ギャンブルやめた!

コントロール障害(病的賭博=ギャンブル依存症)にて3ヶ月入院後の日記

ギャンブルやめた!

コントロール障害(病的賭博=ギャンブル依存症)にて3ヶ月入院後の日記

最近の記事

  • 固定された記事

ギャンブル依存症と向き合う。

自己紹介。 大学在学時よりパチンコ・スロットを始め、ギャンブル歴は10年になる29歳です。 学生ローンにて借金を覚え、重ねた借金は1000万以上。 現在破産手続き中。父に肩代わりを何度してもらっても、借金を重ねておりました。 またギャンブル依存が引き起こす問題により大学を中退、社会人になってからは離婚。 逮捕歴もあります(罰金刑)。 留置場から出た後、ギャンブル依存症の専門外来を受診。 即時入院を求められ、閉鎖病棟で3ヶ月入院しました。 これを書き始める理由と

    • 脱ギャンブル〜35日目〜

      こんばんは。更新を豆にしたいとおもっておりますが、なかなか出来ておりません。 今日はひさびさに依存症というかひいてはギャンブルについての話をします。 テーマは「なぜ熱中してしまうのか」 おそらくハマった経験がない人はなぜやめれないのかが理解できないですしそれどころが進行形で依存症のかた、度を越して熱中している方もなぜ自分がそうまでしてやめれないのかということを理解できていない方が多いのではないでしょうか。 いつでもやめれると考えている間は絶対にやめることは出来ないと断

      • 脱ギャンブル〜33日目〜

        1週間近くぶりの更新になります。 脱ギャンブルの難しさはどこにあるか。 それはスリップの引き金があまりに多いことでしょう。 やりたい!という衝動、つまり内的要因のほかに いこうぜ!と誘われたり、新台入れ替え!というCMが流れたりする自分の心情面の外側からの誘惑。 そして、少しでも出来心でやってしまったあとは自分で衝動を制御することは難しくなります。 なので、大切なことは誘惑を受け付けないような状態に置いていくことが大切なわけでありますが…。 それがなかなか難しい

        • 脱ギャンブル〜27日目〜

          こんばんは。5日ぶりの更新となってしまいました。 毎日更新するぞ!と意気込んで入るのですが、なかなかどうにも書くことが長続きしません。継続させるということは非常にむずかしいですね。 やめることを続けていられる今は結構奇跡のような状態なのかも知れません。依存が深ければ深いほど、辞めている間は我慢がきくそうです。 ただその代わりに、スリップしたときその衝動は従来よりも強くなる傾向があるようで。 入院して知り合った仲間と話したとき、次やった時は前よりもひどくなりそうな気がす

        • 固定された記事

        ギャンブル依存症と向き合う。

          脱ギャンブル〜22日目〜

          人間には生きる上で心の余白が必要不可欠です。 ギャンブルに依存してしまっていると逆にむしろその心の余白とは無縁の生活になります。 借金への焦り、勝てないことへの苛立ち、されど差し迫る生活。 人についた嘘がばれる恐怖、貯金の全くない生活、されど自分をさらけ出せない。 そんな生活において、心に余白が生まれる余裕なんてあるわけがありません。いつも何かに追われていて、真剣に考えてしまうと焦燥感や悲哀、絶望。 そういったことから目をそむけて生きるしかなくなっているんです。

          脱ギャンブル〜22日目〜

          脱ギャンブル〜21日目〜

          辞め続けることに大切なこと。 それは徹底的に引き金になりうることを避けることでしょう。 ギャンブルをしたくなるパターンを自分でしっかりと把握し、その状態になってしまったときにどういった行動をとるかというのが非常に重要なことと思います。 自分なんかは、現金をほとんどもたず、車もなくパチンコ屋が近くにない職場・アパートを選びました。 そうやって引き金を避けている結果としていかないことを続けられているのでやはり一定の意味があるのはまちがいありません。 自分の欲求を理解しな

          脱ギャンブル〜21日目〜

          脱ギャンブル〜20日目〜

          こんばんは。 ここで脱ギャンブルをカウントしはじめてからはや20日が経ちました。 自分にとって脱ギャンブル=脱パチンコ・スロットなわけであります。人によってはまるものが種々それぞれ違うと思うのですが、自分の場合はもっぱらパチンコ・スロットであり、公営ギャンブルに一切はまりません。 無論、競馬・競輪をやったことはあります。当たった経験もあるのですが、どうにも熱中しませんでした。 当たる気があまりしないというのもあれば、レースにドキドキしないというのもあるのでしょう。

          脱ギャンブル〜20日目〜

          脱ギャンブル〜17日目〜

          こんばんは。 車を持たない、お金を自分で管理しない、パチンコ屋がちかくにない。 この3つの条件を整備すれば否が応でもギャンブルはできないし、そもそもそういう考えが根底にあればやりたいと思わなくなる。 これは入院中に学んだ、引き金を避けることでギャンブルを遠ざけることができるということに当てはまっていると思う。 つまるところ、もう依存症として脳に焼き付いてしまっているのでギャンブルを連想することがあればすぐに欲求は湧いてしまいます。 なので、それらからあえて遠ざかるこ

