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メモ009|より有効な手立て

昨年から、修士論文の宿題になってしまった、都市計画事業の防災面からの検証をはじめました。幾人かにご協力を頂きながらも、とても生半可な理解では太刀打ちできず停滞気味でした。

しかし違和感の正体を少しでもつかむため、今後も継続します。またねじ巻きなおします。求めるのは万全より有効な手立て。目的を細かく分けて再構築。安直な二元論には陥らないことを心がけて。

昨年5月に東北、11月に大阪に行けたのは素直に良かった。新長田はスケジュール的に今年の後半で再挑戦したい。今後は関心の対象を首都直下に絞るべきかも。

5年目を迎える3/11を前に。

以下備忘録
■︎密集問題:建替やマンション化が進んだり、空き家や駐車場が増えたり、危険とされた地域の実態は以前から変化していないか。もう一度要確認。本質的な課題は何か。
■︎︎仮設問題:仮設用地不足。現時点で仮設市街地の構想は絵に描いた餅では。このあたりの防災担当者の実感を聞きたい。
■︎︎空地問題:都市計画事業による空地確保は限度あり。財政再建理由による公有地の民間売却には防災の観点不足。
■︎︎耐震問題:家屋用の耐震シェルターが普及しないのは商品の魅力不足か価格理由か。耐火もあわせて安価な他の技術的対策と普及策はないか。老朽化区分所有マンション耐震は地道に解くしかない。

(2016.02.15)

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