
「分業」は争いを減らす差別化
デュルケーム社会分業論を読んで、カラーの仕事も分業が大切だなと感じました。
生存のためのカロリーを、安価で手に入れられるようになりました。砂糖とか小麦とかのエンプティカロリーは特に。
その影響で、地球はホモサピエンスだらけになって、不自然な人口密度を生み出しています。
多過ぎると生きにくいので、争って戦うのがデフォルトですが、法律などで抑制されます。
でも、生きにくい。
そこで人間はとんでもない技を生み出します。
それが「分業」
レストランなら、野菜は八百屋から仕入れ、魚は魚屋から。八百屋は市場から仕入れ、市場のフォークリフトはあの会社で作られて、その会社は原材料をどこどこから仕入れ、その仕入れ先の人が着ている服は・・・
みたいに、世の中は細かく分業されていて、相互に依存しています。
仕入れ先のやお客様、会社や同僚といった依存先が無ければ、自立できない。
細かく分ければ分けるほど、生業にできる人が増えるので、一人ひとりの実入り(今ならお金)は減るかもしれませんが、争いは少なくなります。
1人が独している状態は、気に入らないと感じる人が増えるので、そいつを倒そうと、争いが生まれやすいです。
ビジネスは常にそうですが。
現代の問題は
「生きる目標を自分でみつけて、自立しなければいけない!」
みたいなプロパガンダを押し付けられ、そんなわかるはずのない夢や目標を
「私は見つけられない(信じ込んで幸福な幻想にできない)」
と、苦しくなることだと思います。
でも、その夢や目標が、一番大きくて、生きるエネルギーになる「希望」だったりします。
私にとって希望は、
「練習を重ねれば、もっとマラソンのタイムが良くなるかも」
というものです。
速くなることに意味なんてありませんが、速くなりたい一心で、毎日楽しく生きられています。
「今より良くなることが、良いことだ」
という洗脳にかかっているのだと思いますが、多くの人にとっても、今より良くなることが、「希望」なのではないでしょうか?
パーソナルカラー診断やカラーセラピーは溢れて、AIでも十分だと感じる人が増えています。
カラーリストが増えたのに、一部の特定の先生が、たくさん集客して、ほとんどの人は集客できず続けられない。
これは結局、スマホをタップするだけで、簡単に何でも手に入れられるようになったため、人間崇拝が強くなったからだと思います。
やっぱり人は、人に依存したくて、昔は家族や先生だったものが、今はYouTubeやインフルエンサーになってきている。
でも、結びつきは薄くなったので、YouTubeやインフルエンサーはすぐに飽きられて、人々は次から次へと推しを探しては乗り換える。
崇拝られるカリスマとして生きることは、多くの人にとってはストレスフルで、辛くて大変なことだと思います。
だから、SNSなどで無理して自分を発信して、自分を崇拝できる誰かの依存先にしようとするのは、なかなか続きません。
でも、カラーリストなら、偉大な依存先があるのです。
それが、色です。
この色のエネルギーはすごく大きいので、自分のエネルギーをすり減らして何かするより、使わせてもらう方が、ラクで楽しいと思います。
自分を発信するよりも、カラフルな商品を発信する
ここで分業に戻ります。
同じカラー・骨格・顔タイプ診断をしていても、飽和して競合がたくさんいるので、お客様やお金の奪い合いになってしまいます。
だから、他とはちょっと違うことをして、差別化というオプション、言い換えると「分業」をしていくと、競争から距離を取れて良いです。
例えばTCカラーセラピーの初期には、新しいこのシステムを取り入れているサロンは少なかったので、多くのサロンが稼ぐことができました。
でも、普及すると稼ぐのが難しくなるのは、世の常です。
今作っている
「+ Color Drape」
「Color Trip Therapy」
この2つは、いま多くの方が行っている、カラー診断やカラーセラピーに追加して、新しい価値やメニュー、オプションを増やすことができる商品です。
いまあるサービスと争うのではなくて、価値をプラスして、違う分野でカラーの魅力を広めていく、分業を増やすことができる商品です。
普及すれば、やはり他と同じになってしまうかもしれませんが、初期にこの商品を取り入れた方には、多くのメリットを感じてもらいたいです。
「この商品で、新しいことができるかも‼️」
「より良くなるかも‼️」
とワクワクしながら行動できることが、希望になって、その希望こそが、一番の活力になると思うのです。