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子どもの「勝ちたい」気持ちに寄り添いつつ、結果に繋げるために大人が出来ること

娘の通っている小学校は町内会の活動が盛んで、子ども会として様々なイベントが開催されています。
その中で、毎年長女が楽しみにしているのが、ドッジボール大会。

大人も子どもも一丸となって楽しんでいるイベントではありますが、出場するのは「子ども」。大人からの声掛けで子どものプレーが大きく変わると感じたので、備忘録として書き留めます。


「優勝したい」勝ちたい気持ちとの葛藤

今年こそ優勝したい!

毎年、子どもたちから出る言葉です。その言葉と共に、監督である大人チームと共に、子どもも日々の練習に励んでいます。

ただ、この3年チームを見てきて思うことは、「初戦に緊張して練習通りの動きが出来ない」ということ。他の町会を見ていると、初戦から力を発揮している町会もあるので、どうしてかな?と疑問に感じていました。

その一つとして、「優勝したい」の声掛けが、プレーをする子どもたちのプレッシャーになっているのではないか?と感じます。

次世代ファミリーコーチングのスライドより、組織の成功循環モデル

これは、組織の成功循環モデルの「結果の質」にこだわると、バッドサイクルがまわりはじめるというもの。

優勝をねらう、勝ちにこだわる、これはとても良いことだと思います。
一方で、そこにこだわってしまうことで出てくる「弊害」が、チームを緊張に導いているのかもしれません。

悔し泣きより大切な、適切な「振り返り」

今年、残念ながら優勝を逃したのですが、負けたこと・優勝出来なかったことで、高学年の子どもを中心に悔しくて泣く子がいました。それはとても素敵ですし、その涙や悔しい気持ちは、来年以降の成長をドライブするものになると感じます。

一方で、悔し泣きも大切ですが、さらに大切なのが、結果を受けての「振り返り」。これは、子どもだけではなかなか出来ないことなので、大人が声掛け出来ると良さそうだと感じます。

参考に、次世代ファミリーコーチングでは、振り返りは下記の流れで行います。

①本人:やってみてどうだった?10点中何点?
②本人:出来ていた部分を教えて
③本人:プラス1点するとしたらどんなことが出来たら良さそう?
④周囲:良かった部分、強いて言うならこうすると良いというアドバイス
⑤本人:アクションプラン

次世代ファミリーコーチング

悔し泣きの裏にある「気持ち」をしっかり言語化すること、さらに、良かったこと・出来たことをしっかり肯定した上で、さらにこうしたい!という点を聴くこと。

この振り返りを子ども自らの言葉で行うことで、「自ら考えて行動出来る」循環を回していきます。

行動として「悔しくて泣く」は素敵なことですが、その悔しさを次に繋げるためには、「気持ち」と向き合い、どう次の行動に繋げていくかが大切。

悔しかったね~この気持ちが次に繋がるよ~

だけでは、なかなか次に繋がらない。しっかり振り返り、次の行動として具体的に何をするか、そこまで子どもたちの言葉を引き出すことで、次に繋がると感じます。

子どもが「楽しむ」ために必要な大人の関わり方

町会によって、「優勝めざす」「楽しくドッジボールをやる」など、掲げている目標も様々です。そんな中でも子どもたちみんなに共通しているのが、「ドッチボールを真剣に、楽しくプレーしている」ということ。

普段仲良しな友達と別のチームでプレーしたり、勝ったり負けたり、ボールがあたって痛い思いをしたり。。色々ある中でも、みんな楽しそうにドッチボールと向き合っています。そして、試合を通して成長していったり、キラキラした姿を大人たちに見せてくれます。

だからこそ、大人の関わり方がとても大切で、子どもの「楽しい」をさらに引き出す関わり方が求められている場だと感じます。

会社組織でのマネジメント手法が多様化している中で、大人と子どもの関わり方も変化をしている。「教えるティーチング」から、「引き出すコーチング」にシフトしながら、子どもたちの可能性を信じて関わることが求められていると感じます。

頭で思うことと実際に出来ることは違うので、私もここから試行錯誤を重ねていこうと思います。。

私も朝練に行けなかったり、他の親御さんにお任せすることが多いので偉そうなことは言えません。しかし、仕事でのコーチングや人との関わり方、DEI推進の考え方などが活かせるのかもしれないと思うと、もう少し関わり方を変えていけたらと思いますし、大人の関わりを通して子どもの成長を見れると思うと、楽しみが増します。

子どもが真剣に、楽しんでいる時の表情は、本当に可能性の塊。未来は明るいと感じますし、大人として同じくらい成長出来るしなやかさを持っていたいと、私自身感じています。
子どもの可能性を信じた上で、大人である私たちが、その可能性の枠を引き出せる関わりが出来たら、最高です。

大人の関わり方が子どもの未来をグッと広げる一助となることを再認識しつつ、町会という地域コミュニティ「チーム」の中で自分が出来ることを模索していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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