
どんなことを願っているのかということにおもいをはせる
静寂でありながらも
とてつもなく熱い何かがにじみでてあふれて
はちきれそうになる感覚を
謙虚な気持ちで
空っぽになるまでつかいはたす
そのくらいの心意気で
お仕事にのぞめるといい。
なくなってもなくなってもまたみたされてなくならない。
ここに訪れるその日を楽しみにしてくださる
お客様がいてくださる。
どんなことを願って私はこの仕事をしているのだろう。
楽器をかなでる奏者のように力の強弱、リズムに集中しながら
タッチングにこもるその手がもっとやはらかく
大きくつつみこむようにしてふれられたら
内側からやはらかさがもっとにじみでてくれたら
とかいつもそんな気持ちでいる。
透明になれるような、澄んだひととき
テレパシーのように話しかけている
ひびきあいのようなものを
共有、共鳴しあえるといいなということを
どこかで願っている気がする。
お話がふくらんで楽しいと笑っていただけたとき
心晴れ晴れしていただけたときはもっとうれしい。
どちらもかけがえがない。そしてどちらも大好きだ。
コンディションをいつも元気にととのえておけること。
セラピストとしてのプロフェッショナル、色々な要素がもとめられるなかでも
とくにウェイトが高いことと日々ますます感じさせられる。