          脱ギャンブル〜17日目〜

          脱ギャンブル〜16日目〜

          こんばんは。 オープントークのギャンブル依存者の会話を見ていると過去の自分を見ているようでなんだか変な気分になります。 はたから見るとすごく愚かしいなと思うのに、なぜ、その渦中にいたときにそういう気持ちにならなかったのか。 少し考えてわかりました。 水槽の中の金魚の世界は水槽の中にしかなく、水槽の外から自分たちを見ることができないということでしょう。 自分は運良く水槽の外にでれた、ただまた水槽の中にひきこまれてしまうんじゃないかという心配がつきまとっている状態でしょ

          脱ギャンブル〜16日目〜

          脱ギャンブル〜15日目〜

          こんばんは。 働き始めると、ギャンブルについての思考が全くわかないです。 今は仕事になれることに集中しようとしているからでしょうか。 むしろこれまで仕事をしながらよくギャンブルをやっていたな、と思います。 依存状態だと脳が正常に機能していないので集中力が散漫になったり、疲れが取れなかったりするようですが、いまとなっては確かに。と心当たりがあります。 当時はまったくそんなことも思っていなかったですが、振り返ってみると明らかに仕事のパフォーマンスは落ちていたように思いま

          脱ギャンブル〜15日目〜

          脱ギャンブル〜14日目〜

          こんばんは、更新が一日途絶えてしまいました。 というのも昨日から、仕事がはじまりついに社会復帰を果たしました。 当面は働くことに疲れてしまって渇望がわくどころか仕事で手一杯になりそうです。 仕事になれはじめてからどうなるか、ですね。 明日からはちゃんと仕事のあとでも書こうと思います。 今日の渇望度:☆☆☆☆☆(0%) 理由:疲れてしまっていてとくに何もする気が起きませんでした。渇望も沸きませんでした。 おしまい

          脱ギャンブル〜14日目〜

          脱ギャンブル〜12日目〜

          ギャンブルをやめるには、まず〜〜〜をしろ、とか〜〜〜というマインドに切り替えろ。 という文言を割とよく目にする。 でも結局このマインドって、依存症を克服しつつある人間、もしくは依存症になったことのない人間の発想だから当事者にとっては意味をなさない。 たとえば、依存症であることを自覚しろ。という言葉。 →自分の場合、とっくに自覚していたがやめることが出来なかった。 他にも、誰を傷つけているか考えろ。という言葉。 →正直、自分のこと以外どうでもよくなっているから周囲の

          脱ギャンブル〜12日目〜

          脱ギャンブル〜11日目〜

          こんばんは。 社会生活にもどってからはや半月が経ちますが、うまいこと渇望を処理して生活しております。 まあ、やりたい!と思っても現実的にできる状況じゃないというのと、どうしてもやりたいとまでは思わなくなっているというのがあるのですが。 でも多分一度やってしまったらなかなかすっぱりとやめることも難しいなと思います。 ギャンブルに熱中してしまう要因は、 ・惜しい!もうちょっと!という感覚 ・惜しかったからもう少しやれば…もうちょっと賭けたいという渇望 ・次やればあた

          脱ギャンブル〜11日目〜

          脱ギャンブル〜10日目〜

          ラインオープントークの会話内容を見ていて気づいたことがある。 依存の問題をお金の問題と捉えている人が多いこと。 やるかやらないかで葛藤をしている人が多いこと。 医療につながることができ、本格的に治療にすすめる人はほんの一部ということ。 この3つだ。 いかに、本格的な自助ミーティングでないにしろあまりにも発想や考えていることが幼稚でそりゃあGAや医療につながっていくのはむずかしいよなあということだ。 というより問題の本質が全く見えている気配がない。別に見下しているわ

          脱ギャンブル〜10日目〜

          脱ギャンブル〜9日目〜

          病院から退院してはや2週間が経った。あっという間だ。 この2週間ギャンブルをせずに済んだこと、渇望が沸きやりたくてイライラするということがなかったこと、継続的に依存症について考え自分なりに整理してこれていることを思うと今の所ちゃんとやれているなと思う。 色々考えてはいるが、思考は人に伝えるためにまとめて形にすることによって整理されるようにおもう。 ラインオープントークでの自分の発言を転記したい。 ギャンブルをしてしまったという人に対して → やることが悪というわけで

          脱ギャンブル〜9日目〜

          脱ギャンブル〜8日目〜

          仕事が始まると、今のようにギャンブルに対することも毎日考えることもなくなるのだろう。 要するに、忙しかったり熱中したりすることがあればやりたい!とかやめなきゃ!という風に考えることもなくなるわけなのだ。 それが衝動が起きた時に行動してしまう危険性を持つといえばそのような気もするし、かえって仕事に熱中してしまえば、自然とはなれていくことができるというメリットもあるのかもしれない。 大体物事というのはメリットデメリットをはらんでいるものだ。 ラインオープントークにて依存症

          脱ギャンブル〜8日目〜