9月のライブ 前編
あっという間に9月も月末近く。
遠征が多い月は、荷物をほどくというよりは中身を入れ替えるだけで次の旅支度、という状態です。
行き先によっては夜、10度を切ることもある季節だし、気を付けなくては、と思っていたら、ここ数日は
神奈川も急に秋になったような涼しさでビックリしています。
おかげさまで今のところ、旅先でもラッキーなお天気や知人に助けられ、また備えの防寒着も奏功して風邪もひかず、無事に過ごしています。
さて
ちょっと前のことになってしまいましたが、今月の最初は飯田へお邪魔しました。
やぎたこのフォスター作品集のアルバム、そして、私が初めてのソロアルバムを録音した場所です。
ソロの録音してからちょうど、1年余りが経ちました。
長かったような、あっという間だったような。
たくさんの楽器を積んでレコーディングに向かった去年の8月から、この1年で、ざっと2万5000キロくらいの走行距離。
飯田ならそんなに「遠い」とは感じなくなりました。
この日の共演は、ダイアトニックオートハープの名手、中島ひろしさん。
『わたしのうた』のブックレットを手掛けてくれたデザイナーでもあります。
久しぶりのステージ、この場所ならではの音と照明が気持ちよくて、至福のひととき！
ダイアトニックのオートハープばかりが５台もズラリと並ぶのは、なんだか嬉しくなってしまう光景でした。
それぞれのソロステージの後は、中島さんとの共演、そして神奈川から足を運んでくれたらんぶりんまっくさんを交えて、まっくさん作詞の歌を始めとする数曲をご一緒しました。
遠くから足を運んで下さった方も多くて、嬉しい再会もたくさん。
特に、松本でいつもお世話になっているお店のママに会えたのが何より嬉しいことでした。
12月には松本にお邪魔する予定も決まって、その日の再会を約束できました。
いろんな「タイヘン」があるはずなのに、乗り越えて会いに来てくれて、たくさんの笑顔と元気をもらえた夜になりました。
３部構成のライブは思った以上に時間がかかり、だいぶ遅くなってしまいましたが、、、
最後までお付き合い下さった皆様、本当にありがとうございました！
翌日は、これまたスペシャル共演。
３月に私のファーストアルバム発売記念として下北沢 ラ・カーニャで開催したライブでご一緒頂いた大江田信（おおえだ まこと）さんとの共演です。
飛騨高山 ピースランドという素敵な本屋さんと、自然の美しい下呂市、馬瀬の川沿いでの夕暮れライブ、２日間の予定。
まずは土曜日、のんびり飯田を出発しました。
以前お邪魔したことがあり、素敵な音楽仲間の歌にも出てきて馴染みのある付知の町に立ち寄って、
付知産のブルーベリー！と謳った豪華なソフトクリームを食べながら移動しました。
気持ちの良いドライブ！！
無事に合流して高山へ。
一年ぶりの訪問でちょっと緊張気味でしたが、フタを開けて見れば顔なじみの方もたくさん応援に来てくれて、
リラックスしたムードの中、楽しいライブとなりました。
私は演奏中、全く気付かなかったのですが、店主の中神さんがサラサラとライブ中に手を動かして、あっという間に素敵なイラストを描いてくれていました！！
「今日は笑顔で楽しそうに演奏します」
と宣言して唄い出したはずの大江田さんの、一番ムズかしい顔で（真剣に）弾いているシーンが切り取られていてちょっと笑ってしまいました。
よく似てる！！
時として写真よりも雰囲気が伝わる絵、シンプルなのに不思議で面白くて、とっても素敵。
あんな短時間で（たぶん）立ったまま、、、凄い技術です！
良い記念になりました。コピーを頂いたので、額に入れて飾ろうかなぁ。。
本当にありがとうございました！
翌日の馬瀬は雨が心配されたものの、幸いにもお客様が来る頃には上がって、無事、外のテラスでの開催が叶いました。
風がなくてちょっと蒸し暑さはあったものの、川の音をＢＧＭにできる素敵なロケーション！
時には、ライトの当たったステージは、ブンブン集まって飛び交う虫たちをムシしようと必死・・・の場面も。
アコーディオンの蛇腹にバッタが挟まりそうになっているのを見て慌てて、閉じかけた蛇腹を再度開いたり、
セミだか、カナブンだか、、、が口元に激突してきて思わずクチを一瞬閉じてしまったり（入らなくて良かった！）
ムシたちを追い払おうと焚いてくれていた蚊取り線香の煙をニンゲンが吸ってしまったり・・・
なんだか普段とは違うことだらけで、それもまた面白かったです。
後方ではこの地ならでは、とれたて鮎の塩焼き販売も。
馬瀬でだけ会える人もいるので、本当にありがたく楽しいひとときでした。
大江田さんとはこれまでも何度か共演を重ねてきたのですが、今回は特に「林亭ともやぎたことも違うコト」をしようと、工夫とリハーサルをして臨みました。
