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開催報告:大学職員の方向けワークショップ②(次世代ファミリーコーチング)

次世代ファミリーコーチングにて、大学職員の方向けのワークショップ、「人材ビジョン構想 DAY2 組織軸と自分軸の共有ゾーンの探求」を開催しました。
たまちゃん、こと、藤田珠世さんがメインファシリテーター。私はサポーターとして参加してきました。開催時の概要・気付きをまとめます。

◆DAY1の開催報告はこちら

人材ビジョン構築

大学の未来を創る担い手として、組織と自分の「なりたい姿=ビジョン」を描く

学長の「職員のみなさんが主体的に、大学の未来を創る担い手になって欲しい」との熱いメッセージからスタート。
そして、今回も大学の職員の方(手上げ約20名)向けの全3回、1回2時間。DAY2として、組織軸と自分軸の共有ゾーンの探求を開催しました。

今回も体感型ワークを中心に、思考や身体、左脳と右脳を動かしながら、盛沢山の内容を120分でぎゅぎゅっとお届けしました。DAY1参加者が1/3、2/3は初参加ということで、DAY1を受講していなくても参加しやすい内容に設計しています。

ワークショップ概要と参加者の声

①組織軸と自分軸の関係

前回同様、組織軸と自分軸の共有ゾーンについて。
DAY1受講後、「組織ビジョンを出すワークショップなのになぜ自分軸なの?」とのお声をいただいたことから、再度、組織軸との共有ゾーンを広げるためにも、「自分軸」の大切さをお伝えしました。

新たにスライドを用意し、何度も繰り返しお伝えしていた「自分軸」の重要性

さらに、ダニエル・キム教授が提唱している「組織の成功循環モデル」から、「関係の質」の重要性をお伝え。
具体的な事例として、きみちゃんコーチの会社員としての経験談を共有しながら進めました。

バッドサイクルのお話をした際、一瞬「ざわっ」とした空気になりました

②組織における自分軸の探求

ここからは、立ち上がり、ワークタイム。

床のスペースを区切り、お題に合わせて立ち位置を変え、未来に向かって進みます
(写真は未来から撮影した構図)

「自分軸のヒントは、自分の過去の体験の中にある」
過去に思いを馳せながら、ペアで「聴き合う」ワークを進めます。
途中、お題の度にペアをチェンジ。複数の方と、「守秘義務」を守りながら、過去の体験を聴き合っていきます。

短い時間で自由に話す。聴く人はいつもより少しギアを入れて聴く!

私が印象的だったことは、「よかったこと」「イヤだったこと」をお話いただいたのですが、どちらもとっても盛り上がっていたこと。イヤだったことも、時間が経つと笑い話になるのか、それとも笑わないとやってられないのか。人によって心中は様々だったかもしれません。しかし、普段話すことのないことや、聴くことのないお題に、思わす笑いながら、いつもより少しオープンマインド&守秘義務の精神で、前向きに取り組んでいただきました。

たまちゃんが「終わりです~」と鐘を鳴らしても、話が終わらないことが多々ありました。

過去 現在 未来

未来は、ビジョンカートを用いてお話いただきました。
そして、ペアで聴き合った後、席に戻りグループ内で気付きの共有をしていきました。

・話をすることで、その方の人間性がわかると感じた
・普段話慣れていないこと、聴き慣れていないことで、何を話したら良いか迷った
・イヤなエピソードが思いつかなかった。周囲に恵まれていることに気が付いた
・業務の間にある「受け取ったら大変なことになるもの」は、相手との信頼関係があるとみんなで「解決出来るもの」になるかもしれない

「自分軸のヒントは、自分の過去の体験の中にある」
みなさん、自分の大切にしている価値観をメモしたり、ワークシートに気付きを記入しながら、ご自身の話した内容を振り返っていただきました。

たまちゃんと、タイムキーパーをしてくれたみののりさん。細やかな時間管理をしてくれたした!

③自分を起点にした組織軸

やっと席に戻った!と思ったら、休む間もなく、次のお題へ。

自分からみた大学らしさとは?

自分軸から見た組織軸について、一人一人の思いついたことを書き留めてもらいました。

さらに中期計画に載っている5つの人材キーワードを元に、「自分を起点」に個人の自分らしさやありたい姿を組織で活かすには、に進んでいきました。

今回は、テーブルごとにお題を1つ設定。5テーブル、5つの人材キーワードだったので、1グループ1キーワードとし、ワークを進めていきました。

ここからは、付箋を用いて、個人ワーク&グループワークを繰り返しました。

「こんな組織だったらよいよね」
「いま、できているところについて」
「これをしたらもっとよくなるのでは」

それぞれの問いに対して、個人ワークでは、付箋に思いついた「キーワード」を書いていきます。

各自気に入った色の付箋とペンを用いて、思いついたことを次々と書いていきます

それを、グループワークでA4の紙にまとめ、グルーピングしていきました。

貼ってははがし、はがしては貼り

キーワードが出やすい問いもあれば、出にくい問いもある。また、どんどん思いつく方もいれば、周囲の方が書いていることを聞いてから書く方もいる。人によって、思考のスピード感や、目配りの仕方など、普段の「クセ」や「ものの見方」が出ていることを感じながら、ワークを見守っていました。

また最後に、各グループが付箋に書き出した紙をテーブルに並べ、全員が立ち上がり他のグループが書いたことを見に行きました。

書いたことをみんなで見合うことで、「俯瞰目線」へ

気付きの感想として、
・切実な気持ちが書かれていて、共感した
・共通項があるので、その部分が課題だろうと思う
・5つの項目が繋がっていることを感じた

場があたたまっていることもあり、みなさん闊達にご自身の意見をお話くださっていました。

④ビジョン実現へのアクションプラン

最後にアクションプランに向けて、もう1ワーク。
普段使い慣れていない部分の思考を使っていることもあり、疲れが見える中、みなさん最後までワークを頑張ってくださいました。

「大学が、あなたに求めていることは?」
「自分との接点は?あるとしたら?」
「そのために、いま自分にできることは?」

書いた付箋の中きら、最初のアクションを1つ選び、グループ内で共有いただきました。

たまちゃん、休みなく、2時間走り切りました

⑤学びと気付き、感想シェア

今日の学びと感想シェアを、グループ共有していきました。

・他の方のお話をたくさん聞けたことがありがたかった。先輩方の後に続いていきたいと思う
・すべてのことは繋がっていると感じた。自分らしさを大切にしたい
・バランスを取ることは難しいが、出来そうなことも見つけたので、まずはやってみようと思う
・話しかけやすい人になるために、まずは自分から話しかけてみようと思う
・自分の業務だけでなく、大学のことなど広い視野で興味関心を持っていく
・他部署とのコミュニケーションも大切だと気が付いた、参加したことでお話出来た方が多く、ありがたかった

今回のワークショップは全3回なので、3回目のワークショップの告知をしながら、終了となりました。

サポートした感想と気付き

今回のワークショップも、「ニックネーム」を呼び合うカタチで進めましたが、前回参加してくださった方が積極的に良い雰囲気を作ってくださり、終始和やかな雰囲気で進みました。

また、「関係の質」についてのコメントが多く聞かれ、最初のアクションに関係の質に関連したことを選んでいる方が多かったことも、印象的でした。

「関係の質」は、「当たり前にあるもの」と思われがちですが、そこには遠慮や配慮、組織文化によるタブー観など、目に見えない課題が隠れていることがあります。今回のワークショップでは、ペアで話をすることで、聴き合うことの大切さを実感いただき、そこから「話さないと伝わらない」「知ったことで話しやすくなった」などの気付きが広がりました。

「体験する」ことで気付きが広がる。ぜひこの気付きを活かして、日常に「聴き合う」時間を取り入れていただけたらと思います。

また、組織軸と自分軸の関係についても、印象に残ったシーンがありました。

「上が仕組みを作らないと、現場がいくら言ってもね。。」

とお話されていたグループが、その後の問いをきっかけに、「自分が出来ることは何だろう?」と話を深めていらっしゃいました。前半のワークで、自分軸が広がっていたこと、普段なら考えない問いに向き合ったことで、組織軸を考える際にも各自の選択肢や視野が広がり、より良い組織軸を作るための好循環がうまれるように感じました。

起点は自分

とても大切なキーワードです。

次世代ファミリーコーチングとは

次世代ファミリーコーチングでは、組織開発で蓄積したノウハウを、家庭や
地域のチームづくりに応用した、コーチングプログラムを提供しています。

特に特徴的なのが、「ビジョンカード」を用いて言語化のサポートをすること。コーチングで左脳に働きがけることはもちろん、ビジョンカードを用いて右脳を使うことで、より直感的で、ワクワクする言語化をサポートしていきます。

ビジョンカードを1枚取り、言葉にする

今回の大学の職員の方向けだけでなく、小学校・中学校の先生向け、保育士向け、お教室の先生向け、保護者向け、など、様々なシーンで活用いただけるコーチングプログラムをご提供可能です。
ぜひ気になった方は、次世代ファミリーコーチングの公式ホームページやLINEより、お問合せください。
次世代ファミリーコーチング | 子どもを想う人が学べるコーチングカリキュラムです (familytc.co.jp)


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