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時短勤務は「やる気がない」のか

私は3人の子育てをしながら、現在フリーランスで働いていますが、第一子出産後の7年前、はじめての復職時は、時短勤務からスタートしました。
その当時を思い出しつつ、時短勤務はやる気がないのか?、について考えていきます。
(当時勤めていた会社は、10年以上勤務した、子どもを持つ前の私にとっては心地良い職場でした)


時短勤務=仕事のセーブ、ではない

私の場合、時短勤務を選択しましたが、キャリアのブレーキをかけたくて時短勤務を選択したわけではありませんでした。

・第一子で仕事と家庭の両立が、時間面で回せるかどうか見えない
・フルタイム→時短の変更は会社に迷惑をかけそう(逆の方が良さそう)
・残業はしないで、夜時間は子ども優先にしたい
・仕事も頑張りたい

時間的な制約はあるけど、仕事を頑張らないつもりはなく、復職時の面談でも、仕事に戻ることを楽しみにしていることを伝えていました。

つまり、復職する私から見えていた世界は、時短勤務=仕事のセーブ、ではない。むしろ、両立するためにもリズムを作りたく、最初は時短勤務として戻ることで、徐々に仕事へのギアを入れていく想定でした。

人事との会話

復職面談の際、時短勤務をしたい旨を、人事に伝えました。その当時の人事担当者の方は、一緒にゴルフに行ったり、飲みに行ったりする関係の方だったこともあり、こちらの気持ちをお伝えしやすい雰囲気だったことを記憶しています。

ただ。。時短勤務の希望をお伝えし、調整いただけることになりましたが、どんな気持ちで仕事をしていきたいか、仕事でどんなことを成し遂げたいか、の話をした記憶がありません。

私からしたら、「時短勤務という時間的制約以外は、以前と変わらず」仕事が出来る
と考えていたので、仕事へのモチベーションを、特別言葉にする必要性を感じていなかったのだと思います。

しかし、人事からしたら、「時短勤務=家庭優先、仕事はそこそこになる」と受け取ったようで、「今は子ども優先だよね」「仕事も抜けても大丈夫な仕事に配置するね」と言っていただき、復職後は以前と別の部署で仕事をすることになりました。

これが、私から見ると「マミートラック」と感じ、子どもを持ちながら働くことへのジレンマの入り口となりました。

聞かないとわからない

時短勤務を選択している方も、仕事へのやる気は人によって様々。

私のように仕事をしたい人も、子どもが小さいうちは出来る範囲の仕事をしたい人も、今までと同じペースで仕事したい人も、いろんな方がいます。本当に、聞いてみないとわからない。

ぜひ人事の方も、いろんな方がいることを前提に、聞いてみていただけたらと思います。

時短勤務=やる気がないわけではない!
残業している方がみなやり気に満ち溢れているわけではないのと、同じですね。

気持ちは言葉にしないと伝わらない

私自身の仕事へのモチベーションや仕事で成し遂げたいことを言葉にしないまま、「子どもが小さいこと」の配慮から、仕事へのやりがいが減っていった私。

7年経った今、当時の私に声をかけるとしたら
「気持ちは言葉にしないと伝わらないよ」と伝えたいと感じます。

時短という「稼働時間」が減ったことで、「仕事への意欲」も減ったと解釈されていたこと。自分から言葉にして、伝える努力をしていたらどうだったかなと、考えることがあります。

「3年後、5年後のありたい姿に向かって、今出来ることは何か。」今だったら、言葉にして、人事や上司に伝えて、応援してもらえるように行動していきたいです。

あなたは、自分の仕事への姿勢を、言葉にして伝えていますか?

これから復職される方へ

あなたは、自分のキャリアビジョンや、自分らしいライフとワークのバランスを、考えたことがありますか?

ぜひ、復職するタイミングで、人事や上司、パートナーに、自分のキャリアビジョンや理想のライフとワークのバランスなどの「自分の気持ち」を伝えてみてください。
未完成でも大丈夫。現時点での自分を伝えることで、働くママになってからさらにアップデートしていけます。

中長期的なありたい姿を言葉にすることは、難しかったり、慣れなかったり、恥ずかしさもあるかもしれません。しかし、

言葉にしないと気持ちは伝わらない

自分の気持ちを知り、周囲に伝わることで、周りもあなたの協力をしやすくなりますし、良いことしか起こりません。

様々な事情で時短勤務を選択している方がいます。ぜひこれらの方が、自分サイズの働き方に近付けるよう、コミュニケーションを工夫されることを願っています。

復職に向けてのセミナーを、12/21木、12:00-ママノバにて開催します。無料です。ぜひご参加くださいね。お待ちしています。


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