(新)三つ子の魂百までも(3) 4 ボーン 2023年8月14日 19:42 3この事件が都市伝説になっていると聞いた僕は、ネットで調べてみた。……なるほど、沢山の書き込みがあるが、いまいち、真相が解らない。何故、男の人が居なくなるのか?警察も事件性があるかも知れないが、ただの失踪かも知れないので手が出せないみたいだ……でも私の勘では、ただの失踪では無い!もっと大きな事件だと感じている。もしかすると、大きな悪の組織が絡んでいるかまたは、口裂け女の様な妖怪の類いだ と、無責任に考えていた。これは裕美さんの担当分野かも知れない。だけど、私も探偵の端くれ、裕美さんだけには任せてはおけない、あの女刑事に真相を聞いてみよう。久しぶり、私の探偵魂に火が付いた。次の日の夕方、僕は警察署に急いで行った。岡光子刑事に会う為である。アポは昨日の内にとっておいた。今回は彼女とプライベートで会う予定である。この様に書くと、恋人同士に思われるかも知れない。……(続)三つ子の魂百までもを読んで頂くと私達の関係は解ると思います………警察署近くの喫茶店に岡光子さんに来てもらった。岡光子さんは、刑事と聞かなかっらモデルにしたいぐらいの綺麗な人だが、柔道は四段で並の男なら勝てない。もっとも、私も柔道四段である。柔道をすれば、私の方が強いのであるが、女性には気を使い、本気で戦った事は無く、いつも投げられてやっている。この気の優しい所が私の長所でもある。そんな事はさて置き、本題に入ろう私は、喫茶店に先に来て岡光子さんを待っていた。岡光子さんはショートヘアで薄い茶色が入っている。スーツを着こなし、普段からスカートは履かない。今日も地味目の紺色のスーツである。彼女が、おめかしする姿を想像してみた。きっと可愛いく綺麗であろう😍と思っている。「待ちましたか?」と、言って彼女は僕の対面に座った。「ええ、少し。何になさいますか?」と、僕は男として気を使う。「今日も暑いですね🥵冷たい物で、フルーツパフェにします。」と、メニューも見ずに決めていたみたいだ。少し世間話の後、僕は本題に入った。「今、ネットで注目を浴びている事件ですが、ラブホで男の人が居なくなる事件です。この街でもあったのですか?」「・・・(°▽°) 、あの事件の事ですね。詳しくは、解らないですが、事件かどうかも解らない。何か、調べているのですか?」と、逆に質問された。「何も依頼はされてはいないのですが、気になる事件なので、岡君に聞きたいと思ってきたのです。」と、少し先輩の雰囲気を出し、上から目線で言った。「まだ、事件としては扱ってはいないのですが、捜索願いは出ています。これ以上は言えないのですが・・・・」と、声が弱い。その時、フルーツパフェが届く。僕のはチョコレートパフェだ。「ネットでは、事件性があり、もしかしたら妖怪の仕業かも知れないと書いてありますね。また、宇宙人が拉致したとか?悪の組織が関わっているとか、もちろん噂の都市伝説ですが。」「妖怪とか宇宙人だったら尚更、捜査出来ないですよ」と、パフェを食べながら、素っ気無い返事だ。「そうですね。宇宙人とか妖怪が犯人だったら捕まえても、どうしようも無いですね。でも、何故ラブホに男だけ行くのでしょうか?週刊誌の記事では、自動車も財布も洋服も下着も全部置いて居なくなったと、書いてありましたが、男は全裸で何処かに行ったのですか?」と、チョコレートパフェを口に頬張りながら聞いたhttps://note.com/yagami12345/n/n501410eeb4fa ダウンロード copy #小説 #組織 #都市伝説 #妖怪 #幽霊 #霊能者 #売れないKindle作家 #正直者 #裕美 4 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート