分を知ってもらうためには、何を伝えればよいのだろう? 私は単体では生きていけない、実に手間のかかる女である。要は、生かされているタイプの人間だ。なので、今日は勝手に友人A子を紹介する。私から見えるA子像を通して、私らしさが伝われば、この文章の目的は果たされる。 A子は一言で表すと、ブレない女である。私は、世の中の大抵の女の

    • 2022年のカフェ納め

      仙台にはお洒落なカフェが沢山ある。コーヒーの香り、スイーツの味、外観の佇まいや店内の雰囲気、店員や他の客とか、そういうものも少し楽しめるようになってきた。金銭的にも精神的にも余裕がなかった時期には考えられない。お店のこだわりに意識が向くようになったことは、大人になったなと思う瞬間の一つ。 自分一人でたどり着いた訳ではなくて、人に連れ出してもらうようになって、カフェに行くことが一つの楽しみになった。そのことはまた別の機会にゆっくり書こうと思う。2022年のカフェ納めはおひとりさ

      • 徳島旅行1日目

        2022年10月、学会に参加するために徳島に行ってきた。飛行機を使った外出なんていつぶりだろう。四国だって大学の卒業旅行でほんのちょっと立ち寄っただけで、行ったことがないに等しい。表向きの目的は学会だったけど、美味しいものと映えスポットで頭がいっぱいだった。 旅行の直前に全国旅行支援が始まった。ワクチン3回接種の証明書、もしくはPCRの陰性証明書があれば、宿泊代が割引され、宿泊代に応じて数千円分クーポン券がもらえるという夢のような制度。ただし、同行者全員が証明書を提出しない

        • 初めて全巻買った漫画

          飽きっぽいのと、”これが好き”という感覚の幅が狭いのとで、時間を忘れて何かに没頭することが滅多にない。あったとしても、趣味といえるほど持続もしない心の貧しい女である。特に漫画や映画にはあまり興味が湧かなかったのでお金をかける気にもならなかった。でも、最近はサブスクで気軽に楽しめるようになったので、”これが好き”というものとは出会いやすくなった。その一つが漫画である。面白いと続きが気になり、手元に置いておきたくなり、購買意欲が刺激される。お陰様でタイトル通り全巻漫画を買ってしま

        • 固定された記事

        何もないが友達はいる、アラサー女の自己紹介:「A子について」

          amazarashiが好き

          日常で積極的に音楽を聴くことをしなくなった。聴きながら何かしているとそちらの方に集中したくなって結局音楽を止めてしまう。移動中もイヤホンをしていると落ち着かないので、全く聴かない。こんな様子で音楽を楽しむのが下手なのだが、それでも生活に音楽があることへの憧れを諦められず、何か聴いてみようと探してみたりすることがある。気づいたらぼーっとしていてプレイリストが終わっていたりすることの方が多いのだけど、歌詞がふっと耳に飛び込んできて、「今の曲何!?」と意識を持っていかれる曲が時々あ

          amazarashiが好き

          友達と私

          進学、卒業、就職。ライフイベントと言われるものは数年おきにやってくる。それまで一緒に時間を過ごしてきた友達と離れるとき、絶対遊びに行こうね、とか、何気ないことでも報告し合おうね、なんて言い合っていた。海外に行くわけでもないし、その気になればいつでも会えると思っていたから。 私は2~3年のペースで県をまたいで引っ越しをしている。新しい場所で自分の居場所をすこしずつ増やし、その土地で気の合う人を見つけて結構楽しく過ごしている。友達もみんなそれぞれの土地で根を張り、そこでの日常を

          福島で4年過ごして思うこと

          「放射能浴びに行くんでしょ」 4年前、私が福島に行くと報告したとき、とある人に言われた言葉である。開いた口が塞がらないとはこのことか。かわいがってもらっていた目上の人だったし、その場では「やめてくださいよー」と言うので精いっぱいだった。ブラックジョークのようなノリで言っていたからなおさら。だけど瞬間的に違和感をもった、忘れられない言葉だ。 放射能汚染のことは身の回りに人も心配して海藻がいいだのなんだの言ってよこしたこともあった。しかし私にとってはあまり重要なことではなかっ

