7月14日

「アンサンブルコンテスト」も「君たちはどう生きるか」もDVDレンタル店に置いてある。しかし観る気はしない。
先般、邦画をレンタルして観た。「アナログ」「月の満ち欠け」である。これらは多少心に残るものではあったが、異能力とかが普通に出てくるアニメとは違い現実のものだから、少々物足りないかと思ったのも事実である。
まあ、これらの邦画に大して感動しなかったのは、異能力がないからという理由ではなく、地味だから、という理由だろう。

マーク・トウェインの「人間とは何か」を読んでいたのだが、こういう対話形式の説話は、プラトンの時代からあり、直近では「嫌われる勇気」の中でも用いられている。私もこの本をちょっと読んでみたが、若者と哲人との真剣な会話……というよりむしろ、若者が血気盛んで、ドストエーフスキイの作に出てきそうな(まあラスコリニコフかな)ちょっと意識高い人間である。そこが鼻について、書物そのものの内容がスッと頭に入ってこなかった。多分「嫌われる勇気」は「人間とは何か」の形式を真似たんじゃないかと思ったところである。

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