10月17日

消費されたくない。

悪夢らしい悪夢ではなかったけど、起きて反芻して辛い気持ちになる夢をみた。

昔の友人と遭遇してまたねと言う夢だ。その人たちの平穏を願うけど、今は会いたいと思ってない。あの頃の自分の中に根付いていた価値観と仲良く出来ないから。

色々な生き方があると認識してるはずなのに、自分があの頃当たり前と思っていた価値観を強要されそうになると、途端に攻撃的な気持ちになる。きっと、それもありだろうけど今の私は選択しないと言えば良いだけだ。

何が良いか悪いかを誰かの基準に明け渡して生きることは屈辱だったんだと、振り返る度に思う。こみ上げる怒りにそう結論する。

この暴力がありふれている内は、己の方が異端なんだろう。

消費されたくないと思う。消費合戦の中で人間性を保つのは理不尽の連続を処理する余裕と強さが必要だ。目の前の人を消費するために生きるのは虚しい。

温まった布団の中で内臓は冷えた。そんな目覚め。

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