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お酒を飲んだり、ヤギを触りに行ってもいい。

気合いで起きた朝9時。
ボードゲーム大祭の前に会わねばいけない者たちがいた。
私たちが泊まったコテージの名前は、「山羊の丘コテージ」。
コテージの目の前にヤギが住んでいるのだ。
そして、このコテージの宿泊者限定で、朝10時から、ヤギとふれあえる時間が始まる。
バイシクルのトランプ缶の次の目当てはやぎである。
同じ時間に起きたお友達とみんなでふれあいに行く。
ヤギの餌も300円で購入した。
連日宿泊者にふれあわれているからか、ここに住んでいるヤギは大人しかった。
人間の扱い方をわかっているヤギだ。都会の猫カフェの猫に似ている。
餌も思ったよりがつがつ食べず、上品に食べていた。
しかし、1匹人が来たことに興奮しすぎて、えずいてしまっていた。
みんな急な体調変化にびっくりして、「ヤギもえずくんだ……」って当たり前の感想を共有しあった。

ヤギに癒されて少し遅れて大祭に向かう。
昨日のうちにブースは見終わっていたので、本日は昼間からみんなと遊んだ。

ツインズ。コンパクトだけど人数が多いが悩ましく盛り上がる遠征向けのゲーム。3回連続最後がバッティングし、ポットが大変なことに。イレギュラーな状態でも面白い。きっとどんな展開でも面白くなるゲームだ。ツインズ用のチップとカードもよかった。

バザールの商人たち。露天商チームと行商人チームでそれぞれ1位を決める。リアルタイムで交渉。行商人は露天商が座っているところまでいって、交渉を持ちかける。露天商は各商品ごとに露天商の中でマジョリティ、行商人は同じ商品を何枚も持っていることで点数が入る。私は行商人だったのだが、露天商の人に得点の話をされて交渉を持ちかけられて、てっきり露天商の点数のことかと思って「それ、私に関係ないです。」と咄嗟に言ってしまった。申し訳なさすぎる。しかも行商人の点数説明してくれてた。最悪すぎる。それなのに交渉してくれて天使だった。露天商の順番の待ち方が「お宝猛ダッシュ!」だった。

気づいたら大祭が終わる15時になっていた。
帰りはお友達の車に乗せてもらった。
車の冷房が壊れてしまったらしく、窓全開でドライブした。風が強すぎて髪が乱れ飛ぶ中、お土産のビニール袋がわしゃわしゃ言って、何も聞こえず、むちゃくちゃ笑った。こんなん絶対忘れられない思い出だ。

閃光のような2日間。
参加者全員で旅行に来たような感覚、まるで修学旅行だった。
でも私たちには起きる時間も、寝る時間も決まってない。
お酒を飲んだり、ヤギを触りに行ってもいい。
大人の私は、どこまでも自由だ。

誘われてから、家に着くまで。おはようからおやすみまで。お会いした皆様、最高の時間をありがとうございました。

これからものびやかに、ボードゲームをしていこう。

ハート作れてない
えさ待ち
ほぼ日手帳
旅中に作った短歌





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