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Takakoの読書ログ

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読んだ本の感想や紹介。自身の覚書も兼ねて。過去に書いたものはこちらから。 https://booklog.jp/users/tsujiitakako
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記事一覧

ラブカは静かに弓を持つ 安壇美緒 集英社 

オーディブルにて。 音楽が、楽器演奏がカギになって、人生が変わった人の物語。世の中、うま…

Takako.T
2週間前
2

薬に頼らず、うつを治す方法

医師が、メンタルケアのプロとタッグを組んで著した、フィクションではあるけれど実話を元にし…

Takako.T
2週間前
2

サファイア 湊かなえ 角川春樹事務所 

オーディブルにて。 さすが・・・!と思わず唸ってしまう。いくつかの石をモチーフにそれらに…

Takako.T
6か月前
2

水車小屋のネネ 津村記久子 毎日新聞出版

オーディブルにて。 「いい人」がたくさん出てくる。 ひどいことをする人も出てくるのに、それ…

Takako.T
6か月前
2

夏の体温 瀬尾まいこ 双葉社

オーディブルにて。 病気の子の、でも全然トクベツじゃない、イマドキの子の目線。苦しみも嬉…

Takako.T
6か月前
3

レイアウトは期日までに 碧野圭 U-NEXT

本の装丁や雑誌のデザインを生業とする主人公の成長物語。印刷のことや文字のことなど、普段何…

Takako.T
6か月前
2

神様のカルテ0(zero) 夏川草介 小学館文庫

神様のカルテ、前夜とも言うべきストーリー。 医療現場の臨場感ある場面は比較的少ないが、医学生の苦悩や患者の側のドラマにもスポットが当てられた話もあり、今のところシリーズの中でこれが一番、印象に残るものだった。 神様のカルテ、という言葉の何たるかも登場する、 どう生きるか、という問いは、転じていつか、どう死にゆくのか、ということを孕まざるを得ないことを、キッパリと突きつけながらも、読んでいて不思議と明るい気分にさせるものがあるストーリー。 死亡率はみんな、人類1人残らず100

神様のカルテ 新章 小学館文庫

「病気を診るのではない。人を診ている。」 心の叫びなのかもしれない。 医局の功罪や、組織…

Takako.T
6か月前
3

成瀬は信じた道をいく 宮島未奈 新潮社

オーディブルにて。 だんだん、周囲の皆が「成瀬」のペースに巻き込まれ、ファンになってしま…

Takako.T
7か月前
8

この嘘がばれないうちに 川口俊和 サンマーク出版

登場人物に憧れたり、感情移入したりすることがいつの頃からか少なくなったのだけれど、無理に…

Takako.T
7か月前
4

スピノザの診療室 夏川草介 水鈴館

オーディブルにて。 新聞の書評を読んだことがあった一冊。 内視鏡医の専門的な言葉が飛び交う…

Takako.T
7か月前
2

あいたくてききたくて旅にでる 小野和子 PUMPQUAKES

山の中の集落へ歩いて行って、人と人との関係を築いて、「おはなし」を聞かせてもらう。 いわ…

Takako.T
7か月前
5

夏の体温 瀬尾まいこ 双葉社

オーディブルにて。 病気の子の、でも全然トクベツじゃない、イマドキの子の目線。苦しみも嬉…

Takako.T
7か月前
4

成瀬は天下を取りにいく 宮島未奈 新潮社

オーディブルにて。 スカッとするマイペースさ。 ある意味、何でもできるスーパーヒロインぶりは現実離れしているけれど、それを支える努力があることも垣間見えて清々しい最終章だった。 物事は、立場が変われば見え方が変わる。 本人は自信がなくて目立たない人間だと思っていても、主人公「成瀬」に知らず知らず引っ張られ、自分でも意識していなかった能力が飛び出したりする瞬間にワクワクした。そんな彼女を眩しく見る者の目線で語られた章もあり、それぞれにとっての「成瀬」が浮かび上がってくるのだけ