脱ギャンブル〜3日目〜

ギャンブルをしないということだけを繰り返す。

そうすれば脱ギャンブルにつながるということ。これはすべての依存に言える。買い物依存の方は、買い物をしないだけ。アルコール依存の方は、アルコールを摂取しないだけ。

たったそれだけのこと。依存症当事者以外の人間からすればそんなことは当たり前にできる。

普通の人が当たり前にできることが、当たり前にできなくなってしまっているからこそ依存症というのだ。

自分は幸いにしてギャンブルをしない生活を続けられている。

しかし。これだけギャンブルによって失ってきたものがたくさんあるにも関わらず、いまだにギャンブルのことが頭をよぎるのだ。

正直に言おう。今日もよぎったのだ。

youtubeをみていたら、たまたま牙狼の新台の実践動画が候補にあがってきた。それを少し気になってしまって見てしまった。そして、やりたくなってしまったのだ。いま現状はギャンブルをするお金もなければ、パチンコ屋へいくための足もない。

ゆえにやらずに済んだ。しかしこれが、自転車があって、たまたま自由にできるお金がをもっていたとしたらどうだったであろうと考える。

そうなってみなければ正直どういう行動をとるかはわからない。わからないからこそやってしまう可能性がある状況を排除しなければならない。今日のことで再認識をした。

自分でお金は当分管理できないし、交通手段をもってはいけないと。

動画を見るまでやりたいなどと少しも思っていなかったのにも関わらず、脳が自然と反応した。そしてその自然と反応してしまった時、自分の思考からは今現在の状況や、これまでの失敗の数々は頭から吹っ飛んでいた。

衝動が理性を飛ばしていたのだ。

引き金が衝動を起こし、理性を消して行動に走らせる危険がある。

3ヶ月入院したところで脳の根本は治療できていないのだ。治療出来ていないからこそ、物理的に危険性を排除する他ない。

依存症とはこれからもずっと長いお付き合いとなりそうだ。ただ辞め続けること。これだけは絶対に続けたい。

ギャンブルを逃げ道にしないよう、生きていきたい。

おしまい

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