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元気の出ないドリンク剤(最終回)ユニシロシリーズ(1分で読める小説)



私は元気の出ないドリンクを飲み颯爽と
会社に向かう。
会社に向かう道中、
会社で仕事をするのが何だかおっくうに
感じてきた。
…嫌だな〜会社に行くの…
と、弱気な気持ちが僕の体に、
のしかかってくる。

…これが元気が無くなるってことか?…
と、思いつつも仕事をする。
だが、私の仕事ぶり、態度を見て
女性社員が僕に微笑みを投げかけてくれる!
様な気がした。
明日もこのドリンク剤を飲んで出社しよう。
1ダースも買ってしまったのだか。

と、貧乏性の僕はドリンク剤を飲み続けた。
私の身体から元気と明るさは全く消えてしまう。
それどころか、会社にもいけ無くなった。
あの女性定員「病気にならない」
って言っていたけど、僕は病気になったでは無いか!
と怒りの気持ちが込み上げるが、
全く身体が動かない。何処にも行けない!
悲しい気持ちのまま、
このドリンク剤の注意書きを見た。
そのラベルには
「このドリンクは一ヶ月一本までです。
1ダースで一年分です」
と、表示されている!
読み落とした僕が馬鹿だった。
どうしよう、今後の生活。
一生暗い人生かも知れない。

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