選曲や歌のアンサンブルが、これまでよりは少し「この二人ならでは」に近付けたかな？？と思っています。
次回は来年、まだ寒い頃に再演があるかも・・・また何かこの取り合わせに似合う新レパートリーを考えるつもりです。
乞うご期待。
暑いとは言っても神奈川よりはずいぶんと涼しかった岐阜を後に、まだまだ暑い神奈川に帰宅して、火曜日はいつもの百合丘。
今回のゲストはジャッキー・イソエさんです。
この日はなんだかスペシャルな客席で、遠方から来て下さった方もあり、会いたかった人にも会えて、ちょっとホッとした夜でした。
首に巻いているのは、この日頂いたばかりの、着物をリメイクしたストール。
美しい模様と柔らかくてなめらかな肌触りに、なんだか幸せな気分になれる逸品！
これからも大切に、ステージで身に着けたいと思っています。
お盆や夏休みも終わると、なんとなく活動しやすくなるのもあってか、今月は遠征が多い月。
週末は旭川で開催されるブルーグラスフェスに参加しました。
昨年は私事でやむなく参加できなかったので、２年ぶりの旭川です。
ヒコーキだと本当にあっという間、、、羽田から2時間かからないくらいです。
家から電車で東京へ出るのと同じくらい（笑）。
元は牛舎だったという場所を改造した島田音楽堂の素晴らしい音響は相変わらず。
旭川に行かないと聴けない、レジェンドと呼びたい方々の参加もあって、凄味ある演奏に触れることができて大満足！！でした。
今回は空港近くにある初めての場所に宿を取ったので、一両編成の、かわいらしい富良野線、初体験！
乗る時に押すボタンにまごまごしたり、旭川でうっかり、ICカードで入場したのに、整理券を引いて現金精算して下りたら
あとでJRに乗れなくてドタバタしたり、、、いろんなオッチョコチョイはあったものの、おかげさまで楽しく良い旅でした。
糀のソフトクリームも食べたし、新聞で記事を読んで以来、ずっと行ってみたかった川村カ子トアイヌ記念館を訪れることもできました。
移動や宴会、いろんな方にたくさんお世話になりました。
本当にありがとうございました。
フェスの翌日も贅沢にもう1泊、これまた一度は行ってみたいと長く思っていた旭山動物園へ！！
雨にも降られず、暑すぎもしないほどよい曇り空で、なんとも楽しい観光でした！
トマトソースをかけたソフトクリームに、地元のお菓子と地ビール、それにもちろん、生き生きとした動物たち。
オリの中であることをできるだけ感じさせないように、動物たちができるだけ、それぞれの動物らしくあることができるように、と
さまざまな工夫が凝らされていて、特に各ブースに用意された丁寧な手作りのパネルには感動しました。
ただの動物鑑賞に止まらず、「いのち」の観察や自然の仕組みの理解、「自然に生きる」とはどういうことか？等々の
問題提起をしつつも楽しく、面白い情報が満載なのです。
「こういうことを伝えたい」という気持ちが伝わる、メッセージを持った、素敵な場所でした。
相当な距離を歩いたはずなのですが、それも気にならない、元気をもらえた一日でした。
神奈川に戻ると、日中はまだまだ強い日差しでしたが、朝夕はさすがにちょっと秋の気配でホッとひと息。
翌週、久しぶりにお邪魔した湘南台 中華三番では、残暑バテを吹き飛ばすような、美味しいものがイッパイ！でした。
やぎたこの頃からずーっとお世話になっています。
やなぎさんとほぼ同世代の女将、ひーちゃんと、ついつい思い出話やら、どこでどんな音楽を聴いた、というような話やら
お喋りが弾んで、楽しい夜になりました。
新しいアルバムができてから、三番で唄うのは初めてだったのだけれど、かつてよく唄っていたあれこれや、
その曲にゆかりの別の歌、エピソードなどを語りつつのライブ。
図らずも三番ならではの選曲になりました。
平日の夜に足を運んで下さったお客様に、心から感謝！！
聴きたいライブが満載の三番ライブスケジュール帳、、、近いうちにまた行けたらいいな。
この日の夜は十六夜。
帰り道にはとっても綺麗な月が見えて、ひーちゃんと少しだけお月見。
また唄いに行くことを約束して、のんびりお店を後にしました。
ひーちゃん、これからもどうぞよろしく！！
おかげさまで、良い夜でした。
次の週末は車で東北へ向かったのですが、それはまた別途、後編ブログでご報告しようと思います。
今週末は、神戸。
やなぎさんがソロでお世話になっていた場所ですが、私が唄い手としてお邪魔するのは初めてです。
お近くの方、ぜひぜひ。
どうぞよろしくお願いいたします！！
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