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シン・娘とポケカと父親と

付き添い心不全状態から一夜明け、気力も体力も尽き果てて、ようやく書き始めることができる深夜。何から書こうかな。なんか色々な思いが吹き上げてちゃんと文にできないと思う。

まず報告。
2023年2月11日(土)
シティリーグシーズン3 ジュニアリーグ
メガトーキョー

優勝しました!!!!!!!


ついに辿り着いたテッペン


2020年6月にこの記事出してから2年とちょっと、もうそんなに経つのかぁ。

去年の4月に2022年のシティリーグが終了したときに、成長と壁の事を嘆いて。ロンドン大会に出れなかった悔しさと、次こそ本気で目指すぞ!と意気込んだ2023年。
大会参加の方法が抽選になってしまい、シティリーグも思うように参加ができず、S1は仙台出張で9位オポ落ち。S2はオープンで惨敗。本当にボロボロでした。正直CSPでの世界大会はほぼ諦めていました。この辺の話題についてはマジで思うこと多いし、公式にご意見もしているし、本気で公式には腹を切ってほしいと思ってるよ?このクソシステムのせいでどんだけのジュニアと親が泣いてると思ってんだ?あの最悪の抽選システム仕様書いた人に説明会をしてほしい。これ書き出すと記事1本分になるからやめる。

とにかく公式大会での肩書が欲しかった、(一応CLベスト16とシールド戦準優勝はあるんですが。肩書とは違うのかなぁ)
競技ポケカにどっぷり入って、強い子たちと知り合うことができて、その子たちの立っている場所に娘も立たせてあげたくて、ずっと壁を突破するために悩んで。
ようやくつかんだシティ優勝の肩書!
決勝戦で勝った瞬間、僕は情緒が保てなくて項垂れ、娘のうれしそうな顔を見て感情が噴出して、膝から崩れ落ちました。

昨日書いたけど、本当に大会中は不安しかなくて血を吐きそうなくらいな状況で、すべてが終わった瞬間。本当に倒れるかと思った…
その後はずっと膝が笑っていて、なんかわからないけど足が攣るっていう状態になったw足がこんなに攣るの、100㎞ハイキングで70㎞くらい歩いた時以来な気がする。極度のストレスと緊張で全身の筋肉に変な力が入っていたのかもしれない。人間の身体って不思議だよね。

なんか、デッキの事とか構築の話しとかマッチとか諸々も書こうかなと思ったんですが、別記事にしようかなw
いやほんと、書きたいこと多くて何も書けないwww
1個だけガチで感じたことがあって、優勝する人の話しとか聞くと「今日は勝つ日だった」とか「勝つべくして勝つ流れだった」とかそんな空気的な感じを聞きますが、本当にそれだった!
決勝戦を観戦してましたが、
マジか!?っていう完璧な初手。
マジでか!?っていう痺れるプレイ。
マジなのか!?っていう盤面を通す胆力。
見てるこっちは完全にプレミだろって思う状況を無理やり通して、
それを勝ち筋としている感じでした。これ結果勝てたから神がかりな感じのプレイに見えるけど、負けてたら確実にプレミだと詰めてた案件w
そのくらいギャンブルなプレイングしてたけど、本人曰く「先が見えてた」とかなんとか。

そう、戦い終わって高揚する娘の話しを聞いてると、「時間の流れがゆっくりに感じた」「数手先が完全に読めた」とか言うんですよ。それって所謂ゾーンってやつだよね!?アスリートとかが極限の集中に入ったときに起こる謎減少。多分それに入ったんだと思う。だってそうでもないと相手の手札が見えてるような完璧なタイミングのジャッジマンとか打てないもん。
本当に痺れた!完全に娘が盤面を支配していた。メガトーキョーのシティは予選4戦本戦3戦の合計7戦するんだけど、最終7戦目で極限の集中に入れるのは本当に凄いと思う。僕にはゾーンに入った経験なんて当然ないし、そんな機会は僕には二度と訪れないと思う。

前に書いた記事でもずっと言ってるんだけど、「流れを掴む力」を手にしたときって本当に凄いことが起こるんだなぁというのを実感しました。
勝ちきれないということを強い方々に相談したとき、我慢の時期と報われる日は必ずあるという経験談を聞いたこともありましたが。本当にあるんですねぇ。その日が来た。ついに報われた…

実はずっと練習していたデッキを、やっぱり環境デッキであるロストギラティナに絶対勝てない!ってことで前日の夜、もう寝なきゃいけないようなギリギリの時間でロスギラに有利を取れるだろうデッキに変更したんです。
大事な大会本番直前、しかも初見構築。似たような構築のデッキは以前使ったことがあるとはいえ、そうはいっても全然違う。そんな状況もあってちゃんと回せるのか不安で仕方がなかった。でも、娘がそのデッキを選ぶ決めてになったのは、ポケカを初めてから知り合った、友達でありライバルである同い年の子。その子は先にS2で優勝していて、その時報告を聞いた僕は、「先越されちゃったね、悔しいね」なんて器の小さいこと言ったんですよ。そしたら娘氏は、「それでいいんだよ、ライバルなんだから。先に居て貰わないと!追いかけられないじゃん!」とか言うんですわ。それを聞いた瞬間、かっけぇ…って思いましたね。その後に出たオープンのS2の結果がボロボロだった時、僕は本当に悲しくなりました。ジュニアリーグに出せてあげたらもう少し結果は違ったかもしれない、思うように大会に出してあげられなくてごめんって言ったんですよ。そしたら「いろいろ準備してくれたり協力してくれたり、オープンでも出れる機会を用意してくれたりして感謝してるよ」なんて言われて泣きました。今思い出しても泣ける。
おっと脱線w
で、友達でありライバルの子とそのパパとリモートで調整していたところ、当日のデッキを提案してもらい、最終的にその子からの「このデッキいいと思う!」が一押しになって、練習してないけど使ってみせる!という自信にもなったみたい。結果、この選択が完全に正解だったんだ。
子供らが寝たあと、深夜2時くらいまでずっとパパとデッキの調整して、娘用にカスタマイズした魂の60枚で、夢をつかみ取りました。

良きライバル、良き友達、良きパパママ達に出会えたことが、娘にとっても僕にとっても宝物ですね。1人と1人の二人三脚じゃ絶対にたどり着けなかったと思う。この場を借りて感謝とお礼を申し上げます。

しかしですよ、この優勝で終わりじゃなく、むしろ始まり。
今シーズンのシティリーグは残り1回。最後にどれだけポイントが取れるか、順位の変動があるかでCSPでの世界大会権利に届くかどうかが決まります。ポイント争いの闇をかいくぐれるのか…
もしくは愛知・仙台・新潟の3回のCLとJCS。
この4回のチャンスのどこかで権利獲得ができるか。
本当の闘いはここから始まります。今回の優勝はスタートラインに立てただけだ。これからは、シティ優勝という経験と肩書を背負って、さらなる高見を目指す旅が始まります。果てしねぇ。

それでも、今回の優勝は本当に悲願を達成できた
競技ってこういう世界なんですね。
親のメンタルがもたない…

娘と約束していたことがあって。
シティ優勝か、CL4位以内か、JCS8位以内に入れたら
スマホ買ってあげるという約束。
年齢的にもそろそろ持ってもいいと思うし、世界大会を視野に入れるなら必須アイテムだと思うので、まぁモチベアップ込みで約束してました。
娘は約束を果たしたので、次は僕が果たす番です。
さて、何をどうやって渡すかなぁ。


最後に

優勝おめでとう!!!!!

よくがんばった!!!

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