          福島で4年過ごして思うこと

          目上の人を笑わせたくて失敗した話

          人から嫌われることが死ぬことよりも怖い私は、人と距離を縮める時、「なんでもいいから笑わせること」を第一に考えてきた。意味不明な言動に走ろうが、ブラックジョークであろうがなんでもいい。くすっと笑ってくれたらいいのだ。本当に相手が面白くて笑っているのでなくてもいい。たとえそれが愛想笑いだとしても、その場では私に敵意を持っていないと安心することができる。”いま同じ空間にいる人を笑わせる” このことが私にもたらすものは、自分を肯定する上で不可欠だった。 学生時代、周囲の人たちにそう

          目上の人を笑わせたくて失敗した話

          「お元気ですか?私は元気です」

          もらった手紙は大切にしている。筆跡からはその人の空気感が思い出される。便箋の模様といい、言葉といい、どうしてこれを選んだんだろうと想像するのが大好きだ。読むたびに気が付くことや感じることが変わるので、自分の体は一つだけれども、中身は変わっているんだなと気づく。 ここ2~3年くらい、一気にライフイベントが押し寄せてきた。苦手なことや初めてのことばかりに苦戦していて、少々自信をなくしていた。自分がどんな人間だったのか、何が強みなのかを思い出せずにいたので、もらった手紙を読み返し

          「お元気ですか?私は元気です」

          役に立ちたがりな女、身の程を知る

          2019年、社会人になって2年目になる年だった。職場でひとり、居場所と役割を模索していると頭の中でばかり饒舌になる。こういう気持ちこそ残しておきたいと思ったので、書いてみる。 就職したての頃は「早く人の役に立ちたい」とばかり考えていた。振り返ればずいぶんおこがましい。こういう気持ちが沸き起こっているとき、根っこには ”私は人の役に立てる存在である” という意識がある。 いざ働いてみると、人間関係が楽しいとか、相手から感謝されてやりがいを実感するとか、この道を選んで大正解だ

          役に立ちたがりな女、身の程を知る

          会津で食べたおいしいもの

          福島県会津若松市。言わずと知れた城下町である。恥ずかしながら大した教養もなく、さして歴史に興味がない。そんな私だが、会津が大好きだ。今日はこれまで食べておいしかったものを記録しておきたい。 名物、ソースカツ丼代表的なものの一つ、ソースカツ丼である。調べると何件か有名なお店がヒットする。そのうち私が行ったのは白孔雀食堂というお店だ。 もう3年前になるので曖昧なのだが、暖簾が低く年季の入った外観だったことはぼんやりと頭にある。有名なお店のようで、お昼時に行くと店の外に列ができ

          会津で食べたおいしいもの

          汚部屋と、ヤツと、片付けが苦手な私

          目の前にいる、ヤツ。北国で18年過ごしてきて、実際には見たことがなかった。テレビで見た、それなりに大きくて動きが速くて皆が気持ち悪がる、という前情報だけはある。 大学進学で地元を離れ一人暮らしをはじめた。実家にいた頃から、帰宅すると身につけていたあらゆるものを床に置きながらどんどん前進していく癖がある。私の前にモノはない。私の後ろにモノがある。この手の人間が作り上げる部屋を、世間では汚部屋と言うらしい。 言い訳を聞いて欲しい。収納をしないというだけであって、置く場所はなん

          汚部屋と、ヤツと、片付けが苦手な私

          鶏ハムが最高に美味しくできたので綴りたい

          私の食欲の季節は冬だ。ご飯が美味しくて美味しくて、それはそれは困る。食べ物も傷まないので、ズボラな私の自炊も捗る。 3日前に下味をつけておき、昨日作った鶏ハムが今までで1番よくできたので、今日の私はご機嫌である。 日常の料理に映えなどない。自分が満足すればそれでいいのである。おしゃれな写真には憧れるけど。 私は性格上、こだわり出すと納得がいくまでやりたいタイプである。うまくハマれば特技になるが、だいたいは失敗を繰り返すうちにやる気をなくしていく。料理もその一つであった。

          鶏ハムが最高に美味しくできたので綴りたい

          大内宿の冬

          大内宿の冬

          にっこり

          山の上の鳥居、私の前に誰かが来ていた

          山の上の鳥居、私の前に誰かが来ていた