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保護者会から考える 親の色眼鏡

新年度、子どもたちが進級し、各クラスで保護者会が行われていると思います。我が家も先週が長男、今週が長女、来週が次女と、それぞれの持ち場で保護者会が行われ、子どものことを「親」として話をする機会があります。

先生方や他の保護者がいる中で、自分の子どものことをどのように話をするか、自然と価値観が出るシーンだと感じたので、書き留めます。


自己紹介は「〇〇の母」

保護者会では、「〇〇の母です」から話はじめをしますよね。
人数も多いし時間も限られているので、自分の名前や自分のことではなく、子どものことをお話する。

これは他の国でも同じなのかしら。。と気になっています。

というのも、子どものための居場所ではありますが、何度経験しても、「母親」「父親」という固定概念が育まれるような、ちょっとの違和感を感じる時間だと感じています。

「〇〇です、〇〇の母です」でも良いのかも?なんて、考えたりしています。

子どものことを、どう話す?

みなさんは、子どものことを話してくださいと言われたら、どのようなことを話しますか?

今回、長女の保護者会では、20名ほどの親が参加していましたが、8割ほどの方は、子どもの不安なこと、困っていること、などの「子どもの弱み、出来ていないこと」を中心にお話されていました。

もちろん、子どもの好きなこと、良いところをお話されている方もいましたが、圧倒的な少数派。

次世代ファミリーコーチングでコーチングを学び、「ワクワク」や「出来ていることを見る」ことを意識している私は、自分の番では、娘の良いところ、好きなこと、などの「子どもの強み、好きなこと・没頭していること」をお話しました。

ちょっと浮いたかな。。と心配になりつつも、保護者会後、私のことを知っているママ友から、「やひろちゃんらしい話で良かったよーーー!」と言ってもらえてホッとしました。

「子どもの強み、好きなこと・没頭していること」を自然と言葉にする親がマジョリティーにするために出来ることを、コツコツやっていきたいと、思いました。

あなたが子どもだったら、どちらの親御さんの話し方が、嬉しいですか?

人前で子どもを褒める

人前で子どもを褒めることは、慣れないことかもしれませんが、子どもにとってはとても嬉しいことではないかと思います。

特に、先生や他の保護者の方に、自分の子どもの良いところを知ってもらうとても良い機会!このチャンスを活用しない手はないなと、個人的には思います。

今回の言葉が、巡り巡って、子どもの耳に良いカタチで届いたら最高だな~と思っています。

そして、今回の話し方で、親が子どもをどう見ているか、親がかけている色眼鏡を感じました。

「子どもの弱み、出来ていないこと」が気になることは親心として共感します。だからこそ、同じくらい「子どもの強み、好きなこと・没頭していること」も大切にして、子どもの自慢合戦をする場があると良いと感じます。

あなたは、どんな色眼鏡をかけて、自分の子どもを見ていますか?

番外編

自己紹介で印象的だったのは、長男の保育園の保護者会の際、「親御さん自身のマイブームを教えてください」と言われたこと。
それまで、何度も保護者会には参加していますが、「〇〇の母」としか名乗ったことがなかったので、子どもの保護者会の場で、自分のマイブームをお話することは新鮮でした。

これは、保育園という少人数の場だからこそ出来る自己紹介かもしれませんが、普段何気なくすれ違っている保護者の方と、担任の先生方とマイブームを話したことで、ちょっと距離が近くなったと感じました。

企業研修のチェックインのように、互いを知り合うと、ぐっと話しやすくなることを感じます。どんな場所にいっても、私は私。自分の話を添えるチャンスがあると、より豊かなコミュニケーションになると感じます。

慣れないからこそ、意識をすることが大切

今回は、保護者会から 親の色眼鏡について考えました。

親心として、自分の子どものことを褒めすぎて良いのか、自分がこんなに褒められた経験がないので慣れない、子どもの良い部分が見つからない、など、様々な想いが交錯すると思います。

だからこそ、「意識して褒める=プラスの気持ちに持っていく」ことが大切なのだと感じます。
私は、数年前まで、人の悪い面を探すのが大得意でしたが、今はコーチングのおかげもあり、人の良い面を探すのが大得意になっています。(良い面も悪い面も、良く観察しないと探せないので、原理は同じ)おかげでコーチングのクライアントさんには、「今まで気が付かなかった自分の良い面に気が付けました」とお声をいただくことが多いです。

ものの見方は、訓練すれば、徐々に変わってきます。

まずは自分のかけている色眼鏡に気が付き、どんな眼鏡をかけているか、観察してみませんか?

その上で、本当はどうなりたい?と考え、ものの見方をありたい未来に近付けていきましょう。

意識出来たら、変わっていきます。1人でも多くの親御さんが、子どもの良い面を自慢出来る保護者会になっていく未来を信じて、コーチングコミュニケーションの普及に努めていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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