掛けた時間を感じないと、感動できない
あなたのサービス・商品に、あなたの掛けた時間を、お客様に無意識に感じさせることはできますか?
「時間 = あなたの命」
を感じてもらえれば、選んでもらえるかもしれません。
陽明門は凄いです
その凄みは「死」を感じるからだと思いました。
この手作業、どれだけ沢山の職人が、どれほどの時間を掛けたことかと、みんな足を止め考えて、ハッとします。
職人の他に、高所に石材を運んだ民衆の数と、建築にかかった時間。
ピラミッドも典型ですね。
沢山の人が時間をかけるということは、それだけ命の時間が削られたということです。1000人の一生より、時間がかかっているのかな・・・なんて思いました。となると、東照宮に1000人命を奪われている。
人は「時間」という概念で物事を捉えてしまうのだと思います。
いつか必ず「死」が訪れてくると、考えながら生きる動物だからかもしれません。
だから、そこにかけた「時間」を感じると、有り難さや価値を感じる。そのものに、作った人の人生という「物語」を想像して、理解できる。無視できない。
レプリカや模造品に価値を感じにくいのは
「オリジナルをコピーして、時短してるじゃん」
と、一瞬で認知するからなのかもしれません。
レプリカや真似であっても、工夫の裏側に、掛けた時間を感じれば、価値を感じられる。
例えばドラえもん。
コミックは何度も読めて1冊500円以下。
映画ドラえもんは、一度見るだけで1500円と3倍以上。
前者は紙のコピー。後者もデータのコピーですが、それを作って上映するまでに沢山の人の人生が削られたので、価値が高い。
同じドラえもん映画でも、Amazonプライムなどになれば、無料や300円などになってしまう。サーバーにデータがあるだけなので。
と、暗にかかった命の時間を計算してしまう。
代替や上位互換が溢れていたとしても、時間を掛けない言い訳にはならない
カラー診断や各種コンサルティングも、どこかの誰かが同じようにやっていて、代替なんていくらでもあります。
その中で陽明門になれるかどうかは、掛けた時間、命のエネルギーから込められるメッセージ、あなたの狂気(良い意味での)を、感じさせられるかどうかだと思います。
これは、小手先テクニックでどうにかなる問題ではありません。
と言いたいところですが、「ChatGPTやお絵かきaiで作った」と明言しなければ、正直わからない人が大半です。
私は、その大半。
ただ、ちゃんとした報酬、高いお金を払ってくれる本物のお客様は、知性の蓄積と学びの継続があるので、見極めてくれます。
そんな、価値を認めてくれる、お互いが幸せになる関係性を築けるお客様に届けるためにも、小手先のテクニックやai、他人のコピーだけに止まらず、ちゃんと自分の命を込めて、作っていきます。
例え、見つけてもらえなくても、そこには失敗なんてなくて、振り返ったときに
「良い時間だったな」
という、満足感が残るので、どっちに転んでも、熱中できることには、良いことしかありません。