旧東海道をゆくvol.3(神奈川〜戸塚)
こんばんは。
今回は東海道ウォーク3日目の神奈川〜戸塚間の道のりついて振り返ります。
人は騙せても自分は騙せない
3日目の神奈川〜戸塚は、友人とランチをした後、夕方にスタートしました。
神奈川宿は現在の横浜駅のあたりに位置しますが、当時は海岸線がこの近くにあったと言うので、ずいぶん地形が変わったのだなあと思いつつ歩き始めました。
日が暮れそうだったのであまり地図も開かずかなり早いペースで歩いていたところ、序盤で道を間違えました。旧東海道が残っている区間にも関わらず15分近く新道を歩き進めてしまったのです。
誰が見ているわけでもないし新道とはいえ東海道は歩いたしな…などと私の中の悪魔は囁いていましたが、自分に胸を張ってゴールするためにも、心を鬼にして戻ることを決断しました。
こうした小さなこだわりや自分自身への誠実さが、自信や幸せに繋がっていくような気がしました。
結局お蕎麦がありがたい
この日の夕食は、保土ヶ谷駅からすぐ近くの、「宿場そば 桑名屋」さんでいただきました。古くからあるお店ということではないようなのですが、店内には東海道関連の本などもあり、旅人気分を味わえます。私は鴨そばをいただきました。
初めての峠越え
お蕎麦をいただいて歩き始めた頃にはもう外は暗くなっていました。夜道を歩くのは危ないのであまり良くないのですが、この日はキョロキョロと安全を確認しながらもう少し歩きました。
そこまでして歩いたのはやはり、噂の権太坂を越えたいという気持ちがあったのからかもしれません。
権太坂は箱根駅伝でも登場しますし(走るのは新道ですが)箱根まで東海道を歩いた両親からも権太坂はきついと何度も聞かされていました。歩いてみた結果、たしかにきつかったです笑
何があるわけでもないコンクリートの坂道を登り続けるのは、まさに修行以外の何ものでもありませんでした。
権田坂を越えると今度は下り坂もありました。個人的にはこの坂の名前が可愛くてお気に入りです。辛い坂道の後にお餅屋さんがあったらどんなにありがたいだろう…と何もない道を歩きながら生意気にも当時の人を羨ましく感じたりしました。
この後さらに住宅街の中を歩き続け、この日は戸塚駅で終わりました。
つづく